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TS転生したから野球で無双する  作者: インスタント脳味噌汁大好き


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第223話 連勝

U-18W杯アジア予選で、日本代表は好発進をした。サウジアラビア戦15対0、カンボジア戦19対0、パキスタン戦37対0、インド戦25対0と4連勝。チーム安打数は100安打を越え、私は4試合で11発のホームランを打った。


……県予選では6割7割打っていて、甲子園でも5割6割打っている強豪校の4番を任されるような奴らが、県予選で出て来るピッチャー以下の相手に苦戦するはずも無かった。あと約1名、打率10割で長打率3超えとかいう頭のおかしい4番バッターが大暴れしているせいで、破壊力しかない打線になっている。


「今日からの2連戦は同じシード国のタイとマレーシアだけど、タイ相手でも苦戦はするか微妙そうだね」

「今日は苦戦するんじゃない?タイのエースの……ミントさんは最速133キロの左腕でしょ?」

「私を抑えられない以上、打線は止まらないよ。右の大砲の本城さんや大村さんは調子良いし、木製バットへの適応力もあるし」


今日の試合はナイターで、日本と同じく4連勝をしているタイとの対決だけど、負ける気がしないね。真凡ちゃんは3試合にスタメンで出て、18打数14安打の打率.778という成績だから、左投手相手でもスタメン起用があるかも。


真凡ちゃんがタイのエースの人の名前を言い淀んだのは、純粋に名前が長くて呼び辛いからだね。ミントさんは、単なるあだ名みたい。この人だけ跳び抜けて凄いから、もしかしたら日本代表の打線も抑えられるかもしれないけど、コントロールが安定しないから9回までは投げられない。


コントロールが悪いと、絶対に9イニングでは100球を超えるからね。球数制限があるから、跳び抜けて凄い投手がいても勝ち抜けない仕様にはなっている。


「それにしても、韓国が凄いわね。台湾相手に41対2って、やり過ぎじゃない?」

「U-18においてやり過ぎということは無いし、韓国は去年、本戦の予選ブロックで落ちた時の敗戦理由から打撃重視になったんだろうね。Aブロックの方は、韓国と中国が通過したと思っても良いかな」


U-18W杯で手が抜けない最大の理由は、この場が各国のプロ野球球団への売り込みの場でもあるからだ。例えば10点取って相手エースをマウンドから引きずり降ろした後、別の投手が出て来たとして、点差を理由にわざと凡退をしていたら、相手投手のアピールの場が無くなってしまう。


特に日本の球団に自身を売り込みたいという外国人はわりと多いので、アジア予選が日本で行なわれているのに日本が手を抜いて、アピールの場が潰されたら向こうの選手は怒る場合もある。


まあ、木製バットへの移行が上手く行ってなくて結果的に手を抜いたように見える場面は幾つかあったけど。Bブロックを抜けるのは日本と、タイかマレーシアのどちらかだろうね。



タイ戦 U18W杯日本代表 スターティングメンバー


1番 二塁手 赤石(山梨学園・3年)

2番 遊撃手 荻野(宝徳学園・2年)

3番 一塁手 広沢(統光学園・3年)

4番 中堅手 実松(湘東学園・2年)

5番 DH  本城(湘東学園・3年)

6番 右翼手 大村(大阪桐正・3年)

7番 左翼手 伊藤(湘東学園・2年)

8番 捕手  篠宮(宝徳学園・3年)

9番 三塁手 内河(履陰社・3年)

投手 伊東(統光学園・3年)



5戦目の今日は第2戦で1イニングだけ投げた友理さんが先発。藤波さんも大槻さんも、あっさりと100球以内での完投を成し遂げてしまったので、先発陣の休養日を多く取るためのスライド登板だね。


ローテ2番手の芳田さんだけは捕手の大橋さんの後逸が酷かったので途中で100球に到達してしまったけど、そこで友理さんがしっかり締めてくれたので今日の先発の座を勝ち取っている。私の出番は、第4戦まで全く無かった。


3連投が禁止だから、例えば第4戦で投げてしまうとタイとマレーシア相手に連続登板は出来ない。第3戦を大槻さんが完封した時点で、第4戦で私が登板する機会は失われた。国によっては本戦まで凄い投手を隠す国もあるし、タイ戦とマレーシア戦は万が一にも落とせないから仕方ないけど。


コイントスの結果、日本が先攻になったので1回表の最初の打席には赤石さんが立つ。真凡ちゃんの上位互換という訳じゃないけど、バットコントロールが上手くてパワーもあって、何より足が速いから真凡ちゃんの目指すべき目標の1人だね。


初回の攻撃は赤石さんがファーストゴロに倒れた後、裕香ちゃんがライト前へ運んでヒットを打ち、広沢さんもセンター前へのヒットで続いたのでワンナウトランナー1塁2塁。ここで私の打席を迎えるけど、勝負を避けられないというのは素直に嬉しく感じるね。


初球、130キロオーバーの直球をインに投げられるも、それを捉えてレフトスタンドまで弾き返す。金属バットより木製バットの方が飛ばないのは事実だし、芯の範囲も狭い以上、ホームランは出にくい。だけど木製バットでも芯で捉えれば、ちゃんと飛ぶ。


ひたすらスイングスピードを上げ、握力を鍛え、手首を鍛えた私にとって木製バットか否かは関係無い。金属バットから木製バットになると飛距離は1割ぐらい減るとよく言われるけど、160メートル飛ばしても140メートル飛ばしても、ホームランなことに変わりは無いんだよね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 毎日楽しく読んでます [気になる点] 真凡ちゃんの打席数が少ない気がします。 三試合スタメンで出てどの試合も20点以上とってるなら一試合8打席はあると思うので30打席ぐらいはあったのでは?…
[気になる点] 確かに打撃練習の時には10本連続でホームラン打ってる割に、試合で打ててない感ありますよね。 まぁ相手投手が意外と良かったのかもしれませんが。 予選は地方の強豪クラスの投手と書いてました…
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