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TS転生したから野球で無双する  作者: インスタント脳味噌汁大好き


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第156話 ファースト

総当たり戦の最終戦が始まり、1軍の先発は島谷さんが務める。統光学園打線を相手に、4回4失点と今一つだった島谷さんは、今日は気合いが入っている。



湘東学園 1軍 スターティングメンバー


1番 左翼手 伊藤真凡

2番 中堅手 勝本光月

3番 ニ塁手 木南聖

4番 三塁手 実松奏音

5番 一塁手 江渕智賀

6番 右翼手 中谷雅子

7番 捕手  梅村詩野

8番 遊撃手 熊川茉莉

9番 投手  島谷浩美



何だかんだ三島東高校への良いリベンジ機会ではあるし、野手は3年生を抜きだとほぼベストメンバーかな。ショートの熊川さんは、守備だけは良い。バッティングは伸びしろがありそうだし、鳥本姉妹の後釜として育てたい気持ちはある。


1軍試験がほぼバッティングだけで決まってしまっていたから、ファーストが本職って1年生は1軍に居ないんだよね。器用な子が多いから聖ちゃんや熊川さんに任せても良いけど、ファーストの背の高さが大きく変わると内野陣も困りそうだし、背の高い智賀ちゃんに任せてみる。


一応、ファーストの動きも叩き込んでいるし、送球を捕れないということは無いはず。練習試合だし、試してみたいことは試してみたいね。あと聖ちゃんはやっぱり、本職のセカンドに置く方が生き生きとしている。守備範囲の広い聖ちゃんがセカンドにいると、島谷さんも安心感が違うんじゃないかな。




(ヤバい1年生達が育ってんねぇ……。今の時期の1年投手相手に、うちの1番2番が連続三振かいな)


1回表。三島東高校の攻撃はツーアウトから3番が四球で出塁し、4番の上松が打席に入る。昨年、17点も取って大勝した時とは雲泥の差に驚く上松は、じっくりと島谷を見据える。


(合宿中に、自己最速を128キロに更新する左腕。セカンドにはどの球団も喉から手が出るほどの守備職人。こりゃ、カノンが抜けた後も神奈川はしばらく湘東学園を中心に回りそうやな)


初球、大きく外れるスクリューを見送った上松は、それが見せ球であると判断する。まだ島谷のスクリューは取得して日が浅く、コントロールし切れていない。しかし大きく変化する島谷のスクリューは、投げられただけで意識させられる。


実は島谷は一度、スクリューに挑戦したことがあった。結構な練習をして来ていたが、あまり変化をしないという理由で取得を断念して来た変化球だ。それが今回の合宿で得たアドバイスのお陰で、大きく変化するようになっていた。


(ま、でも所詮は1年坊やな。コントロールは、並みぐらいか。カウントを取りに行きたい場面で、4番相手に置きに来るのはあかんよ)


2球目、内にストライクを要求された島谷は、外してしまいカウント2-0となる。先ほどフォアボールでランナーを出してしまっていた島谷は、次の球を置きに行った。それを上松に狙われ、捉えられた結果、ライト方向への打球になる。


(押された!?いやでも、この飛距離なら……そっか、追い付くんか)


ライトへの大飛球となった球は、中谷が飛び込んで捕る。守備範囲が広い1年生に驚きつつ、上松はベンチへ戻った。




「ナイスキャッチ。よく落とさなかったね」

「いやー、合宿中に散々落とすなって矢城コーチにキレられまして……。捕れて良かったです」


初回の島谷さんの立ち上がりは上々。今日はコントロールの調子が良いそうで、詩野ちゃんのリードに応えられているみたい。そんな島谷さんを援護すべく、1回裏の攻撃は先頭バッターの真凡ちゃんがヒットを打つと、光月ちゃんがツーベースヒットを打ち、あっさりと先制。


さらに聖ちゃんがヒットを打って2点目が入り、私がツーベースヒットを打ったので初回から3点を先制。智賀ちゃんのセカンドゴロの間に3塁へ進塁すると、なかやんが犠牲フライを打ち、4対0と初回から大きく差が開いた。


……1年生2年生だけでオーダーを組むなら上位打線を重視すると御影監督は言ってたけど、この上位打線はヤバいね。詩野ちゃんよりかは、光月ちゃんを2番に置いた方が爆発力が上がるし、打線も繋がる。


少なくとも、真凡ちゃん光月ちゃん聖ちゃん3人で攻撃が終了することはそうは無いだろうね。大量のリードを貰った島谷さんは、2回と3回をピンチを迎えながらも無失点で切り抜け、3回裏終了時点で7対0と7点差になっていた。


しかし4回表に、上松さんにホームランを打たれると後続にも連打を浴びて3失点。今日は5回まで投げて貰うつもりだったけど、フォアボールで球数が嵩んでいたし、4回途中から智賀ちゃんを投入。私はファーストへ移り、サードには井原さんが入った。


上松さんは中に入ってしまったスクリューを、完璧に捉えていたよ。継投での登板となった智賀ちゃんは、島谷さんの出していたランナーを返してしまうも、その後はきっちりと抑えていた。


そして試合は8対5で、6回表を迎える。今日は2試合目の登板となる私がマウンドに上がり、ツーアウトランナー1塁3塁という場面でバッターボックスには上松さんを迎えた。

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