表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS転生したから野球で無双する  作者: インスタント脳味噌汁大好き


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

122/388

第109話 冬合宿

2学期の終業式の翌日から、冬合宿を開始する。大晦日と正月の休みを除いた2週間という期間で、朝から晩まで、練習がびっしりだ。内容の大体は私と御影監督が決めた。試しに私の合宿2日目のメニューを見ると、朝の5時15分起床となる。


5:15 起床

5:35 ストレッチ・ランニング5km

6:15 朝食

7:00 素振り・トスバッティング

8:50 塁間ダッシュ

9:30 マシン打撃

11:00 ストレッチ、クールダウン

11:30 昼食

12:30 ノック・全体での守備練習

16:00 間食

16:40 筋トレ

19:00 夕食

夕食後、各自規定の重りを持ってランニング5km、ストレッチ、クールダウン、入浴

21:00 勉強

23:00 就寝


なお各個人によって練習スケジュールが変わっているのは少人数チーム故の工夫となる。マシン打撃とか、待っている時間で素振りするのも勿体無いしね。これ、夜の勉強時間で真面目に勉強へ取り組める人はどれぐらいいるんだろう?


「……前時代的過ぎるでしょ」

「いや、前時代的ちゃうがな。しっかり各個人の限界を見極めて練習量を設定しとるし、新時代的と言って欲しいわ」


真凡ちゃんがボソッと声を漏らせば、御影監督が反論する。この人、わりと夏合宿の練習量に批判的だったけど、私が説得した結果、何か意識が変な方向に行ってしまったような気がするね。


「殺す気だ……監督は私達を殺す気だったんだよ」

「お姉ちゃん、死ぬ時は一緒に死のうね」

「練習で死んだ奴はおらんから安心せえ。そしてお前らはさっさと走りに行かんかい」


きゃー、と気の抜けるような叫び声を上げながら、さっさと走り出す鳥本姉妹。この2人も、中々に練習狂いだからこの量の練習量を普通にこなせそうだと信じている。


練習では初日から矢城コーチが鋭い打球を飛ばし、木製のバットでトスバッティングやマシン打撃をこなす。最初期は金属バットが恋しくなるほどみんな飛距離が出なかったけど、次第に芯で捉え始めるようになったから練習量は正義。


……3月8日の対外試合解禁日から、選抜までの間に、何試合か練習試合を組むことは出来る。その練習試合で金属バットを解禁することになるから、木製バットを振り続けた成果がどう転ぶかで打順は変える必要がある。基本的に、木製バットから金属バットへの移行はスムーズに出来ると思いたいけど、合わなくなってしまう人もいるかもしれない。


まあ、真凡ちゃんは木製バット一筋で試合に臨ませるけど。すでに優紀ちゃんや智賀ちゃんの変化球に、難なく対応しているからミート力は相当なものだ。ただし久美ちゃんのドロップカーブだけは打ち辛そうにしている。


真凡ちゃんの対左投手の打率は、あまり良くない。この合宿中、なるべく左投げの久美ちゃんと組み合わせて練習をしていくつもりだけど、悪化する恐れは十分にあるから慎重に克服させるつもりだ。


左投げを苦手にしているのは、真凡ちゃんと詩野ちゃんだ。右投手が相手の時はこの1番2番が上手く機能しているけど、左投手が相手の時は打順を離した方が良さそうだね。そういう時、2番に持ってくるのは久美ちゃんになるのかな。


鳥本姉妹のどちらかを2番に持って来ても良いんだけど、この双子、打順はくっつけていた方が良いという。1年生の頃、打順が離れていた時はあまり打てなかったみたい。実際に練習試合で、打順を離した時は打率が落ちるから信憑性はある。


2人ともバッティングは良いし、どちらかと言えば「くっつけた方が打率は上がる」と言った方が良いのかな。そういうわけで、真凡ちゃんの前の8番9番が定位置になりそう。


上位打線にチャンスで回すことを考えれば、9番は結構大事なバッターだ。プロ野球のチームでも、9番に投手を置かないチームがあったりするし、わりと好きな考え方でもある。純粋に、5番以降は打力順に並べた方が点は取れることは分かっているんだけどね。




「わりとみんな、元気そうだね?」

「半分ぐらい、屍になっているんだけど?」

「詩野ちゃんはこの中で1番元気そうだし、明日の練習量は増やそうか。

あ、私も増やすから安心してね」

「……うん、分かったよ」


合宿初日は、みんなある程度の元気を残してフィニッシュ。勉強中に寝始めたグループは叩き起こして、成績上位組が下位組を教える。初日が終わって1番元気そうなのは、詩野ちゃんだったので詩野ちゃんの練習は追加していこう。その分、私も増やすけど。


ちなみに、マネージャー組は練習量にドン引きである。私達は春合宿と夏合宿でわりと一歩も動けなくなる状態になれたし、今日の練習量は比較的少なかったから、慣れて来たのかもしれないけど、世間一般の感覚だと異常なんだろうな。


まあ、トレーニングはやり切っただけでも自信にはなるし、その自信は結構大事な要素でもある。試合で勝ち切るには、精神的な優位性も確保はしておいた方が良いし、今回の合宿はメンタル面でも重要な合宿だから脱落者は絶対に出さないつもりだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓にランキングタグを設置しました。ポチっと押して下さると作者が喜びます。
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ