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三人揃えば異世界成長促進剤~チート無し・スキル無し・魔法薄味~  作者: 森たん
第二章 第三節 ストライクバード

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27話 村長と二度目の交渉へ

後先考えず、どんどん投稿!

ブックマークありがとうございます!


「行ってきます」

「じゃ」


 二人は森に出かけた。

 ストライクバードの卵捕獲のために食糧準備だ。

 俺は村長とお話だよ。


 家で一人でいてもつまらんので、朝の散歩へ。

 歩くと頭がスッキリする。

 村をグルっと回って村長の家の前についた。


 時間に余裕があったので、ヨドさんとこに寄ってみる。


「おやいらっしゃい、肉はまだじゃぞ」

「いや~村長のとこに行くんだけど、時間あったから」

「ふむ、何しに行くんじゃ?」


 ヨドさんは察してくれたみたいで、話を聞いてくれた。


「――ふぉっふぉ、そりゃ大変だね。」

「気が重いっす~」

「リーダーの判断は正しいね、事前に説明しといたほうよいぞ。ど~せ難癖つけてくるからね」


 やっぱりそういうキャラが浸透してるんだな。


「ですよね~」

「しかしストライクバードのお。ここ何年かで随分価値が上がったもんじゃ。

 カネちゃんの魔法でどうにかなるとええの」

「まずは、交渉ですけどね」

「まぁがんばっといで」


 時間が来たのでシマーさん、サブさんと合流し、村長宅へ向かった。


 村長はいつも通りだった。いつも通り不機嫌だった。

 まぁそ~ゆうもんだって慣れれば大丈夫だ。


「で、今日はなんだ」


 ははは、相変わらず無愛想だ。

 ニヤニヤしたリーダーが話し始める。


「村長さんよ、ちょっとお願いがあるんだわ」

「ふん、このメンツ。ろくでもないことなんじゃろ」

「んなこたーねーよ。な~に簡単な話だ。

 次の王都出張の時にコイツら連れてってくれねぇかな」


 俺は肩を組まれた。


「なんじゃと?」

「王都に行ってみたいんだ~とよ」

「だめじゃ!」


 はぁ、やっぱりそうくるか。予想通り過ぎて笑えるぜ。


「は? なんでだよ? 別に連れてくぐらいいいじゃねぇか」

「連れてく理由がないわい」

「村長、彼らは魔法インクを購入したいそうです」


 参謀のサブさんからの援護射撃。


「あんな高額なもんを? それも無理じゃろ」

「ホールラビットの売り上げなら買えるだろ?」

「いくらで売れるかは行かねばわからん」


 村長とシマーさんでは会話が着地しそうになかった。

 しかし、二人には長い付き合いを感じるな。

 頑固おやじと、ドラ息子みたいだ。

 小気味いい会話で笑いそうになる。

 久々に新喜劇でもみたいな~。なんて緩んでる場合じゃなかった。集中集中!


「売り上げに関しては、ご提案があります」

「む」

「そろそろストライクバードの時期です」

「あんなもん博打じゃないか」

「彼らはストライクバード捕りの名手です」

「な、なんじゃと」

「彼らに協力を依頼しましたが、快く引き受けてくれました。

 ただ要望として王都に行ってみたいという願望がございました。

 協力していただく以上、ハンターサイドとしては彼らの王都同行を推薦いたします。ね、リーダー」

「んあ? お、おう、スイセンいたします」


 サブさんのしたたかな顔と、リーダーのニヤニヤ顔のコンビネーションもなかなかだな。

 チームワークを感じるぜ。


「っち、取れ高による。連れてゆくか判断はそれからじゃ!」

「おいおい、そりゃ厳しいぜ」


 ま、「イエス」がもらうのが理想だったけどこれで充分だろ。

 俺はそう判断して、切り出した。


「わかりました、それで構いません。」

「い、いいのかよ」

「ご無理言ってるのはこちらですからね。

 ちなみに村長、確認なんですけど、例えば大目に税を納めれば、

 追加して物品を買ってきていただくことは可能ですか?」


 こういうときは一旦話を別の角度にしてみよう。


「それは構わん。例えば子供が生まれた家では大目に物品が必要になる。

 そういう時は大目に納めてもらって、ワシが買い付けてきておる」

「なるほどなるほど、じゃぁ今度はリーダー」


 だらっとしてたリーダーは姿勢を起こした。


「ん、なんだ?」

「上手くストライクバード捕獲できた際の取り分ですが、二割から三割程頂きたいのですが」

「そ、そりゃ~かまわねぇが、半分ぐらいが妥当じゃねぇか?」

「それは取りすぎですよ、三割いただければ十分です」


 よし、話の下地は整った。 


「では、村長。私たちのストライクバードの取り分にですが、すべて村に寄付いたします」

「は?」「え?」「なんじゃと?」


 面喰ってるぜ。利益を度外視した営業マンの力、なめるなよ!


「村にはお世話になってますからね、お幾らになるかわかりませんが村の発展にご利用ください。

 まぁ、ちゃんと捕獲できればの話ですけどね、あっはっはっは。

 私たちとしては、魔法インクの購入と、可能であれば王都で見聞を広めることができれば十分ですので」 

 ふ、決まった。 


「ま、まぁ結果報告を楽しみにしておるわ」


 よし、面食らってるわ

 とにかく王都へ行くことと、魔法インクの購入を優先したので、羽振りが良くなっちゃったぜ!


「それじゃぁお暇しましょうか」

「あ、あぁ」

「では、結果わかり次第報告に伺いますね」


 村長宅を後にした。


 そして二人からは――


「いいのか? ストライクバードの売り上げだぜ?」

「卵一つで、相場次第では魔法インク三つは買えちゃうよ?」


 だってさ。


 魔法インク一つ十万とか言ってたな。

 てことは卵一個三十万円。うう~む、ちょっとやりすぎたか。

 言った後に後悔してきたよ……、小物だぜ。


 とりあえずは、ストライクバードの卵をゲットしなくては。

 あとは任せた!先生!

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