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清楚の皮を被った自己中メンヘラ美少女JKの冬柳さんと僕は上手く付き合って行けるのだろうか?  作者: ムラタカ


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第52話  妹

久豆流詩織の登場により、冬柳家にまつわる問題は大方解決した。

まぁ久豆流詩織が将来大勢し、久豆流グループのまとめ役、つまりは社長になったらの話なのだがそんな未来の話は今論じても仕方の無い事だろう。


今の僕達はたかだか学生で会社や家の未来なんてわからないのだから。

僕達に出来ることなんて精々高校を卒業した後、大学なんかの進学先を何処にするかとか進学しないならしないで就職するのかどうするかとかその程度だろう。

その選択だってあと1年猶予がある、ゆっくり考えればいいさ。


取り敢えず僕と冬柳さんに久豆流妹と冬柳母と言う意味の分からないカオスな組み合わせとなったこの謎の集まり。


話しが何処に着地するのかはまさに神のみぞ知ると言った所か?

ただそんな中で一番の変化はやはり冬柳さんのお母さんの変化だろう。

久豆流妹の登場が無かっても冬柳さんのお母さんは娘の意思を尊重するつもりだったっぽい。

その証拠に今日彼女は娘が一人暮らしする家にその事を伝えに来ていたっぽいのだから。

そして冬柳母はもう一つ伝えなければならない事が娘にあるらしい。


どうも母的にはそっちが本題らしい?



「その…雫…じつはね…」


「な…何よ改まって…」


「貴方に妹か弟が出来るかも知れないの!」


「はあ!?」


そう、もう一つの伝えなければならない事。

それは冬柳さんに妹ないし弟が出来るかもしれない事…らしい。


「ちよ?待って?どう言う事?」


「とうって言われても…お母さん今…妊娠してるかも知れないの…」


「はあ?」


「そのまだ分からないけどしてる可能性が…あるの!」


「は…?あ…!?…はぁ……」



冬柳さんは頭に手をやり心底疲れた顔をしていた。


「まぁ!娘さんですか?おめでとうございます!」


「あ…ありがとう詩織様、でもまだ何もわからないから…」


久豆流妹はなんかわからないがお祝いの言葉を送っている。

まぁ…めでたいことには変わりない?



「その雫…貴方の事でお父さんと話し合ってね…私はあの人の人としての優しさと誠実さ、親としての偉大さ…子を持つ父親としての格の違いを見せつけられたわ…子に親が一方的に何かを押し付けるのは子の成長を歪める…悪でしかない。

自由に意思を持って欲しいと願うなら一方的な躾は悪でしかない…その事を教えられたのよ…」


「そ…そう。」


「それでね…ええと…私はあの人に惚れ直したの…いえ、違うわね…お父さんの事を本当の意味で好きになったのよ!!だからね…そのね…」


冬柳さんの顔はなにやら複雑そうだ。

何とも形容しがたい微妙な顔をしている。


そりゃそうだ…今の冬柳母は何と言うか…子供に見せてはいけない顔をしている。 

端的に言えば…いえるか!!


兎に角僕は


「詩織ちゃん、向こうで僕と遊んでいようか!」


「え?私もここで親子の仲睦まじい姿をみていたいですが?」


「冬柳さんとずっと友達でいたいならここは僕の言う事を素直に聞いておくことをお勧めするよ?どう?」


「うーん…ここは雫さんに選ばれた唯一の殿方の指示を信じましょう!」



そんな大仰な言い方しなくても良いのになぁー。

単純に僕なら親のこんな姿…普通に見られたくないし見せたくない。

そこは冬柳さんも同じだろう。



「それで何をしますか?」


「うーん…ゲームでもする?」


「ゲームですか〜私結構強いですよ?」


「なんのゲームが得意なの?」


「よく友達とワイクラとかワシ森とかしますね〜」


「あはは…2人で出来るゲームがいいかな〜」


2つとも1人でやるタイプのゲームだ…。

いや、僕もやっていたら自分でクラフトしたステージを彼女に見せたり自分のアカウントで久豆流妹さんの作ったステージに参加とか出来るのかも知れないがやってないからなぁ…


「ならスタブラでもします〜?」


「おっ!良いね!」


そうして僕達は格ゲーに分類される大手その他ゲームのごちゃ混ぜ大型コラボ格ゲーをやる事になった。


「言っときますが私滅茶苦茶強いですよ~!」


等と言っているがこの手のセリフをほざく人種と言うのは得てして一つの王道を行くものだ。


「ふぇえ〜また負けた〜!!もっ一回!!もう一回ですぅ!!」



そう、滅茶苦茶弱いのだ。

まーやってるだけあり基本操作はしっかりしてるが使っているキャラは安定のバランス型。

そして戦い方は直情径行の猪スタイル。

こちらのフェイントやカウンターに吸い込まれる様に当たりわざと負けるにも一苦労するレベルだ。



「しょんなぁ〜どぉして勝てないのぉ〜」


「あはは…」


「笑ってないで教えて下さいよぉ〜!!」


「え〜とそれはね………」


「どうしたんですか…?」


「あ……あ……あぁ……」


僕はその時声にならない声しか出せなかった。

何故なら…何故ならば…。


ガシッ!!

「ひぃ!?ふっ冬柳しゃん!!?」


久豆流妹の肩をガシッっと掴みその背後からぬっと冬柳雫が現れたからだ。


「随分と楽しそうねぇ〜拓真?」


「ふあ……ふぁあはぁぁぁはあアあぁ……」


タクちゃん呼びではなく拓真呼び。

中々久しぶりだな…。

彼女がこうなったのも無理は無い。


最近大人しいから油断していた。

美少女と2人で楽しそうにゲームなんてしていたらそりゃこうなるよね…。


僕はこの後彼女から説教を受けるのだか…。


その内容については聞かないでおいてくれると助かるね。

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