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清楚の皮を被った自己中メンヘラ美少女JKの冬柳さんと僕は上手く付き合って行けるのだろうか?  作者: ムラタカ


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第51話  解決しちゃったよ!

久豆流詩織を伴い何故か3人で冬柳さんが一人暮するアパートへと向う。


久豆流さんは滅茶苦茶頭が良いらしいが話ていると普通に年相応の女の子で同年の友達と食べ歩きや買い物も行くし大学側の大人達からは可愛がられているみたいだ。

まぁあと見た目がとんでも無い美人なので中学男子から当たり前の様に告白されて困ってるらしく冬柳さんが彼女なりのアドバイスをしている。


「そんなものバジって振ればいいのよ!」


と、元も子もない撃墜法を述べていた。

しかし何故か…


「流石です!!」


…と、悩みを打ち明けた側は納得しているみたいでそれで良いなら悩みとしてはあまり気にしている程でも無かったみたいな?

まぁ久豆流妹に惚れたりなんだりした少年達には惜しみないエールを送りたくなるな、これは…。


そうして雑談しながら歩いているとあっという物で直ぐに冬柳さんの住むアパートに着いた。


「少し待ってて、今開けるわ」


そう言って鍵穴に鍵を挿す冬柳さん。

しかし…。


「………」


「どうしたの?」


「開いてるわ…」


「と…言う事は…」


「……はぁ…お母さんね…」


またあの人が来てるのか…

初めて会ってから随分たつけど怖い印象残ってしか無い。

美人とか顔立ちのいい人は怒ってたり不機嫌だったりすると普通の人より顔にもろに出る。

つまり特別怖く感じるのだ。


冬柳さんのお母さんだけあってその怖さと迫力は相当の物で冬柳さんである程度慣れていても大人の貫禄とか経験の差とか色々でとても克服できたり慣れたり出来る物ではないのだ。


正直…嫌だな。


「どうしたのですか?入らないのですか?」


「鍵が開いてるのよ、十中八九お母さんでしょうけ


ど泥棒の可能性もあるから一応は注意して」


冬柳さんはおっかなびっくりな感じでドアノブを捻りドアを開ける。


「………お母さんだわ…」


玄関に見慣れないけど上品な女性物の靴が置いてある。

間違いないだろう…冬柳さんの母親の物だ。


玄関からリビングに向かうと思った通りの人物がいた。


「あらおかえりなさい雫、お友達も来てるのね」


「えぇ…」


「あら、貴方は雫の彼氏さんだったかしら?」


「ど…どうも…真島拓真です。」


「ええ、存じ上げてるわ、雫を宜しくね」


「はい………?」



あれ?

おかしい?

前の印象から別れろ!お前に私の娘は相応しくない!

と言われるばかりだと思っていたが…なんか優しくないか!?


「それでもう1人いらっしゃるのね?え………えっ…!!!?」


「お久しぶりです冬柳のお母様、ご存知でしょうが私、久豆流詩織と申します」


「くくく久豆流っ…様!?何故久豆流様がここに!?」


「はい、私以前のレストランでの一見から冬柳雫さんの他者に飲まれないあり方に感銘を受け、是非ともお友達になりたいと思いまして」


「そそそそそうなの?雫!?」


「え…えぇ…彼女と友達になったわ」


「そ…それは良いわ!!とてもとてもいい事だわ!!はは…あはは」



ちょっと面白い…

あの頑固でわからず屋気質の教育ママ的存在の冬柳母がここまで狼狽えるとは…久豆流の名前は大人には絶大な効果があるみたいだ。


「彼女…将来的には久豆流のグループ会社を引き継いでそこのトップになるらしいわ、その暁には冬柳もそのグループの傘下に入れてくれるしいわよ?」


「ほ…ほんとうなのそれは?」


「はい、まぁ私が社長になったら…ですが兄よりは可能性が高いとおもいますよ?」


「あはは…ははは…あっ!ご、ごめんなさい…久豆流様誠にありがとうございます…なんとお礼を言えば…」


「まだ真に受けないで下さい、現状では子供の戯言程度の言葉ですから…ですがそうなれる様に私も努力は惜しみません」


「さ…左様ですが、私も冬柳様の夢を応援しますわ!」


冬柳母の目的は冬柳家の再建なんだとか言う。

僕は知らないけど冬柳家は昔それなりに名のしれた富豪だったのだとか?

しかし今は多少裕福程度の一般家庭レベルにまで落ち込みかつての威光は全く無いのだとか…。


冬柳母というよりそのお爺さん…祖父の代は富豪だった時代を取り戻したいらしくその娘と孫に口酸っぱく言ってるらしい。

久豆流は世界的地位を持つ富豪だ。

そこの傘下に入れるなら再建も夢では無くなるだろう。

冬柳お母様が必死に媚びるのも無理の無い話だ。


「それと…雫…今日は貴方に言う事があって来たのよ」


「私に…?」


「結果論だけど…もう久豆流創真さんとの縁談は破棄してくれていいし、今後も貴方に無理な縁談を持ちかけるつもりは無いわ…」


「詩織の登場で考え方が変わった…って訳じゃないのね?」


「詩織様よ!雫!」


「かまいませんよお母様、様つけなんてお友達らしくありませんから」


「左様ですか?なら…いいのですが」


「それでどう言う心境の変化なの?」


「…兼政さん…お父さんと話し合ってそう決めたのよ」


「お父さんと!?」


「ええ、お父さんに言われたのよ…娘を愛しているなら娘から自由を奪う事は辞めろって…ふふその通りだわ…私は自分が受けた苦しみは子供の貴方も等しく受ける義務があるとそれが親である私の義務だと決めつけてたのよ…」


「笑えない話ね」


「そうね、でもお父さんに言われて気づいたわ…私は自分の苦しみを貴方にも味あわせたかっただけ…こんなのは親のやることでは無い…冬柳の再建は私とお父さんで成すわ、だから貴方は自由に生きて良いわ」


「お母さん」


「うふふ、素晴らしい親子愛です!感動的です!

是非私にも手伝わせて下さい!!」


「詩織…」


「詩織様!」



なんだこれ…

全部まるっと解決しちゃったよ…。

なんかふわっと解決しちゃったよ!!

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