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清楚の皮を被った自己中メンヘラ美少女JKの冬柳さんと僕は上手く付き合って行けるのだろうか?  作者: ムラタカ


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第16話  冬柳Side2

あの日私は初めてふられると言う体験をした。

これまでは私がふる側だった。

サッカーのエース

バスケのエース

野球、テニス、陸上

いろんな競技で多数の女子から称賛を浴びている男子から告白をされた。

生徒会長、学院首位の成績を持つ男子生徒、何かしらの活動をしている高成績の男子。

そういった高い学歴と他者からの好感、人望を持つ人達からも告白をされて来た。

そんな恵まれた人達だけではなく、所謂ボッチとか陰キャと呼ばれる人達からも私はモテた。

友達もいなくていつも1人。

成績も下から数えた方が早く、顔も不細工。

所謂カースト下位の陰キャとされる男子からの告白も数多くされた。


カースト上位も下位も陽キャも陰キャも等しく私には価値がない。

他人の評価、称賛に価値なんて無い。

くだらない。


そんな表面的なモノに価値なんて無い。


私にとって告白とは、されたらフるのが常識で当たり前。

ましてや自分から誰かに告白なんて馬鹿らしいとさえ思う程だった。


だから生まれて初めて行った告白は私にとって相手に自分の処女を捧げるに等しい出来事でましてやふられるなんて発想すらなかった。


彼は私をふった。


桜田さんと浮気をしておいて、そのクセ言い訳ばかりして、挙句の果ては逆ギレして勢いに任せてこの私をふったんだ。


怒り狂った。

物に当たり散らした。

子供みたいに癇癪を起こして皆が綺麗、可愛いと褒められる事が当たり前の顔を涙と鼻水と汗とヨダレでめちゃくちゃにして私は荒れ狂った。


でも落ち着いて来たらある事に気付いた。

普通…私をフるとかあり得るのかと?


今まで私は誰にも振られた事がない。

振る事はあっても振られる側なんて回った事が無いんだ…。


でも彼はたかが勢い任せなんてくだらない理由で私をふった。

この私をふったんだ。


本当に何処までも何処までも彼は他の男子と違う…。


とことんまで私に興味がない。


もう一度言う。

私にとって告白とは処女を捧げるに等しい行為なんだ。

ならその告白そのものを無かった事にするのは何にあたる?

そんなの決まっている。

私にとって彼は処女を奪った挙句にやり捨てたクソ男に匹敵する行動をとったと言う訳だ。


精神的暴行。


そんな世間的には負け女の如く立場にまで彼はこの私を叩き落としたのだ。

屈辱、憎悪、怒り…そんな言葉ではこの気持ちはけっして言い表せない。

そんな物、端っこの奥に追いやっても良い。

私が感じた気持ちは単純な物だった。


快感だった。


身を裂かれる程の快感が私に去来した。


体が熱く火照り絶頂しそうになる。


彼は凄い。

絶対に絶対に!!他の男子と付き合ってもこうはいかない。

こんな世界が私の中にあったなんて…。

彼はいつも私に知らない世界を見せてくれる。


また…、彼と付き合っていける。

また、恋人として。


しかもこれからは周りの目を気にしなくて済む。 


私は佐渡君を裏切って裏でタクちゃんと浮気していたクソ女だって周りに知れ渡った。

一瞬過去のトラウマがフラッシュバックする。

嫉妬や妬み、逆恨みから孤立する事になった過去。

陰口を言われ後ろ指をさされた過去。


どうでも良い。

もうそんな物…どうだっていい。

これからはもう何も気にしない。


私は欲しいモノを手に入れた。

掛け替えのないモノを手に入れたんだ!

ソレに比べたら見栄や虚栄や地位なんて下らないものは捨ててしまえばいい。


気にする必要なんて無い。



私は自由なんだから。


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