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2015.08.29

 締切が過ぎ去って一気に気が抜けた感が。

 改定作業が続いているが、どうもグループ活動に重きを置きすぎたようだ。反省。

 改定に本腰入れようと思う。


『法月綸太郎の冒険』法月綸太郎著

『三毛猫ホームズの推理』赤川次郎著

『姑獲鳥の夏』京極夏彦著

『アメリカ人は嘆く われわれはどこまでバカか?』リック・シェンクマン著

『文章読本』向井敏著

『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』椎名誠著

『夏と花火と私の死体』乙一著


 二ヶ月余りの間に読んだ本。六月中は読書停止して執筆追い込みしてたから、七月と八月分。

 あんまり読んでないなぁ。

 それぞれ感想の如きがある事はあるんだけども、まぁいっか、という気分。とにかく著名な作家の本を一冊ずつでも片っ端から読んでいこうという試みなので、とりあえず数をこなす。


 『夏と花火とーー』は前評判で「すごいよ!」と聞いていたので、『イニシエーション・ラブ』の二の舞を踏んでしまった。どうも私は「いいよ!」と聞いていると多大な期待を抱いてしまって拍子抜けするらしい。名だたる文豪クラスを期待してしまうのかも知れない。


 読んだ感想を素直にぶっちゃけちまうと、「なんだよ、ファンタジーかよ、」だった。


 だが、これは当時16歳でしかなかった氏に対しての評価としては、ちょいと厳し過ぎると思っている。登場人物たちに対して、もっと冷酷に接しろとかいうのは、やっぱ酷だろうと思うし。高2病ともいうべきで、悪が勝つ的なというか、ルサンチマンとも言おうかで、多感な年ごろのセンチメンタリズムを押し殺せというのはやっぱ無理だよな、この年では、と考えを改めた次第だ。


『蠅』横光利一著


 この短編に見えるような、リアリズムというか、冷徹さ、非情さを求めてしまった。

 不条理が足りないというか、もっと徹底的に作者の態度が不条理礼讃だったらよかったのに、と残念に感じてしまった。

 この作品のケースでは、逆に警察の手が伸びていて逮捕は目前、という含みで終わるほうが冷酷なのだ。主人公も登場人物も、誰もかれもが袋小路である方が。一切の救いがない、という方がすがすがしかったのに、と思ってしまった。中途半端に兄妹ともう一人に都合がよくて興醒めだった、というべきか。書くと書かないとでは大違い、という事で、いつかバレるという含みが書かれているか、書かれていないかで、作品は微妙に変わるんだよなぁ。死刑宣告というか。欲しかったな、死刑宣告。

 ありとあらゆる事柄が無情の中で意味を無くして、っていうか。究極の不条理さ。


 まぁ、こういう感想を抱く奴の方が少ないんだろうけどなぁ。

 だけど、16歳でこの文章技巧ってのは、やっぱり才能なんだろうなぁ。羨ましい。


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