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2014.9.25

 最近、イラストを描くために「骨格」の勉強から始めた。

 と言っても本格的なことじゃなくて、せいぜいネットで検索して色々と記事を読んだり図解を眺めたり保存したりしてるだけだけど。(笑

 例えば、肩があるよね。肋骨と鎖骨と肩甲骨の重なり方ってのは、まるで知らないで描いていたんだよね。そこに僧帽筋と胸筋と首を支える幾つかの筋肉もあるわけで、それが骨とどう繋がってるかも解からなかった。まるで記号を覚えるみたいに、イラストや漫画の視覚情報だけで適当に描いていたわけだよ。

 それがどうってわけでもないんだけどさ。(笑


 背中のデカイ筋肉である僧帽筋、この下にはどんな筋肉があんのかなとかは、これはもう専門の医学書にでも当たらないとネットで調べる限界なのかなと感じたりもした。180cmの骨格標本とか人体模型ほしいなぁとか。

 構造がちょっとでも解かると、表皮レベルで「取るべきライン」が変わってくるんだよね。3Dでの理解というか。鎖骨って丸く弓型にカーブしてんだぜ? で、腕の骨と繋がってんだぜ? 肋骨の上に載っててさ。(笑

 もっと詳しく知りたい。鎖骨と肩甲骨はどっちが上になって腕の骨に繋がるんだろう。自分の肩とか鎖骨とか肩甲骨を指先でぐりぐりしながら確かめようとするんだけど、よく解からない。


 ところで、文章の書き方の本をまた購入して読んでいるんだけど、骨格をやりだしてちょっと理解が深まった。なぜか絵の勉強のつもりで始めた骨格の勉強が、小説の勉強にもなっている。

 いままでモヤモヤしてた部分がすっきりしてきたのだ。そう、たいそう苦手な「プロット」というヤツが。


 プロットというのは、骨格、つまり「外からは見えない内部構造」なわけだ。


 当たり前だ、とか言わないで欲しい。これがどうにも正確に把握が出来なかったんだから。(笑

 設計図だとか、計画書だとか、違うんだなぁ。物語の、文字通り「骨」なんだよ!


 まず、背骨が重要。頭蓋骨を乗っけて、背骨がまずあって、他の骨が繋がって、そこから筋肉が繋がって成長し、最後に皮が被さってんのが人体。

 すべて取っ払った頭蓋骨と背骨が「メッセージ」になる。そこに連なった他の肋骨だの骨盤だの大腿骨だので一通り揃った状態が「テーマ」で、これに筋肉組織がくっついて「プロット」になり、皮が「文章技巧」になる。


 書きたい事を一言で言い表せ、という。それが頭蓋骨。一言ってことは、一行以内。これは中心の核には違いないけど、例えばその状態のまま何日も放置して別のことをやってたら、「はて、何を書こうとしたんだっけ?」という具合に訳が分からなくなるレベルのメモ書き。頭蓋骨だけ描いてあって、どんなポーズかも表情かも思い出せない。(例:『勧善懲悪』)


 頭蓋骨を少し発展させて、背骨を付けた状態が「三行ほどで書いた要約」。アウトライン。この三行にはしかし、必要な事柄だけを簡潔に書かねばならない。事務報告のメールみたいなもの。(例:『旅に出て悪を倒し財宝を手に帰還する』⇒『育ててもらった恩返しに鬼退治を決めて、旅の仲間を途中途中で募りながら、敵の本拠へ攻め込んで戦い、鬼を退治して人々が奪われた財宝を奪還して帰還する。』)

 ここでは論文を書く要領で「序論」「本論」「結論」の形式で書くと混乱なく書ける。核心だけ注意して書く。横道へ逸れないように、奇を衒ったりは後回しで。


 骨格全部が揃った状態は、実は「枝葉を取っ払った物語の道筋」になる。(例:『都で暴れる鬼の話を聞いて、桃太郎は鬼退治を考える。旅の途中で仲間を作る、仲間はそれぞれ象徴の意味で「勇気」「智慧」「団結」など。鬼の島で一大決戦、盛り上げる。仲間にも活躍の場。鬼を退治して平和に。都で暴れた鬼は当然財宝を奪っているから、奪還する。都に返したら正直者には褒美。家に帰って、めでたしめでたし。』)


 これが骨格になり、続けて筋肉を盛りつける。(例:『鬼の話から始める? 主人公の紹介を始めにしたい、インパクト弱いからなんかイベントを・・・桃から生まれた事にしよう! おばあさんが川に行ったら上流から桃が流れてくる、それも抱えきれないほど大きい桃で。川に行った理由は洗濯にしよう、おじいさんは山にしよう、山と川で語呂がいい。桃は桃源郷の象徴で、桃太郎は天の遣わした英雄の意味。』)

 本来の起承転結とかはここに当たる。大まかな筋書きがもう出来上がっているから、一つ一つを丁寧に考える余裕が出来る。一つ一つ集中して、イベントという筋肉を増大させる。ひたすらパンプアップ。筋肉のカタチを整えていく。


 ラストに表皮を貼り付ける。文章の技巧的な工夫を考えて執筆。もう筋肉のパンプアップも充分だから、キレッキレのはずだ! ワセリンをしっかり擦り込んで、ポージング!(満面の笑みが基本)



 なんと、絵を描くためだった「骨格の勉強」から奇しくも「プロットの勉強」が出来てしまった。なにごとも基本が大事、理論から入ろうにもその理論が理解できなきゃ意味ないって事を学んだ。


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