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キャラ紹介・設定・番外編 等  作者: 安井優
キャラクター紹介(ネタバレ含む)
7/88

キャラクター裏設定 4

毒にも薬にもならない、キャラクターの裏話をこちらでご紹介します。

(4では、思い出の香り編からそれから編(最終章)に出てくるキャラクターを紹介します)


※ネタバレを一部含みます。

ネタバレが大丈夫だよ! という方、すでに完結まで読んだよ! という方はこちらを読むと、よりお話が楽しめるかな、と思います。

*アーサー

 名前の由来。

 アーサー・コナン・ドイル、アーサー王からいただきました。

 特に、アーサー・コナン・ドイルは小説家として有名ですが、お医者様としての一面もあり、お医者様のキャラクターにはいいかな、と思いお名前をちょうだいしています。

 アーサー王については、騎士団長を弟に持つ人物なので、兄もビッグネームからお名前を頂戴しよう、と思ったのがきっかけです。


 家族構成と生い立ち。

 シャルルの兄で、病院勤めのお医者さんです。武術の才がなく、その分頭脳に振り分けられた、という裏設定があります。(シャルルは兄と姉を見て育ったせいか、努力型の人間ですが、アーサーの場合、勉強に関しては天才型だったといえます)

 病気がちな母のため、医者の道を選択した過去がありますが、もともとの正義感も強いので、まさに天職だったといえます。彼女ができず、母親から心配される日々です。


 好きなもの。

 お酒。弱いのにお酒が好きです。

 ボードゲームやテーブルゲームが好きなのですが、本編には出てきません。


 その他。

 母が地主の娘、父が超有名な建築家だったので、お金持ち、というか……上流貴族の出身なわけですが、シャルルと同じく、現状に満足しない、というのはアーサーも同じでした。父亡き後、母の看病をしながら、自らが稼がなければ、と一生懸命に仕事に取り組んだ結果、今でも独身なので……アーサーの独り身は、ある意味名誉です。(……と言っておきます)



*ソティ

 名前の由来。

 勿忘草の属名「Myosotis」からいただきました。

 夫を亡くし、記憶を失くした設定と、その記憶を大切にしてほしい、というこの章のキーパーソンとなる人物だったので、いろいろ考えた末に、勿忘草にたどり着きました。

 ちなみに、夫の瞳のブルーは、勿忘草色です。(超余談)


 家族構成と生い立ち。

 小さな村ではありますが、その村の地主の娘として生まれました。ある意味、土地持ちなので元がお金持ちの家庭になります。弟が一人。今は、姉の代わりに村をおさめています。

 ソティ自身は、今の夫、シャルルの父となかば駆け落ちのように結婚し、貴族街に身を置きますが、その後、夫を亡くして、彼の記憶を失ってしまいました。

 マリアとの出会いで記憶を取り戻し、息子と暮らせる幸せを噛みしめて生きています。


 好きなもの。

 レース編み、刺繍、読書、香水、写真を眺めること。


 その他。

 シャルル達の母なので、実はとても賢いお方なのですが、本編ではうまく書けておりません。すみません。優しく、敏く、そして大変な美貌を持つ、まさにシャルル達の母です。



*エリー

 名前の由来。

 戦いと豊穣の女神、エリウからお名前をいただいています。

シャルルの姉、アーサーの妹、ということで、戦いの才、武の才を持つ女性にしようとお名前をいただきました。実際、本編にはお名前しか登場しておりません……。


 家族構成と生い立ち。

 三人兄弟の真ん中であり、長女として生まれました。運動能力が優れていて、剣技(剣さばきの美しさを競う競技)では、同年代の男の子たちを抑えてトップだったという謎の裏設定があります。今は、貴族の男の元へ嫁ぎ、東の国で暮らしています。


 好きなもの。

 兄と弟をからかうこと。お転婆娘です。


 その他。

 実際に登場させたかったのですが、登場させると収集がつかなくなるな、と思い、お名前とお手紙でのみ登場していただきました。



*グィファン

 名前の由来。

 楊貴妃のお名前、「玉環」(中国語読みで、Guifei)からいただきました。

 中国、とは言わないですが、アジア諸国の方から来た美しい女性、というキャラクターのイメージだったので、傾国の美女と揶揄される楊貴妃からお名前をそのままとってきています。


 家族構成と生い立ち。

 東の方の国では、かなり大きな地主の娘で、生まれたときからその美貌ゆえにいろいろと巻き込まれてしまった、という悲しい過去を持つ女性です。ある時、一人の青年と恋に落ちましたが、それもかなわず、国を亡命して、当時はまだ小さな旅の劇団、クレプス・コーロに拾われることになります。

 幼いころから教養としてしこまれてきた踊りと歌で、歌姫として一躍人気者に。


 好きなもの。

 お酒とキンモクセイの香り。恋愛話や色恋沙汰も大好きです。

 歌と踊りが何よりの生きがいです。


 その他。

 予期せぬ展開があり、急遽マリアに恋愛を指南してくれるキャラクターが必要だ、ということになったため、登場いただきました。思っていた以上にいろんなことを教えてくれました。

 もともとは、薔薇姫という設定があったので、ローザ、というお名前にしようかと思っていましたが、せっかくなら東洋風なお名前にしようと思い、落ち着きました。

 グィファンの生きざまに、女性の強さを感じていただければ幸いです。



*ヴァイオレット

 名前の由来。

 両親が、瞳の色が美しいパープルだったから、ということで名付けています。(というのが表向きの設定です)

 裏設定としては、スミレ(小さな幸せ、という花言葉を持ちます)の意味。

これは、マリアがユリ(聖母マリアの花としてうたわれることが多いです)、グィファンがバラ(薔薇姫の愛称を持ちます)、そして、ヴァイオレットのスミレの三つを合わせることで理想の女性を表すというちょっとしたお話があります。クレプス・コーロ編は、恋愛とともに、ある意味女性らしさ、みたいなものにフォーカスしたお話になっているので、そういう意味でもヴァイオレットはかかせない女の子です。


 家族構成と生い立ち。

 旅の一座、クレプス・コーロの座長とその妻の間に生まれた子供です。まだ幼いですが、旅の一座が大好きで、お客さんを呼び込むためのお手伝いをしています。母親やグィファンに教わりながら、占いについて勉強中。あたると評判です。


 好きなもの。

 魔法とか占い、おまじない、といったファンタジー的なものが大好きです。

 クレプス・コーロが大好きです。


 その他。

 クレプス・コーロ編を救う幼女キャラです。ある意味このお話のキーパーソンで、書いていてとても楽しかったキャラでした。

 トーレスとの関係については、個人的な趣味全開ですが……皆様のお好きなようにご想像いただければ幸いです(笑)



*ハラルド

 名前の由来。

 学芸員キュレーターであり、考古学者のハラルド・ゼーマンからお名前をいただきました。

 アイラのお見合い相手として、博物館の学芸員にしよう、と思っていたのでお名前をいただきましたが、最終的には古いもの好き、というご本人さんの職業柄な部分もいただいてしまいました。


 家族構成と生い立ち。

 一般家庭に育ち、一般的に育った青年です。(ある意味、調香師では珍しいですかね)奥手な人間で、もちろん色恋にも疎いタイプでしたが、アイラとお見合いをして一目ぼれ。健気に実直に頑張りました。

 昔から、古いものや博物館は大好きでした。


 好きなもの。

 骨董品。歴史を感じるもの。その人の年月とか、生きてきた証、みたいなものを感じることが好きです。


 その他。

 どうしても個人的にアイラを幸せにしたかったので、かなり頑張ってもらいました。

 アイラとは対照的な部分もかなりありますが、男性版マリア、という感じなので、ある意味では最もアイラと相性のいい相手になるよう、性格のバランスを考えたキャラです。

 くせっけがお気に入りです。

 ちなみに、骨董品が好きなので、珍しい商品が集まるアイラの商店も大好きです。



以上! 登場人物の超裏設定でした。


 ツイッターでもたくさんの素敵な考察をいただき、その考察の方が素敵だな、と思う設定も多くありまして……ちょっと恥ずかしさいっぱいですが……。

 知るとさらに、なるほど、と思えるようなお話もあるかもしれませんので、改めて、お楽しみいただけましたら幸いです!


 お付き合いいただきありがとうございました!

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