あらすじ
こちらは、「調香師は時を売る」の各章あらすじとなっております。
※一部本編のネタバレを含む可能性がありますので、ご了承ください。
◆はじまり編
マリアは森の中にポツンと佇むログハウスで、調香師として働いている。
騎士団の青年、ケイを『香り』で癒したことがきっかけで、不思議な縁ができ?
若手デザイナーのミュシャや、騎士団長のシャルル達との日常は緩やかに過ぎていくが……。
◆ガーデン・パレス編
王国一の植物園『ガーデン・パレス』で生活することになったマリア。
そこで出会ったリンネとの仲を深めていく一方、王妃様からの調香依頼は試練の連続で……。
リンネとの友情、王妃様からの依頼はいかに……?
◆王城編
無事に王妃様からの依頼を成し遂げたマリア。
しかし、その依頼はなんと王女、ディアーナの専属調香師としての試験だった?!
王城で勤めることになったマリアは、ディアーナ王女に香りのレッスンを始めるが……。
◆調香師との出会い パーキン編
王城での勤めを終えたマリアだが、『恋が叶う香り』を求める女性客でパルフ・メリエは大盛況。
そんな中、香水には興味のないはずのアイラが、突然パルフ・メリエを訪れて……?
◆調香師との出会い カントス編
北の町へと訪れたマリアは、そこで不思議な男、カントスと出会う。
彼は有名な芸術家であり、調香師であった。
カントスの香りに興味津々なマリアだったが、ある日突然、北の町にいたはずのカントスが現れて……?!
◆調香師との出会い クリスティ編
カントスからの紹介で、薬師であり、調香師であるクリスティのもとを訪れたマリア。
マリアは、クリスティから新たな調香や植物の知識を学び、夏休みを満喫する。
一方で、クリスティの体は、謎の病に蝕まれており……。
◆収穫祭編
王国最大のお祭り、収穫祭が幕を開ける。
クリスティの墓参りのため、東都へと訪れたマリア達。
収穫祭でミュシャは、マリアへの思いをついに告げることを決意し……。
◆西の国編
収穫祭も終わったある日、ケイが突然言い渡された指令は「西の国での人探し」。
トーレス第三王子の逃亡、その裏に潜む劣悪な陰謀から、果たして騎士団は自国を守りきれるか?!
そんな中、何故か、マリアはトーレスと出会い……?!
◆思い出の香り編
国を巻き込んだトーレスの壮大な家出事件を解決し、トーレスの思い出の香りまで再現したマリア。
そんなマリアに、シャルルから直々の調香依頼が。
「母親の失った記憶を蘇らせる香りを作ってほしい」
前代未聞な調香依頼に、マリアとシャルル一家が挑む?!
◆クレプス・コーロ編
パルフ・メリエに、今人気の旅の一座、クレプス・コーロの歌姫、グィファンが訪れる。
グィファンの調香依頼を受けたマリア。一時は香りを完成させるも、グィファンの歌と踊りに、自らの香りを作りなおすことを決意する。
果たして無事に、クレプス・コーロの舞台を香りで彩ることは出来るのか?
そして、マリアをとりまく恋模様にも変化が……!?
◆ミュシャの独立編
独立を目前にしたミュシャから、お店にぴったりな香りを作ってくれ、と調香依頼を受けたマリア。
そんなマリアのもとに、パーキンからも新商品開発の依頼が。
キングスコロンの新商品に触れ、新しい知見を得たマリアは、もっと新しい香りを作りたい、と自然と考えるようになる。
そして、ミュシャの仕事姿に、マリアも、仕事や将来のことに思いを馳せ……。
◆開花祭編
アイラの彼氏、ハラルドがマリアの店に訪れた。依頼の内容は「開花祭の日に、アイラへ贈る香りを作ってほしい」とのこと。
当然その依頼を引き受けたマリアだったが、日を分けてアイラも同じくハラルドへの香りを依頼しに訪れる……。
開花祭の日、好きな異性へプレゼントを贈ることは愛の告白をするようなもの。
そんな開花祭に向けて、マリアの周りも、マリア自身も!? 恋愛模様がついに動き出す――。
◆それから編
開花祭を無事に終え、マリアは新しい香りを作るため、王国中をまわる旅へ。
マリアは、独立したミュシャの店舗はもちろん、東都や港町、城下町に北の町と……王国の四季とともに様々な人や場所に触れることに。
調香師マリアが紡ぐ「香り」の物語、ついに最終章!




