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第十一話:【鋼】の魔王の実力

 プロケルたちが、【粘】と【邪】のダンジョンを攻略するために出発したあとアヴァロンの守護を任されたワイトは、静かに集中力を高めていた。

 敬愛する主であるプロケル、そして彼の愛する娘たちが負けるとは微塵も疑っていない。


 自分の役目は、プロケルが作り上げた街であるアヴァロンを守り抜くこと。

 大役だ。自分を信じているからこそプロケルはその役目を任せてくれた。

 絶対に期待を裏切るわけにはいかない。

 彼らの居場所を死んでも守るのだ。


「ワイト様、敵が来ました」


 ワイトのとなりにいた褐色の肌をした少女。ドワーフ・スミスが少し緊張が混じった声をあげる。彼女は、前回の戦いでもゴーレムたちを操り大活躍した。

 その功績が認められて防衛隊の副官を任されている。


 第二フロアにいるワイトには、水晶を使って敵の様子を見ることはできない。

 目の役割は、副官であるドワーフ・スミスに任せる。


 ドワーフ・スミスは自らが操るゴーレムたちと視覚共有ができる。彼女に逐一情報を伝えてもらうことで、適切な指示を出すことが可能になる。


 第一フロアは、【風】の魔王戦でも活躍した2kmの直線の洞窟、最奥に重機関銃を装備したミスリルゴーレムを配置したフロア……それにさまざまな工夫を加えた改良型。


「ふむ、レディ。敵の数はいかほどでしょうか?」

「十体ほどです」

「敵もこの程度で落とせるとは考えていない。斥候ですね。手の内を探りに来たと考えるのが妥当。お望みなら見せて差し上げましょう。攻撃開始の指示を」


 どんな小細工があるとしても、問題ないと判断して攻撃を指示する。

 ミスリルゴーレムがドワーフ・スミスの命令で重機関銃の引き金を引き無数の殺意の塊が吐き出される。

 こうして、戦いの幕は切って落とされた。


 ワイトの脳裏にプロケルの言葉が浮かんでくる。主の一言一言が宝石のような輝きを纏っている。

 主に託された戦術は無数にあった。

 今も心は主と共にある。自分の役目を十全に、いやそれ以上果たしてみせる。

 

 ◇


~【鋼】の魔王ザガン視点~


 まったく便りにならない連中だ。【鋼】の魔王ザガンは舌打ちをする。

【粘】と【邪】。二人の魔王を仲間にしたが、信じられないほどの役立たずだった。

【創造】の魔王ごときにいいようにやられて、臆病風に吹かれて自分のダンジョンに引き込もるだけ。

 結局は、自分一人で【創造】の魔王のダンジョンを制覇しないといけない。

 一応、【創造】の魔王に切り札級の魔物を使わせたことには感謝しないといけない。


 あの無能どものせいで、自らがダンジョン攻略に乗り出すはめになった。

 だが、不思議と嫌な気分じゃない。

 考えてみれば、やつの水晶をこの手で壊す。

 それはなかなか楽しそうだ。

【鋼】の魔王は自らの誓約の魔物である、リビングアーマーの上位種であるキリングアーマーの中に潜みつつ、口角を吊り上げる。


 リビングアーマー系統の魔物は、中身が空っぽの鎧で攻撃力と防御力に優れる。そんな魔物を纏う。さらに隣には、借り物の変動Aランクの魔物二体を並べていた。


 考えうるかぎりもっとも安全な状況

 臆病な彼は、ここまでしないと戦場になんて出られないのだ。


「モラクスの奴、僕にAランクの魔物を渡すなんて、なかなかやるじゃないか。使えない奴だったけど、【粘】よりはマシだったね。ふふふ、もぬけの殻になったダンジョン相手に、変動Aランク二体で攻める。圧倒的じゃないか!」


【鋼】の魔王はほくそ笑む。

 どう考えても負けるわけがない。

 ただ、【風】の魔王を蹂躙したミスリルゴーレムと巨大な筒状の武器には注意が必要だ。

 あれの突破のために作戦は練って来た。自らの頭脳が怖い。プロケルは突破されるなんて夢にも思っていないことだろう。


 まずは斥候を出す。

 いきなり、ミスリルゴーレム対策を披露するような愚は犯さない。

 対策を打たれていることを想定して、罠が仕掛けられているかもしれない。

 だからこそ、斥候を出して、【創造】の魔王が以前と同じ戦術をとることを確認する。


 虎は、羊を狩るにも全力を尽くす。隙は見せない。

 Dランクのリビングアーマーたちがかしゃかしゃと音を鳴らしながら、白い部屋からプロケルのダンジョンに進んでいく。これらはBランクのキリングアーマーを作り出したことで購入が可能になった魔物だ。

 失っても大して痛くない。


【鋼】の魔王は目を瞑った。

 表向きには、自らの能力は鉱石を生み出すことと、その加工と伝えているが、実はもう二つ能力がある。自分の手の内を全部晒す奴は馬鹿だという彼の考えのもと仲間にすら隠匿していた。


 一つ目は、自らが支配する無機物系の魔物と視覚情報を共有できること。

 一部の魔物はゴーレムと意識共有できるようだが、【鋼】のユニークスキルは対象範囲が圧倒的に広い。


 二つ目は、同一フロア内の無機物系魔物の防御力、魔法防御力の強化。

 ただでさえ、防御に優れている魔物がさらに硬くなる。その守りはもはや鉄壁。生半可な魔物の攻撃なんて一切受け付けない。


【鋼】の能力は最強の魔王に至る自分にはふさわしい能力だと【鋼】の魔王ザガンは考えていた。

 リビングアーマーがプロケルのダンジョンに入る。


「まったく、相も変わらず馬鹿の一つ覚え、程度が知れるな」


 そして、嘲笑。

 一本道、道の最奥にはミスリルゴーレムと筒状の武器。

【風】の魔王と戦ったときとまったく同じ仕掛け。

 これを見て、【鋼】の魔王ザガンは確信する。


 自分の戦略は確実に、【創造】の魔王を上回ったと。


 第一手からすでに、プロケルを上回っていた。奴は、圧倒的に有利な【鋼】陣営は守りに徹すると決めつけて、戦力すべてを攻めに回して裏をかいたつもりだろう。

 実際に自分の立てた作戦は、攻撃的なもの。攻められたらその情報を一瞬で共有し、無事な魔王が攻め入るという、絶妙な戦術。

 きっと、プロケルの奴は想像すらできていなかっただろう。


【邪】の魔王モラクスが、【鋼】陣営の作戦を読み切ってるだの言っていたが、あいつは魔物を一度に倒されてプロケルを過大評価していただけだ。まったく、【邪】はなんて臆病な奴なんだ。


 加えて、奴が頼りにしているミスリルゴーレムへの対策は万全。

 ここでも、【創造】を上回った。


 メダルのランク以外では、何一つ負けてない。この【戦争】に負けるわけがない。


 プロケルを倒したら、次は【風】を嵌めてやろう。

 Aランクであり、四大元素の【風】のメダルは自分にこそふさわしい。

 あのくそ女は生意気にも、同盟を断りやがった。水晶を砕いたあと、たっぷり可愛がってやる。

 水晶は一年後に砕かれても戻ってくるが、死ねばやり直しは効かない。殺すと脅せばどんなことも受け入れて、自分を楽しませてくれるはずだ。


「さて、そろそろ行こうか。僕の戦術を見せてやる!」


 彼が叫ぶと、前衛に居たスライムたちがもぞもぞと動き始めていた。

 一体の大人を丸呑みしそうな、薄緑色の巨大なスライムに、百体以上の犬ほどの大きさのスライムが居た。

 大型のスライムは、【粘】の魔王の誓約の魔物、Bランクのアシッドスライム。

 そして、小型のスライムは【粘】の魔王が購入可能になったDランクのグロースライムだ。


 アシッドスライムの特徴は、【衝撃吸収】。

 攻撃力がほとんどない代わりにAランクの魔物の攻撃すら余裕で耐えてしまう。

 加えて、強力な自己再生能力を持っていた。

 下位互換である、グロースライムも数段効果が落ちるとはいえ、同じ能力を持っている。


 作戦は極めて単純だ。

 まずはアシッドスライムが攻撃を耐えながら進む、そして弱ってきたらグロースライムを盾にし時間を稼ぎ、自己再生能力で回復する。

 アシッドスライムには、スライム種の体液を吸収する能力もある。

 盾にして砕かれたグロースライムの体を喰らって、圧倒的な速度で回復する。


 そして、距離を詰めれば酸の体でミスリルゴーレムと奴の武器を包み込む。

 ミスリルを溶かすことはできないが、武器のほうは無事ではすまない。

 武器さえ壊してしまえば、あとは簡単だ。ノロマのミスリルゴーレムなど恐れる必要はない。


 そして、予測では辿り着く必要すらないと考えていた。

 前の戦いの映像では、あの筒状の武器を休ませながら使っていた。おそらく連続使用には限界がある。


 さらに、遠距離武器である以上、弾には限りがあるはずだ。きっと、スライムたちが飲み込む前に、武器を使えなくなって木偶の棒になる。


 この作戦のために、【粘】にDPを渡して大量にグロースライムを作らせた。

 元を取らないといけない。


「【粘】がやられる前に、片付けないとね。まあ、プロケルの魔物に変動Aランクの魔物が倒せるとは思わないけど、【粘】なら、馬鹿なことをして自滅するかもしれないし」


 そうして、【粘】から借りたスライムたちを次々と、プロケルのダンジョンに送り込んでいた。

 

 ◇


 先頭を、巨大なアシッドスライムが這いずる。

 最低限の知恵があるようで、その液状のボディを可能な限り薄くして、姿勢を低くする。密度が高いゆえの限界もあるが、効率的な防御の手段だった。


 その背後には無数のグロースライム。同じように姿勢を低くする。

 彼らの頭の上を無数の弾丸が通りすぎていく。

 ミスリルゴーレムたちが一度射撃をやめる。

 固定されている銃口の角度を修正していた。ドワーフ・スミスの指示だ。

 しばらくして射撃が再開された。連射ではなく調整をしながら、一発ずつ単発での射撃が行われる。


 頭の上を通り過ぎていた弾丸がぎりぎりを掠めるようになり、やがて命中した。

 巨大なスライムの体が、大きく波打つ。ぶるんぶるんと。


 だが、それだけだ。体の中で弾丸は止まる。そして、這いずりながら前に進むと、ころんっと、12.7mm弾が排出された。

 全魔物の中でもトップクラスの物理攻撃に対する耐性が発揮されたのだ。

 スライム軍団を盾にした小型の無機質系の魔物を通して戦況を見ていた【鋼】の魔王ザガンは、ガッツポーズをしていた。


 やっぱりだ。こいつらなら耐えられる。

 銃の角度の調整が完全に終わったのか、再び掃射に切り替わる。

 魔物を通して、見ているにも関わらず【鋼】の魔王ザガンが震えてしまうほどの暴力の嵐。

 だが、アシッドスライムは、大きく体を震わせ、大量の弾丸を体に撃ち込まれながら、のしのしと進んでいく。

 ミスリルゴーレムの重機関銃は一秒間で十発弾丸を吐き出し、その一発一発が、Aランクの魔物の全力の一撃に匹敵する。

 本来なら、アシッドゴーレムの【衝撃吸収】をいずれ押し切れるはずだった。だが、低い姿勢のアシッドスライムには、三発に一発程度しか着弾しない。

 その低い命中率が、アシッドスライムを倒し切らせなかった。自己再生の暇を与える。


 それでも、少しずつダメージが溜まっていくが、ところどころでグロースライムたちが盾になり、アシッドスライムに回復の時間を与えるとともに、砕けた体は餌になる。

 すべては、【鋼】の魔王ザガンが予想した通りの展開で進んでいった。


「馬鹿な奴だ。ふふふ、一度晒した手が二度と通じるもんか。目立ちたいからって、調子に乗って余興に立候補するからこうなるんだ!」


 そして、ついに先にミスリルゴーレムの重機関銃が根をあげた。

 銃身にこもった熱でダメになったのだ。

 銃撃が止まる。


 その間にもアシッドスライムたちは、自己再生を続ける、ついには完全回復し終わり足を速めていく。

 もう、あの忌々しい遠距離攻撃は来ない。


「あの無能の【粘】も僕にかかれば有効活用できるんだ。さあ、僕の魔物たち、一気に攻めるぞ!」


 白い部屋に待機させていた魔物たちを一気になだれ込ませる。

 この勢いで水晶の部屋まで辿り着く。


【鋼】本人と、変動Aランクの魔物たちはしんがりだ。すべての魔物がダンジョンに入るまでは白い部屋から動かない。

【鋼】の支配する魔物たちがダンジョンに入っても銃撃は再開されなかった。


 完全にあの武器はお釈迦になったようだ。

 一応、ブラフの可能性があるので足の遅いスライムたちを追い抜きはしない。あいつらは大事な盾だ。

 間抜けな、【粘】の魔物にはちょうどいい役割。

 スライムを盾にして進んでいく。


 半分ほど進んだ時だった。それは突然やってきた。 

 突如、スライムたちを炎が包む。

 それも側面から。

 物理攻撃に強いが、熱にひどく弱いスライムたちはのたうちまわる。

 アシッドスライムは、グロースライムたちを自分にまとわりつかせてその炎を消そうとしたが、まったく炎は消えない。

 ほとんどない知性で、それでも理不尽さを感じながら、アシッドスライムは燃え尽きてしまった。


「これは、いったいどういうことだ!?」


【鋼】の魔王ザガンは叫ぶ。

 種は簡単だ。このどう見ても一直線にしか見えないフロア。だが、実際は壁にギリギリこゴーレムが隠れられるぐらいの深さの横穴が掘られており、無数のゴーレムたちが横穴に隠れ、さらに横穴は見破られないように隠蔽されていた。

 エルダー・ドワーフとドワーフ・スミスは一日一体、ゴーレムを作り続けていたおかげで、ゴーレムの数は十分すぎるほどアヴァロンには揃っていた。

 その手には、近接武器をはじめ、様々な状況に対応できる武器が用意されている。


 今動いたゴーレムたちがもっているのはグリフォン部隊の爆弾に使ったナパーム剤を流用して作った火炎放射器。だからこそ、グロースライムがまとわりついても、特殊な薬剤によって生まれた悪魔の炎は消えなかった。


 ミスリルゴーレムと重機関銃の攻撃が通用しないおそれがあるのは、高確率で衝撃吸収能力か、物理無効の能力を持った魔物たちだ。

 なら、そういった魔物への対抗手段をゴーレムに持たせて横穴に潜ませておき、死角から不意を打って屠ればいい。

 そして……。


「まて、これは、これはなんだ」


 ミスリルゴーレムの銃弾がやんだのは演技ではない。

 確かに、酷使した重機関銃は射撃不能な状態だった。

 だが……。


「新しいゴーレムが武器と一緒に現れただと!?」


 壊れたなら代わりを用意すればいいだけだ。

 ミスリルゴーレムと重火器のセットは、合計で六セット存在する。そして常に交代できるように準備してあった。


 なら、どうして今のいままで、交代しなかったのか?

 それは簡単。

 馬鹿が調子にのって、戦力を投入してくるのをワイトは辛抱強く待っていた。


 実を言うと、スライムの処理はもっと早くできた。

 だが、スライムを簡単に処理してしまっては、【鋼】の魔王は尻込みしてしまって戦力を出し渋っただろう。


 だからこそ、確実に大打撃を与えるまで堪えていたのだ。

 盾になるスライムはもういない。

 この一直線のダンジョンには、無数の獲物が並んでいる。


 新たに現れたミスリルゴーレムの重機関銃が火を噴く。

 秒間十発、音速の三倍近い速度で放たれる、12.7mmという超大口径の弾丸。人間に撃てば、穴が空くのではなく四散して原形が残らないと呼ばれるその攻撃は、パワー馬鹿のミスリルゴーレムの筋力補正がかかりさらに威力を増す。今まで無効にされていたその破壊力が、ようやくその真価を存分に発揮する。


【鋼】の魔王の魔物は無機質系の魔物が中心で硬い。だが、それ以上に重機関銃の攻撃力は圧倒的に高かった。

 硬質な音を立てて、次々と【鋼】の魔王の魔物が砕けていく。


「後退だ、後退するんだ」


 少しでも、被害を減らすために、【鋼】の魔王は叫ぶ。

 しかし……


「増えただと?」


 ミスリルゴーレムがもう一体現れた。もちろん手には重機関銃。最奥のさらに奥だから、となりのフロアから現れたのだろう。

 最初の一体の隣に並ぶ。攻撃はさらに激しくなる。単純に二つ銃が並べば攻撃力は二倍。

 圧倒的な速度で、【鋼】の魔物たちが殲滅されていく。彼が認識できたのはそこまでだった。もう、目になる魔物は残っていない。

 結局、ダンジョンに攻め込ませた魔物は一体たりとも戻ってこなかった。


「僕、の、作戦が、読まれていた」


 絞り出すように、絶望的な言葉を【鋼】の魔王は言葉を漏らす。

 プロケルの作戦の対策をしたつもりで、対策の対策をされたあげく罠に嵌められた。

 今の判断ミスで魔物の半分を失った。

 ここを突破するためのカードもない。

 どうすれば、どうすればいい。


 さきほどの高揚から一転、鉛を飲んだような絶望に襲われる。

 あきらめようとしたとき、隣にいる魔物が口を開いた。


 それは白虎型の魔物。

 筋肉質でがっしりとした体に、二つの鋭い牙。美しいプラチナと黒の体毛。

 高位の獣の魔物は知性を持ち会話すら可能だ。


「若造、お主の心をさきほどから覗いていた。お主が見ていた光景も把握している。でっ、お主はここを突破したいのか?」

「もちろん、だけど、あんな強い攻撃」

「ふむ、ならわしに任せてもらおうか。なかなか楽しい遊戯だ。これほどの前座があるなら、奥にはもっと、楽しめるものがあるかも知れぬ。愉快愉快。主から、面白い戦いができると聞いて参加したものの、退屈で死にそうだったが、これなら楽しめそうだ」


 それは、変動Aランクで生まれた魔物。

【邪】の親の魔物の中で随一の力を持つ存在だ。


「頼む、お願いだ。あいつをなんとかしてくれ」

「心得た。一応、お主は今のわしの主だしのう」


【鋼】はプライドをかなぐり捨てて、ただミスリルゴーレムを倒してくれと祈った。

 もう、彼には自分の戦術で勝つという余裕も、借り物の力で戦うことに対する羞恥も存在しなかった。 

 

 

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