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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生変革封神大戦編
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馬元の見えない攻撃??

ナタクは竜吉公主の助けを借りて羅宣と劉環を倒した。


そして黄天下にも更なる追手が迫っていた。


俺は黄天下


どうやら俺を追って来ているのは二人だったようだな?

姜子牙とナタクは無事なのだろうか?


「とにかく逃げ切るか、それとも返り討ちにするかだけど・・・」


恐らく奴らは第五仙血。

今の俺じゃあ勝ち目はない。

だから、俺は走りながら燃え盛る杭(火竜鏢)を投げつけると、地面に当たって炎が噴き出して足止めをした。


「よし!」


カミシニは基本、相手の気を探れない。

よほど近づかなければ、同種の臭いを嗅ぎ付け人間と区別出来ないのだ。

又は血の同調で感じる事もあるが、落ち着いていれば全く探れない。

完全に奴らは俺を見失ったのだ。

一方が逆方向へと向かうと、もう一人がこちらの方へと近付く。

手分けして探しているようだな?

俺は息を潜めて、そのままやり過ごそうとする。


「!!」


その時、俺は嫌な予感がした。

俺はその場から飛び出して振り向くと、今いた場所が見えない何かに圧し潰されたのだ。

もう少し遅ければ、巻き添えになっていたに違いない。


「どうやら勘付いていやがったか!」


「ふふふ。お前の首を持ち帰り、褒美を貰い受けるに山分けは不服なんでな」


「強気だな?もう俺に勝った気か?」


「小者が強がるなよ、小僧」


「小僧ではない!俺は黄天下!いずれこの国を統治する真王になる男だ!」


「王だと?大口吐かすな。お前はこの俺、馬元ばげん様に喰われる餌に過ぎんのだ」



すると黄天下は飛び出すと同時に拳が深紅に染まり、炎が発火する。


「血炎の闘撃!」



対して馬元は冷静に掌を前に出すと、巧みな防御で全ての攻撃を受け流した。


「く、くそぉ、ウガッ!」


その時、俺は無防備に顔面に強打を受けた衝撃を受けて蹌踉めいた。


「な、何ぃ!?」



いつ攻撃を受けた?

全く攻撃が見えなかったぞ?

何をされた?俺?


「フフフ」


不敵に笑う馬元は間違いなく何かした。

はず?奴は防戦一方だったはずなのに、俺の連続攻撃の中を掻い潜り俺の顔面を攻撃した。


「分からないなら、もう一度見極めるまでだ!」



俺は再び、攻撃を仕掛ける。

今度は身過ごさない。

必ずネタを見つけてやる!


「ぶはぁ!」


突然、顔面に強打を受けて鼻血が噴き出すと、堪らずに蹌踉めきながら後退し驚愕した。

全く何が分からなかった。

気付いたら攻撃を受けたのだ。


「ふふふ。今度は手加減せずにお前の首を落としてやろうか?ぬふふふ」


「!!」



一歩近付く馬元に俺は退く。

何が起きたか分からないまま不用意に接近されたら、今度は本当に俺の頭が足下に落とされるかもしれん。警戒せねば!

奴の見えない攻撃を何とか防がないと、マジにヤラレルぞ。


「!!」


み、見えない攻撃?まさか!!


「さて、くたばれ!」


馬元の攻撃に俺は拳の炎を噴出させると、突如穴が空いたかのように抜けて俺に向けて圧迫感が迫った。


「うぉお!?」


咄嗟に避けると、その場が陥没して爆風を起こした。


「やはりそうか!お前、見えない攻撃を、何か透明にして俺に攻撃をしているのだな!」



その問いに馬元は素直に答える。


「ふふふ。見抜いたか?しかしそれが分かったところで何が出来ると言うのだ?」



すると馬元は両手から血を伸ばして練り始めると、目の前から手品のようにして消して見せたのだ。


「あはは。俺はな?俺の血から色素を消せる得意体質なのだ。そして、この特技が俺を強くさせた」



掌を刀のように振り下ろすと、見えない斬撃が地面を削りながら俺に迫る。


「ぐわぁあ!」



辛うじて躱すも、今度は見えない血弾が直撃して気付いた時には胸から血が溢れ出していた。

馬元は俺に気付かれないように手の中で血を練り、透明にさせながら攻撃していたに違いない。


「うぐぅ」


「容易いな。まぁ、お前を殺した褒美で俺は妓楼三昧に明け暮れよう」


と、吐かしたその直後!


「!!」



まるで巨大な隕石が迫るような圧迫感が目の前に接近し、咄嗟に両腕を出して防御していた。


「お、おまぇ!」


「お喋り好きな奴には拳で黙らせてやるよ」



俺の拳から放つ拳圧に、馬元は本能的に両腕で掴んで防いでいた。

しかしそれは俺の作戦、奴の両腕を防いだ事で馬元もまた見えない攻撃が出せずにいた。


「お前、それで俺の攻撃を防いだつもりか?それではお前も攻撃出来まい?」


「そうかぁよ?」



俺は馬元の両腕を掴みながら勢いよく頭突きを食らわせ、さらに膝蹴りを当てた。


「ぐほぉーー!」


吐血し、受けた衝撃に蹌踉めく馬元は、悔しそうな顔で睨むと、


「まさか、こんな単純な策で・・・」


「単純こそ近道だ!」


「だが、残念だったな?お前は俺の攻撃から身を守るために、お前もまた両腕を使えない事が敗因だぞ?俺が簡単にネタばらしした理由は、この為だ!」


「えっ?」



その時、俺は馬元の後頭部が割れて、そこからもう一本の腕が伸びて来た事に驚愕した。

しかも両手は塞がり、完全に無防備になった状態で、


「蠍の手槍!」



俺の顔面に向けて突き出されて手刀。

完全に無謀日状態での攻撃になすすべが無くなった時、俺は思考した。

俺に出来る事、俺が特出するのは、そう!父上から受け継いだ腕だ!


「うぉらぁあ!」


力任せに右腕を


「完全に押さえているのだ。逃げられると思う・・・なぁあんん??」


「握!」



その右腕の強さは桁違いだった。

握られた指は掴んだまま馬元の腕に重く強く食い込む。

そして逆らう事を許さない右腕に馬元は体勢を崩され、寸前で俺に迫る手刀が逸れた。


「俺は天下の真王になるのだぁー!」



雄叫びと共に握る拳は、馬元の腕を圧し折り、更に俺の強き意思に同調すると真っ赤に染まっていく。


「そ、それはぁああえ」



肩から拳の甲に向けて龍の紋様が浮かび上がった時、その拳は突き出された。


「倶利伽羅の血拳!」


「アッ!!」



馬元は突風が抜けるような感覚があった。

恐る恐る自分の状態を見ると、身体に風穴を開けて、塵となりながら形が崩れ落ちていく。



「お前如きが、倶利伽羅の力を使うなんて身の程知らずよ、真の王はお前のような紛い物では、な、なぃぞ」



そして馬元は消え去ったのだ。


同時に俺は気付いていた。

無意識に使っていた父上の暴れるような余りある力を、気付けば俺は使い熟し、今の倶利伽羅の力をも意識して出す事が出来ていたのだ。



「真の倶利伽羅の王も、俺の王道の前を阻むのなら、この拳で突き通すまでだ!そのために姜子牙、俺にはお前が必要だ。だから絶対に生きていろよ!」




その足で俺は姜子牙とナタクと別れた方へと引き返した。


次回予告


姜子牙、黄天下、ナタクは再び危機を乗り越えて合流出来た。


しかし、そこに新たな脅威が??


法子「なんかせわしないわね~」

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