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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生変革封神大戦編
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託された右腕!燃える魂の業火!

姜子牙と黄天化は新生殷国に侵入するために門番を相手に挑む。


しかし相手は格上の第四仙血であった。


私は姜子牙だ!


私と黄天下は門番である韓昇カンショウ韓変かんへんを相手に強行突破を試みたのだが、完全に計算違いだった。


「コイツら第四仙血なのか??」



戦ってみて気付いた。

カミシニの血には上位種を相手にする場合、本能的に拒否反応が血を廻る。

私と黄天下は良くて第三仙血レベル。

私らの血が拒む理由は相手が私ら以上である証拠だった。



「本来なら同等の連中と戦歴上げて力を付けていくつもりだったが、計算が狂ったな・・・」



正直、今の我らでは二人で一人を倒せるかどうか?

万が一、第四仙血とやり合う場合は二人がかりのつもりだった。

それが初っ端から二人相手とは。



「またしても雑魚か。己の力量も分からずに俺達兄弟に殺されるために残念だったな?」


「そう言うな韓昇カンショウよ。コイツらは第三仙血だぞ?己の血に覚醒したばかりで勘違いしたに過ぎない。この先、この扉の先には第四仙血以上でなければ入る事は叶わずって法律が新たに出来た事を知らぬ田舎者だろう」



それは確かに初耳だった。

この先にある新生殷国の真王と呼ばれる紂王が新たに定めた法に、第四仙血以上の力を持たずして国に入る事を許さない。

そして今、第三仙血の実力者達は死にものぐるいで第四仙血へ進化するために足掻き、己を高めていると言うのだ。

そして紂王の血を受けられ従属すると。



「どうだ?お前達、力を得るためにカミシニの儀式を受けるか?」


「儀式だと?」


「紂王様の血を受けた者は従属すると引き換えに強制進化を得られるのだ」


「とんだ反則技だな?」



力を得られる代わりに血の呪縛。

従属した者は決して逆らえずに、死ねと言われたら簡単に殺されるのだ。

この韓昇カンショウ韓変かんへんも、

その血を受けて第三仙血から進化したと言うのか?


「嫌なこった!パンナコッタ!」



私と黄天下は戦う事を決意した。

目の前にいる第四仙血の韓昇カンショウ韓変かんへんを倒してでも!


「うぉおおお!俺の血中濃度よ!限界まで俺の中で深まれ!」



黄天下が飛び出すと、その拳が赤く染まり炎が噴き出す。


「死に急ぐか!ならば殺してやろう」



韓昇カンショウの動きは完全に黄天下の攻撃を見切っていた。軽々と繰り出す拳を躱して、蹴りを顔面に繰り出して後ずさりした所に追撃の手刀を突き出した時だった。


「!!」



韓昇カンショウの手刀が黄天下の振り回した右腕に弾かれたのだ。


「ぐぅう!」


韓昇カンショウは弾かれた威力に腕を痺れさせ、後退りしながら黄天下を見る。



「な、何だ?今のは?お前、何をした?何なんだ?お前は!」



確実に黄天下の顔面を貫く一撃だった。

躱すなど出来ない。受け身を取ろうと、逆に防御した腕をへし折る威力はあったと自負していたはずなのに。

しかし驚いていたのは黄天下の方も同じであった。

正直、防御出来ずに死を覚悟したはずだった。

なのに寸前、無意識に腕が跳ね上がって韓昇カンショウの手刀を弾いたのだ。


「ま、まさか?」


すると怒りに飛びかかって来た韓昇カンショウに黄天下は拳を握り、今度は力任せに殴りつけたその時!


「ぐっはぁああ!」


その拳圧が韓昇カンショウを弾き飛ばしたのだ。

凄まじい威力に韓昇カンショウは全身を転げながら地面に落下する。


「うぅぅ」


そして顔を見上げながら黄天下を冷静になった時に気付いたのだ。


「お、お前のその右腕?何だ?その右腕から異常な力を感じるぞ?アンバランスな力が右腕から感じる?」



そして黄天下も気付いたのだ。


「お、俺の右腕?」



その右腕は父親である黄飛虎から引き継いだ遺産。

この右腕は失った黄天下の腕を再生させただけでなく、黄飛虎の力がまだ満ちていたのだ。



「お、俺!父上に助けてばかりだ。この右腕に恥じない強さを俺は掴んでみせる。俺は強くなるぞ!」



黄天下は第三血の力で、その右腕にのみ第六仙血の力を持ったのだ。


「奇妙な男だ!だが、動きも力も、その右腕のみ当たらなければ雑魚は雑魚!恐れることはない。それでも油断は出来ぬ。俺も本気で行かせてもらうぞ!」



韓昇カンショウは掌から血を噴き出させて武器を構成させると、風車のような武器を持つ。


「万刃車・焔」



風車が回転し渦を巻くと、カミシニの障気を混ぜた炎が噴き出して黄天下を襲ったのだ。


「うわぁあああ!」



炎に包まれながら、飛び出すように脱出すると、

転げながら手に浮かべた血液が宙に浮かび武器と化す。


「俺にも飛び道具はあるんだぜ!」



それは火竜ひょうと呼ばれる燃えながら飛ばす手裏剣の一種。

姜子牙が黄天下と旅に出る際にお互いを知る上で力比べし、そこで接近戦にのみ頼る黄天下に注意をし、強くなるために、生き残るためにと渡した武器なのだ。

最初は使う事を拒否していたが、思っていたより武器との相性がよく、今では完全に使いこなしていた。


「フン!ハァー!セぇい!」



黄天下の拳に合わせて飛行する火竜鏢(かりゅうひょうが自在に軌道を変えて飛び回り、韓昇カンショウに向かって攻撃をする。


「そのような玩具で何が出来る!燃え盛り業火となって塵とせよ!万刃車・焔」



燃え下がる業火が更に激しくなると、接近する韓昇カンショウが近付く前に熔けて消えた。

業火は生き物のように黄天下に向かって伸びて行き、逃げ場ないように飲み込んでしまった。



「あはははは!跡形も残るまい?これで一匹片付けたぞ」


が、その業火から異様な力を感じた。


「まさか!?」



業火の中から飛び出して来た黄天下がその拳を振り上げて間合いに入る。



「お前の右腕にだけ意識すれば容易い!当たらなければ問題ないのだ!」


「なら当たるようにするよ!」


「!!」



直後、背後から衝撃が走る。

背中に何かが突き刺さり、血が噴き出す。

突き刺さったのは消滅したと思われた火竜鏢(かりゅうひょうだった。

黄天下の操る火竜鏢(かりゅうひょうは消滅してのではなく視界から消えるように軌道を変えて上昇し、曲がり曲がって背後から韓昇カンショウの背中に命中したのだ。

そこに狙いを付けた拳が繰り出される。



「この拳!父上の形見とその名を付けよう。黄虎の焔拳」


「ぐ、ぐぅわぁああ!」



燃え盛る虎が噛み付き、牙を立てるように韓昇カンショウの首から胸を抉り取り、業火にのみこんだのだ。


「ウォおおおおおお!」



雄叫びを上げて勝利を胸に拳を突出す黄天下は、確実に成長していた。




場所は変わる事、目の前に立つ韓変かんへんと対峙する姜子牙。



そしてこの私も負けてはいられない。


私と韓変かんへんの戦いをとくと見よ!



次回予告


黄天化の勝利に続くか?


姜子牙もまた限界を超えて戦う。



法子「頑張れ!男の子~」

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