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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生変革封神大戦編
512/713

再結成?災血清?九竜島の四聖!


姜子牙が澠池メンチ城での戦いを終えた頃、ここでは?

お、俺は王魔


かつて仙界大戦を生き抜いた英雄。

けれど天界の討伐連中から消息を隠すために、あちらこちらと移動を繰り返しているうちに、俺を追っていた金吒きんたと竜吉公主と共に何者かの手によって時の結界に封じ込められてしまっていた。

いや?その者の正体には気付いていた。

西王母だ!

あの女、俺を舐めやがって!



俺は法子なる人間の娘の介入によって、時の結界から抜け出られた。

これで自由だと思っていた矢先に、何なのだ?地上界は覇王エデンなる世界を震撼させるほどの化け物に支配され、俺も何度と蛇神相手に戦い、逃げて、そして生き抜いた。



これで本当に自由だと思ったら、今度は何?カミシニ?

奴らは神力が通用しない化け物がゴロゴロと現れるのだからな。

地上界にいた俺は何度も追われては命を狙われ、そして死線をくぐり抜けては泥をすすり、今日まで生きて来た。


「マジに地獄だぁ〜これ!」



このままでは、いずれ死ぬわ。

そんな時、俺の臭いを嗅ぎつけたカミシニ共が再び襲って来たのだ。

正直、腕は立つ。

俺は強いと信じていた。

にもかかわらず、カミシニ相手には赤子をひねるように敗れた。


「もう、駄目か?駄目なのか?こんちくしょう!!」



そう諦めた時、襲い掛かって来たカミシニの連中が目の前で八つ裂きにされたのだ。

しかもカミシニ同士で?

まさかの同士討ちか?それとも仲間割れ?

どちらにしても次は俺なのだろ?

どうせ俺なんかもう先がない人生。

これから先、逃げて逃げて逃げまくるしかない生き方しかないなら、もうこんな生き様、晒したくない。

そう諦めた時、新たに現れたカミシニ達が俺の前で立ち止まったのだ。


「無様だな?王魔」



えっ?俺の名を呼んだだと?

俺は恐る恐るそいつの足下から胸、顔へと見上げた時に、口が開いたまま目を丸くした。



「お、お前はまさか李興覇り こうはか?」


「ふふふ。コイツらもいるぞ」


「えっ?」


すると他に二人のカミシニが現れ、ソイツらの顔にも見覚えがあった。

この三人は、かつて仙界大戦で共に仲間として戦った同士。

「九竜島の四聖」と呼ばれていた。


しかしこいつらは死んだはず?

間違いなく俺抜かして死んだはず?


「お前達、生きていたのか?」


その問いに、楊森よう しんは答えた。


「俺達は死んだよ。間違いなく封神されて、この魂は消えた。それが何でか知らんが新たな肉体を手に入れて甦ったのだ!カミシニとしてな!」


「何だってぇ〜??」



信じられない話に思えたが、俺は今日までに幾度とカミシニ達から身を潜めて来ていたから分かる。俺を襲うカミシニの中には、かつて仙界大戦で戦死した連中に似た奴らを何人も目の当たりにしたから。


「やはりカミシニとは?」


「そうだ!お前と俺達が生き抜いた仙界大戦の再戦だぁ!俺達はお前を迎えに来てやったのだ。再び俺達と共に戦おう」



その言葉に胸が躍る。

が、しかし諦めざまに首を振った。


「残念だが、今の俺では足手まとい。お前らと肩を並べられないぜ。へへへ」


すると高友乾こう ゆうけんが俺に告げた。


「ならお前も俺達と同じになればよい。お前もカミシニとなるのだ」


「お、俺がカミシニに?なれるのか?俺はお前たちと同じに?」


「あぁ!なれるとも!」



俺の死んだような目に生気が漲る。


「なら俺をカミシニにしてくれぇー!」


俺は両腕を広げて求めた。


「よく言った!」



すると楊森よう しん高友乾こう ゆうけん李興覇り こうはは俺に向かって飛び付き、その牙で噛み付いたのだ。


「う、な、何を?ギィ??」


俺の中に何かが流れて来た。


「あぁ〜」



それはコイツから注がれたカミシニの血だった。

激痛が全身を襲い、体温が急激に失われ、そして鼓動が異常に速まる。

俺の中から魂が抜け出そうな感覚。


「うぎゃあええあああ!!」



すると三人は言った。


「その血にさえ適合すればお前は俺達と同様に人知を超えたカミシニとなろう。無理なら・・・済まなかった」


「!?」


ちょっと待てよ?

す、済まなかったじゃねぇ〜よ〜!!




どれくらい経っただろうか?

俺は、生きていた。

生きていると言えるのか?


俺の生気は失われ、永年培って高め、最高位レベルの実力を持ち、今まで感じていた神気が全く失われたのだ。


代わりに俺が手にしたのは?


奴らに促され、腕に傷を付けて血を流してみる。

すると血が俺の意思通りに動き出したのだ。

これは今まで気を操るような応用で面白いように直ぐに出来た。

そして己の血を強固な塊にしたり、身体に纏わせ鎧にしたり、はたまた羽ばたかせ翼のように空を飛ぶ事も出来た。

俺は神気こそ失われたが、代わりの全盛期以上の大いなる力を手に入れ歓喜に酔いしれたのだ。



「お前なら恐らく、多分、使い熟せると思っていたぞ?信じていた」


「あのなぁ〜」



下手したら殺されていた事に頭はきたが、何かもうどうでも良くなっていた。



「で、俺にこれから何をさせるつもりだ?何か目的があって現れたのだろう?」


「その通りだ。やはり頭の切れる」



すると、兄弟達は俺を誘ったのだ。

この地上界を統べる真王への謁見を。



「どうやら俺は、まだ終わってはいないようだな」



俺、王魔が再び歴史に名を残す時がきたのだ。

次回予告


次回予告




地上界と仙界


今、二つの世界の真王が戦争を起こしていた。


法子「くぅ~スヤスヤ」

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