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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生変革封神大戦編
501/713

封神する少年!?


世界の変革


地上界は今、神をも殺せる新人類が跋扈していた。


時はカミシニが跋扈する地上界。


カミシニとは神をも殺す血を宿した穢らわしい魔性の人間。

その者達は封神台に封じられた仙の魂が新たな肉体を手に入れた者達。

人仙、妖仙、魔仙、獣仙様々である。

更にその者達の血を与えられ雑血種と呼ばれるカミシニまで増え続けていたのだ。


そしてカミシニ達の本能は一つ。

誰が王になるかだった。

カミシニ達は同種を食す事で己の血をより高潔種へと変質させて進化出来る。

つまり共食いこそが生存本能。


しかし彼らとて愚かではない。

知能があり、かつて得た知識がある。

容易く王に辿り着けはしない。



現状、仙界を統べる西王母率いる玉面乙女、太白金星、サクヤ龍王、八仙。


対して地上界を統べ、新たな殷王国として創り上げた紂王。

紂王に従う聞仲とその子の殷郊いん こう

さらに魔家四将まかよんしょう

この二大勢力が戦争を起こしていた。


だが、それに組みさずに着々と独自に進化を成し遂げている者達もいた。

徒党を組み、同種のカミシニ達を襲って喰らう事で己の力を上げていた。

そこには八人程のカミシニが道中を移動していたカミシニの一行を襲撃したところだった。


「凡そ十八人。これまでで、ざっと百人斬り達成だな」


その中の一人が己の血が熱く、進化した事に気付いて喚起していた。


「うはは!見ろよ?コレ!」


カミシニの男は掌に血の渦を集中させると、徐々に凝縮しながら剣の形へと変わる。

そして手にした男は自慢げに仲間達に向かって話した。


「これで俺も第二鮮血だぜ!」


第二鮮血とはカミシニの進化の一つ。

神殺しの血を操り、己の武器へと変化させる事でさらなる進化を遂げる。

その男は笑みを見せたかと思うと仲間達を背後から斬り捨てたのだ。

突然の裏切りに仲間達は軽快するが、男は己の新たな進化武器を試すように逃げる仲間達や抵抗する者達を斬り伏せた。


「お前達の血も俺の贄になったぜ」


すると男は辺りを見回していた。


「おかしい。もう一人いたと思ったが?斬りそこねたか?」


しかし死体の残骸は形を残していなかった為に、自分が何人斬ったかも定かでなかった。


「気のせいか・・・」


男はその場を立ち去って行った。



すると地面が盛り上がり顔を出す。


「へへへ。危なかったぜ。けれど生き残った者が勝者だ。この俺、土行孫どこうそん様が最後まで生き残ってやるからな」


そう言うと屍の残りかすを貪り食う。




場所は変わる事、カミシニ同士の闘争が繰り広げられていた。

互いの将は既に第二鮮血であり、配下のカミシニ達を戦わせていた。


「勝てばお前達にも褒美を与えてやる。私のために働き功績をあげよ!」


カミシニ同士の戦いは奇怪であった。


「硬血」


活性化させた血が全身を廻ると肉体的に超人的な力を備え、多少の傷なら直ぐに再生してしまうのだ。決着に収集がつかない戦いの行方は?

カミシニの血に染まる剣は鉄の剣を変色させて魔性の剣と化していく。

カミシニの血は神をも殺す能力を持っているが、同時に同種族のカミシニをも殺せる。


「うぉおおおお!」


斬り裂かれた胸から血が噴き出すと再生されずに苦しみ悶え、やがて力尽きてその場に倒れていく。


「お前の血、頂くぞ!」


将は腕を向けると倒れたカミシニに向かって腕が伸び、

掌から口が現れて広がり飲み込んだのだ。


「漲るぞ。コイツの血が私の養分となり、この李錦りきん様の糧となる。そして俺を更に高みへと上げていくのだ」



勝ち星を上げた李錦りきんは配下達を引き連れ帰還していくと、その正面に何者かが向かって歩いて来たのだ。遠目から人間?仙衣を纏ったまだ若き少年のように見える。



「ふふふ。このような場に出会すとは運の無い者よ」



李錦りきんの合図で配下の二人が足早に先行して向かって来る少年へと近づくと、何も言わずに剣を突きつけたのだ。一瞬の出来事に思われた。

しかし突き出した剣に少年の姿は無かった。

消えていたのだ。

するとカミシニ達の背後に少年の姿が現れ片手をあげる。


「?」


何か異様な音が聞こえ始めた。

まるで突風が擦り抜けたと感じた時、配下の身体は細切れになっていた。

何が起きたと言うのか?

すると前方の李錦りきんは自分にも迫る謎の音に対して本能的に剣を抜刀して弾き返した。


「鞭か?しかも我らカミシニをも両断するとなると間違いなくカミシニだな?」


そう。李錦りきんが弾き返した音、そして配下のカミシニ達を容易く細切れにした音の正体は鞭が音速で繰り出されたものであった。しかも前方にいる少年から。


「流石に第二鮮血ともなると簡単に始末は出来なかったようだのぉ〜」



少年は顔を上げると、ニコッと笑みを見せた途端、その場から消えた。


「ど、何処だ!何処に消えた!?」


辺りを見回したその時、


「上です!上に!」


全員が見上げたその時、振り払われた鞭が枝分かれしてその場にいたカミシニ達を一網打尽にしたのだ。何と言う強さ!それ以上に戦い慣れていた。

着地と同時に辛うじて生き残った者達にすかさずとどめを刺したのだ。

しかし李錦りきんだけは少年の攻撃を耐え抜き、その場にて剣を向ける。


「お前、何者だ?本当にカミシニなのか?お前からは仙人の気配を感じ、同時にカミシニの能力を使っている。名を名乗れ!」


すると少年は鞭を片手に答えたのだ。


「アハハ。名を名乗れって?名前を聞いてどうするのだ?お前は今、この場で消えるのだぞ?それとも冥土の土産に私の名を語るか?」



少年は腕を振り上げると鞭が枝分かれしながら広がっていき、雷を起こす。

その武器を見て、李錦りきんは思い出したかのように口に出たのだ。


「雷を呼ぶ神具の鞭?ここ最近、鬼神の如き強さでカミシニを狩る鞭使いの神仙がいると聞いたがお前の事か?聞きしに勝る強さよ。しかし神仙が何故カミシニの力を持ち、我らを殺せるのだ?」


少年は答えた。


「物知りだな?お前。私の事がそこまで噂になっているとは思わなかったな〜。困った。コッソリ動いていたはずが生き残った者が噂を流したか?」


「誑かすつもりか?問いた事に答えよ!小童がぁー!」



李錦りきんはカミシニの血を剣に変化させると、少年に向かって斬りかかる。


「この剣に触れれば最後、死ぬのはお前の方だぁー!」


しかし少年は微動だにせずに答えた。


「殺せるのだよ。この眼はな」



その直後、少年の右目が銀色に光り輝き全身から障気が噴き出す。


「血染めの打神鞭」


指先から垂れる血が手に持つ鞭に染み込んだ時、その鞭は異様な動きを見せる。

生き物のように捻り、枝分かれしながら突っ込んで来るカミシニの将の周りを囲むと、今度は雷の如き集中砲火で串刺しにしたのだ。


「うぎゃああああ!」



鞭の攻撃を受けた将の身体から力が抜けていき、全身が麻痺して動けなくなった。


「封神!」


「ま、待てぇ!お、オマエ、その鞭を使いし神殺しの伝説、まさかお前は、た、太公望か?そうなのか?名を、名を教えろぉおぎゃああああ!」



少年は振り向きながら掌に力を込めると、断末魔をあげながら李錦りきんの身体が潰れるように凝縮しながら掌サイズの結晶になる。すると結晶は少年の身体に吸い込まれるように消えていった。



「太公望?誰だそいつは?私の名は姜子牙きょうしがだよ」




この姜子牙なる少年、何者?

次回予告


姜子牙なる少年は何者なのか?


あの太公望との関係は?



法子「ちょっと待ってよ!私の出番は?何か作品変わってしまってない?

却下!却下よ!」

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