表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
496/713

鉄拐李 と張果老の魔の手!


阿修羅と八怪は黒幕の居城に侵入した。


そして八仙の鉄拐李 (てっかいり)と張果老ちょうかろうが立ちはだかる。


僕と八怪はいち早く先に黒幕のいる居城に潜入していた。

そこで八仙の鉄拐李 (てっかいり)と張果老ちょうかろうが妨害する。

僕は鉄拐李 (てっかいり)と、八怪は張果老ちょうかろうと戦う。


「さ〜て、この蹴りが受け止められるかな?蹴鉄シュウテツ!」


鉄拐李 (てっかいり)の繰り出す蹴りは鋭い矛のような突きを繰り出す。

鉄拐李 (てっかいり)の右膝より下は鉄製の義足だったが、僕の間合いに入った途端に伸縮しては距離感を掴ませない。


「まるで孫悟空の如意棒だ」



それでも僕は紙一重で躱す。

法子に何度も言われた。

戦闘では必ず防御に徹するようにって。

しかし攻撃をする隙がない。

簡単にはいかないようだ。


「だったら僕も全開でいく!」



僕は掌から黒炎を燈すと、炎は仮面へと代わり顔面に嵌めた。


「无面・虚運天ムメン・キョウンテン


気配を完全に消した。

気配だけでなく今の僕の存在は消える。

誰も僕を捉えられずに、そして無心のまま攻撃を打ち出した。


「!!」


僕の手刀は獄炎を放出させて鉄拐李 (てっかいり)の胸を貫いた。

しかし鉄拐李 (てっかいり)は諸共せずに突き刺さる僕の腕を掴み笑みを見せたのだ。

獄炎は次第に勢いを失い消していく。


「残念だったな?私の身体は私であって私で非ず。如何なる攻撃も通じず」


「そのようだね。けれど・・・」


僕は瞼を綴じた。

直後、僕の姿はぼやけるように消えていく。


「!!」


僕の姿が現れた時、その手刀が鉄拐李 (てっかいり)の胸を貫いていた。

しかし鉄拐李 (てっかいり)は両手を上げて僕の頭を掴む。


「痛くも痒くもないわ!お前の頭を、このまま潰してやろう」


僕はゆっくりと頭を上げる。







八怪もまた苦戦していた。


張果老ちょうかろうがマントを翻す度に新たな蝙蝠が飛び回り、

八怪に向かって襲い掛かる。


釘鈀ていは!」


八怪は神具釘鈀を振り回しながら蝙蝠達を切り裂いていく。



「ウラァアア!蝙蝠なんかでオラを止められると思うなやぁー!」


「私の蝙蝠を甘くみて貰っては困る。蝙蝠は我が目、我が耳、我が手足よ!」



さらに蝙蝠達の勢いは増していく。

蝙蝠達は八怪の攻撃を翻して躱しながら襲い掛かる。

すると八怪の腕が傷付き、かなりの血が噴き出した。

切られたのではない、あれは噛まれた傷痕だった。


「いてぇ〜ら」



八怪の腕は抉られるように噛みつかれ、しかもカミシニの毒で力の消耗が激しくなっていた。


「はははは!お前が甘んじた蝙蝠に八つ裂きにされるが良い」


すると上空で無数の蝙蝠が飛び回り、八怪を囲みながら逃げ場を塞ぐように一斉に襲いかかる。


「うぐぅわあああ!」



蝙蝠に埋もれる八怪を見て勝利を確信した時、埋もれた八怪の異変に気付く。

凄まじい閃光が覆い被さる蝙蝠を弾き飛ばし、

そして中から金色の魔眼を解放させた八怪が立ち上がったのだ。


「なんぴたりともオラを止める事は出来ねぇら!」


「まさか!私の蝙蝠の餌食になっていないと言うのか?何故だ!!」



そして両手を開き金色の竜巻を起こす。

八怪を囲んでいた蝙蝠達が金色の竜巻に飲み込まれ消滅していく中で、八怪は踏み込みと同時に飛び出したのだ。


「うらぁあああ!」


八怪は瞬間的に飛び込み張果老ちょうかろうの間合いに入り殴った。


「うがぁああああああ!」



張果老ちょうかろうは顔面を殴られ、壁際まで殴り飛ばされ衝突した。



同時に僕の戦いも好転する。

手刀を鉄拐李 (てっかいり)の胸に貫いた状態で、瞼を開くと、その瞳が金色に光り輝く。


「金色の魔眼」



体内から僕の手刀を通して金色の光が鉄拐李 (てっかいり)の身体に異変を起こした。


「うがぁああ!た、たまらん!」



痛みを感じなかったはずの身体が高熱に焼かれ、激痛に耐えられずに掴んでいた突き刺さる僕の腕を胸から抜いて手放したのだ。


そこに八怪が僕の隣に並び立つ。


「今度は誰が相手らか?」


「僕達が決着を付ける!」



すると黒幕である者を守るように立ち塞がるサクヤ龍王が鞘に手を置く。


「八仙、だらしないですわね」


しかし黒幕がサクヤ龍王を制したのだ。


「金色の魔眼か。噂に聞く力よ。興味深く手に入れたいものだ」


そして僕達に向かって一歩前に出る。



「お待ちください!ここは私めが」


「二度は言わん。お前は控えておけ!これは私にとって必要な儀式よ」


「申し訳ございませんでした」



後ろにさがるサクヤ龍王に、黒幕は威圧していた。

その威圧感はこれから戦おうとしている僕達にも発せられ、本能的に身震いがした。


「いくらよ!」

「あぁ!」


僕と八怪は同時に飛び出していた。

そして左右交互に移動しながら接近し、寸前で左右から攻撃を仕掛けた。


「!!」「!!」


僕と八怪の攻撃は黒幕の男に触れる事なく、見えない壁に受け止められたのだ。


「払われよ!」


そして両手を突き出された時、僕達は左右の壁際まで吹き飛ばされた。


「うぐぅぅう!」



壁に押し付けられる程の重圧。

指一つ動かせないでいた。

そして同時に僕はこの者が発する力に心当たりがあった。

神族をも上回り最高神、しかも更に超越した神々、


「始祖神!」



始祖神とは神々の中でも旧世代の者。

原初の神の末裔。


蛇神族のエキドナやテューポーンは始祖神の転生神で、やはりその力は仲間達を苦しめたが、同等?或いはそれ以上なのかもしれない。

ここに来てカミシニだけでなく始祖神が敵になるなんて。

計り知れない力の前に僕も八怪も抗うけれど身動きが一切出来ないでいた。



「他愛もない。お前達の力はその程度のものか?あの覇王エデンを封じた力には興味あったのだが、恐るに足らん」



そして圧縮された神気が掌に集まると、僕と八怪に向けて放たれたのだ。


「させるかぁーー!」


その直後、二つの影が飛び込んで来て、その者達によって始祖神の放った神気が弾かれて軌道を反らしたのだ。



「危機一髪だったな?二人共!」


「俺様来たからにはもう安心しろよ!」



それは孫悟空と紅孩児。

そして入り口から、


「やっとこ敵の親玉にご対面ね?私達の事を忘れたとは言わせないわよ!」



それは法子!

続いて玉龍に太白金星、牛角魔王、万聖龍王、剛力魔王に鉄扇が入って来たのだ。



「どうやら魔眼所有者達が揃って現れたようだな?好都合だ。今よりお前達の力を見定めてやろう。今や天界を落とす事よりも、覇王エデンをも討ち破ったお前達の方が私にとっても脅威であるからな」




今、正体不明の始祖神と僕達の全面対決が切って落とされた。


僕達の戦いは終わらない。

次回予告


黒幕の正体は何者?


始祖神相手に法子達は陰謀を阻止できるのか?


法子「私が噂の正義の女子高生よ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ