曹国舅と韓湘子のジャマっけな能力?
紅孩児が韓湘子を倒した。
そして法子一行を閉ざしている曹国舅の結解を解くためには?
私は法子
私、孫悟空、玉龍くんに太白金星さん。
私達は八仙の曹国舅と韓湘子相手に苦戦していたの。
この二人の能力は私達の攻撃を嘲笑うかのような面倒な相手だった。
曹国舅は手にした玉板を左右に動かして翳すと、私達の接近を阻む透明の壁が出現する。
「うわっと!」
孫悟空は壁に衝突する寸前で急ブレーキして立ち止まると、息を切らした。
あの壁に触れたら力が削られる。
それは私達を隔てた壁と同じなのよ。
つまりカミシニの血で作り上げた壁なの。
その壁に触れずに戦う私達は勢いを削られ、そして攻撃の手を止められる。
さらに面倒なのは韓湘子の能力。
韓湘子の持つ笛を吹くと、地面が盛り上がって植物の蔓が伸びて来て私達に襲い掛かって来るの。当然、その蔓にはカミシニの血で出来ているから触れたら危険なの。
「皆、気をつけて!」
この二人の攻撃と防御の相性は完全に私達の足並みを外される。
「こうなったら私が突破口を作るわ!」
私は如意神向を手に力を込める。
すると向かって来た韓湘子の操る植物の蔓が軌道を変えて思ってもいない方向へと左右に分かれて道を作ったの。
「馬鹿な?私の操る植物を操り返したと言うのか?」
「私の言う事、聞きなさい!」
それは私の如意神向の能力。
実際は操るほど高度な事は出来ないの。
ただ方向を変えただけ。
単純だからこそ、逆に指示に対して私の方が韓湘子の操作を上回っていた。
「突破口は開いたわ!」
「任せろぉーー!」
私の合図に孫悟空が突っ込む。
「俺様の拳で砕けねぇもんはないぜ!」
孫悟空の魔眼が開くと、金色のオーラが拳に纏われ放たれたの。
防御壁は粉砕され、曹国舅はその威力に吹き飛ばされる。
「ぐぉおおお!」
すると太白金星さんが飛び上がり韓湘子に向かって光を放つと、全面が閃光に覆われていく。
「め、目が見えぬ??」
たとえ神術が通じなくても、目くらましは有効なのだから。
太白金星さんは玉龍くんに合図する。
「今じゃ!」
「はい!」
玉龍くんは神速で飛び回ると、玉龍君を追うように韓湘子の蔓が迫る。
「こっちに来るんだ!」
そして玉龍くんが急上昇してから落下すると、寸前で消えたの。
直後、追って来ていた蔓は鋭い槍の如く降って来て、その正面にいた曹国舅の、
「ま、まさか!?」
頭上から降り注ぐ。
「うぎゃああああ!」
カミシニに攻撃する事自体、逆に致命傷を負ってしまう。
しかしカミシニ同士の攻撃は通用する。
だからこその計画的対策!
曹国舅は韓湘子の操る植物の蔓に串刺しになって、手に持っていた玉板を落とすと、粉々になって消える。
「しまった!」
すると私達を閉じ込めていた壁がひび割れて粉々になりながら消えていく。
「小奴ら!」
「ここは退くぞ」
傷付いた曹国舅と韓湘子は庇い合いながら私達の前から煙の如く消えたの。
「どうやら倒せなかったけれど、撃退は出来たみたいね」
すると私達を閉じ込めていた壁が消えて、離れ離れになっていた牛角魔王さんが浦島さんを抱え、剛力魔王さんと一緒にこちらに向かって来る姿が見えたの。
「うぉ〜い!おまえら〜」
そして反対側からは紅孩児君と鉄扇ちゃんも無事に現れたの。
あれ?
阿修羅と八怪は?
その頃、阿修羅と八怪は壁を抜けて陰陽山の麓にまで辿り着いていた。
「何かオラ達だけ先に着いてしまったようらな?」
「そうだね。先に向かうかい?それとも法子達を待つかい?」
「それは、オラ達が先に入って敵の親玉を倒してやるらよ。その方が法子はんに要らない危険を負わせる事ないらからな。止めてもオラは行くらよ」
「法子のためなら、僕も行くよ」
そして二人は先に、敵アジトに潜入していた。
その中では今、今件の黒幕が残る八仙の二人が、サクヤ龍王とともに何やら怪しげな儀式を行おうとしていたの。
そんなこんな。
次回予告
先に侵入した阿修羅と八怪。
そこでは何が行われていると言うのか?
法子「私の出番まで待っていなさいよ!もう!」




