表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
487/713

仙界占領?


仙界で散り散りになった法子達。


そこで太白金星に合流し、仙界で起きた事を知る。



私は法子


私達は太白金星さんに、今、私達がいる仙界で起きた異変について聞いている。


それは私達との戦いがあった間もなくに起きた一夜の出来事。


仙界の門の扉が開いた。

この扉は仙界で修行した者に与えられた通行証が無ければ開かれないはずなのに。

その者は扉を抜けると、直ぐに扉は閉まって何事もなかったかのように時が流れる。

けれど仙界にいた者達はその者の侵入を千里眼を通して勘付いていた。


(何者?曲者?紛い物?)


この世界には仙人、妖仙、神仙と仙術を極めて神に匹敵する者達が数多くいた。

その者から発する異様な力を感じ、そして身の危険を察知したから。

距離を取って様子見をする仙人達に見られている事には侵入者も気付いていた。

そして手にした壺を仙山の地に置くと、その蓋を開くと同時に凄まじい勢いで何かが噴き出したと言うの。それは赤い霧。


その障気は仙界全土に広がっていくと、力に耐えられない者達から徐々に苦しみもがきながら、肉体が消滅しその魂が空へと飛び立って逝った。

まさかの未知の力の攻撃に仙界の者達は侵入者に対して攻撃を仕掛けた。


「この地に私が足を踏み入れた地点でこの世界は私の領土と化した。手遅れだ」



侵入者は手にした輝く石を懐から取り出すと地面に放り投げ、新たに小瓶を手に取り赤い雫を振り掛けた。


「カミシニの力を宿りし傀儡。かつて地上界を支配していた金剛魔王よ!新たな力と器を持って甦り我が道を阻む者共を蹴散らすのだ!」



すると雫を染み込ませた金剛石がひとりでに揺れ出して、中に浮かぶと見る見る巨大化して金剛石の巨人が出現した。

金剛石の巨人が山々を破壊しながら道を作り、抵抗する仙人達を次々と葬り、消し去っていく。

そしてついに、侵入者は一夜にして仙界を手中に収めたの。

外界に知られる事なく。


「ちょっと待てよ!この仙界ってよ?」



それには孫悟空も慌てていた。

何せ、この仙界は地上界や天界と並ぶ広大な世界なのだから。

それを一夜で手に入れたなんて。


「この仙界には最高神がいただろ?崑崙山こんろんざん山に?どうしちまったんだよ?」


「言ったじゃろ?この仙界は落ちたとな」


「!!」



かつて孫悟空が牛角魔王さん達と地上界を支配するにもどれだけ大変だったか?

天界に進撃して敗れさり、あの覇王エデンですら地上界を手に入れる事は不可能だった。

それだからこそ、この侵入者の脅威を実感する。

何よりも覇王エデンとは違い、圧倒的な支配力の制圧ではなく、完全なる計画された知策。


この仙界を拠点に世界を手に入れるつもりなのかしら?

私達は全てにおいて後手後手。

今までにないタイプの敵。


この仙界は黒幕の隠れ家ではなく、既に支配された世界。

戦った仙は全て拘束され、黒幕によって一度昇天され、新たな肉体を与えられてカミシニとして甦らせた。


「それって?仙界の戦士は全て私達の敵ってわけ?」


「この儂と、須菩提( すぼだい )は運良く奴らから逃れ、須菩提の奴にはお前達に危険を知らせて貰い、儂は残ってこの奪われた世界で操作していたのじゃよ」


「え〜でも、仙界が敵の手に落ちてるなんて聞かされてないわよ!」


「それはお主らにカミシニと戦える力を備えるタイミングを待っていたのじゃ」



それは魔眼の覚醒。

カミシニと戦うには魔眼は最低条件。



「この仙界は外界からは手形が無ければ入って来れないからな〜。神軍の連中も中で何が起きているかなんて掴めないわけだ。灯台下暗し。これ以上ない隠れ家はないだろうな」


孫悟空は感心していたが、太白金星さんは孫悟空の頭を殴り叱る。


「お主、また馬鹿な事を考えてはおらんだろうなぁ?」


「ねぇーよ!見損なうな!俺様はただ、昔の俺様が思いつかなかった事に腹立たしかっただけだ」


「そう考えるのが愚かなんじゃよ」



そんなこんなで私達は離れ離れになった仲間達を探しつつ目的地に向かう事にしたの。

恐らく、この仙界の何処かで例の八仙と戦っているのだと思う。

そして向かう先は同じなのだから。


「あの八仙も、仙界を守るために最後まで戦っていたのじゃが、あのカミシニの力の前に敗れ、黒幕の配下にさせられたようじゃな」


「カミシニになると、黒幕の命令から逆らえない忠実な下僕になるのよね」



剛力魔王さんが言ってた。

それは魂の拘束。

その拘束から解き放つ為には、私達の魔眼の力で倒すしかない。

剛力魔王さんが解放されたのは異例。

もしかしたら再び、敵の手中に落ちる可能性がある事も危惧していた。

だから魂を救うには、倒すしかない。

それが出来るのは私達だけ!



そんな私達を気配を消して見ている者達がいたの。

それは八仙の韓湘子かんしょうし曹国舅そうこっきゅう


そして私達と離れた場所で離れ離れになった皆が八仙達の襲撃に合っていた。


剛力魔王さん、牛角魔王さん、浦島さんの前に鍾離権しょうりけん呂洞賓りょどうひん

鉄扇ちゃんの前には何仙姑かせんこ

紅孩児君の前に藍采和らんさいか


で、八怪、阿修羅は道に迷っていたのよ。

私達は八仙の襲撃から、黒幕のもとへ辿り着けるの?




そんなこんな。


次回予告


八仙と戦闘に入った法子達。

八仙の能力は一体?



法子「取り敢えず任すわ?孫悟空」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ