襲撃!八仙の妨害!?
法子達は仙界に辿り着いていた。
目的は今回のカミシニを出現させた首謀者の討伐。
そんな法子達は今?
わ、私は法子よ!
私達は突然の襲撃に合っていたの。
「何よ?誰よ!どうしてよ〜」
私達は黒幕が潜む陰陽山に入った途端、何者かの襲撃を受けたの。
霧に覆われ、視界を奪われた所からの無数の矢が雨のように降って来る。
「何処のどいつだぁー!隠れてないで出て来やがれぇー!」
「俺に任せろぉー!」
孫悟空が叫ぶと、牛角魔王さんが掌を広げて大地を殴り付けたの。
衝撃波が爆風を起こして私達の視界を奪っていた霧を消し去る。
「やはりな」
牛角魔王さんは霧が消えたはずなのに敵の気配がない理由は一つだった。
「間違いなく敵はカミシニのようだな」
カミシニには私達のような気を持たないため、感知出来ない。
すると剛力魔王さんが反応する。
「あそ、こ!」
私達が見上げると、右上空に六人の曲者が私達を見下ろしていたのよ。
「何者なの?」
すると八怪と阿修羅がいち早く飛び上がり攻撃を仕掛けると、
その者達の姿が陽炎のように消えて、攻撃は空を切る。
「幻?」
そして再び敵の居場所を見回すと、私達に向かって声が響き渡る。
「我らの聖地に足を踏み込みし愚者共よ。本来なら殺生は好まぬゆえ、立ち去る事を勧めているが、我らが主様にあだなす者共をこのまま見過ごすわけにいかない。二度と生きて帰れるとは望まない事だな」
すると彼らは覆っていたマントを脱ぎ捨て、その姿を現した。
「ん?お前は孫悟空か?久しいな」
「えっ?」
その言葉に理解出来ないのは孫悟空自身だった。
「お前ら何者だ?俺様を知っているのか?教えろ!」
すると彼等は笑みを見せて答えたの。
「ふふふ。我らが何者か分からないのも無理はなかろうな?私達は八仙だよ」
「へっ?八仙だと?」
孫悟空はその名を聞いて沈黙した後に、大笑いしながら答えたの。
「ばぁ〜か!八仙は俺様が昔、用心棒をしてやった仙人達だろ?奴らは年老いた爺だぞ?お前らとは似ても似つかないぜ!」
すると八仙達は孫悟空に答えたの。
「我らは生まれ変わったのだよ!あの方より、この神を滅する力を持ちし超越者としてな!」
「何が超越者だ!」
「それを今から見せてやろう」
すると八仙の一人が掌から血蒸気を噴出させ、私達のいる一帯が覆われていく。
「!!」
身体中の力が急激に失われていくよう?
「この霧の中にいては駄目よ!」
「なら俺がまた霧を消し去るまで!」
牛角魔王さんは再び爆風で立ち込める霧を消し去ろうとしたけれど、
「ぬっ??」
霧の中で壁が出来上がっていく。
そして足場に亀裂が入って壁が盛り上がっていき、私達を隔てたの。
まさか、私達を分断させたの?
完全に後出しになっていく。
気付くと霧は消えて、私達は散り散りにされてしまったのよ。
「なんてこったいよ〜」
そこに、
「法子か?」
「えっ?孫悟空なの?」
すると孫悟空の隣には玉龍君が一緒にいたの。
「法子様ぁ〜」
「無事で良かったわ〜」
そこで私は孫悟空に襲撃した連中について聞いてみたの。
「あの連中はこの仙界に住まう八仙だ」
「八仙?」
聞くに、孫悟空が美猴王としての幼少時代、用心棒を稼業として暴れ回っていたの。
その時の依頼主が八仙とか。
彼らはこの仙界では名のある高仙なのだけれど、どうして黒幕の配下に?
「その件については儂が教えてやろうぞ?孫悟空」
えっ????
私達が振り向くと、その場に白装束の仙人様が立っていたの。
それに孫悟空が反応する。
「太白の爺ちゃん?どうして此処にいるんだよ?」
その老人は孫悟空の育ての親であり、仙術や体術の師匠らしいの。
「須菩提( すぼだい )の奴からは話は聞いておるな?孫悟空」
「えっ?」
そう言えば以前、忠告されていた。
蛇神を上回る脅威が迫っているって?
「私達が今追っているカミシニの黒幕がお二人が危惧していた事態なの?」
「まだ何とも言えぬが、星が告げておるのじゃ。この世界が今、揺らいでおるのじゃと。そして未来が何者かによって掌握されようとな」
「少なくとも、あの黒幕の正体が怪しいわね。カミシニをこの世界に出現させるなんて羊の群れに狼を放り込むようなもんよ」
神を殺す為に存在するカミシニが狼で、神様は羊。
それだけ天敵の関係なの。
「で、お主達に話しておこう。この仙界が今、どうなっておるのかをの~」
太白金星さんの目が真面目になると、私達はこの仙界に起きている事件を聞かせて貰ったの。
「この仙界は既に敵の手に落ちたのじゃ」
「何ですって〜??」
この仙界で何が起きたと言うの?
そんなこんな。
次回予告
カミシニの能力を持つ八仙を相手に法子達はどう戦うのか?
法子「どうとか言われても困るわ・・・」




