麗華の待つ塔!
沙悟浄が孫悟空の足止めをして戦っている。
そして法子は塔へ向かっていた。
私は法子
私は単独で孫悟空が幽閉されている塔の中に入ったの。
沙悟浄だって頑張っている!
私だって頑張らなきゃ!
塔の中は最上階まで螺旋階段だった。
私は最上階目指して階段を登る。
この上で待っているのは麗華さん。
私は麗華さんと戦えるの?
麗華さんが本気で孫悟空を愛していて、戦いのない場所で、ただ幸せだけを願っているだけなら?私はそんな麗華さんから孫悟空を奪うことになる。
「それでも私は孫悟空が必要なの」
それにもう一つ。
今の麗華さんは本当の彼女じゃない。
カミシニとは宿主の生前の記憶を持った寄生した魔物なのだと知っている。
だから本人じゃないと分かってはいるのに、やはり心が苦しい。
私は螺旋階段を一段一段登る度に頭を廻らす迷い。
何故?今頃になって私は迷うの?
カミシニは本人じゃないのでしょ?
だったら倒せば良いじゃない?
何故、何故?
私はそれにはもう気付いてた。
麗華さんが私と沙悟浄に語ってくれた孫悟空との思い出。
その話を聞いている私は彼女が本当に孫悟空を愛していて、そして今もその気持ちは変わっていないと感じたの。
でもそれは記憶の錯覚?
稀にカミシニの中には器になった者の記憶に意識を逆に奪われる事があるようなの。
そうなると、その意識はどちらになるの?カミシニ?
それとも記憶の持ち主の方なの?
この見解は未だに分からない。
そもそも記憶って何?
生涯を通して脳の中に残る情報機能の伝達信号とも言われる。
けれど裏の業界では、魂とも。
もし器の魂が寄生したカミシニの意識を上回ったとしたら、どちらなの?
考えても埒あかないわ。
答えなんて出ないのは知っている。
そして私は最上階にまで辿り着いた。
「罠も無しに私をここまで来させたのは何故?麗華さん?」
すると、正面に彼女はいた。
「何でだと思う?」
「そうね。これは私の願望なのだけど、カミシニの意思に抗ってくれてるのかな?そう思いたいのだけど」
私の返答に麗華さんは黙って答えない。
「その答えを私から聞き出せるかしら?法子さん」
「私もそのつもりで来たから」
私は掌に神気を籠めると、神具・如意神向が出現したの。
「腹を割って語り合いましょう」
「いらっしゃい!受けて立つわ!」
孫悟空を賭けて女同士の私の戦いが始まる。
そんなこんな。
次回予告
法子と麗華の孫悟空を賭けた女同士の戦いが始まる。
法子「私のパシリが減るのが嫌なだけよ?うん」




