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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
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蛇龍変化唯我独尊・輝皇!浦島の愛の重さ?

浦島は輝皇覇蛇の声に従い、再び禁忌の力を手を伸ばした。


龍神と蛇神の融合。


浦島はカミシニの能力を持つ一角鯨龍王に勝利出来るのか?


俺は浦島だ!


俺は瀕死の中で、かつての仇敵だった輝皇覇蛇の声に呼び覚まされ、復活を遂げたのだ。


「蛇龍変化唯我独尊・輝皇!」



その姿は黄龍の血と覇王の血、つまり蛇神と龍神の融合した変化を見せる。

それは夜刀ノ神との戦いで見せたが、今の俺の状態はあの時以上に身が軽く、そして溢れる程の力を肌身で感じた。


「負ける気がしねぇよ!今の俺!」


その姿に一角鯨龍王は怪訝な顔をする。


「穢れた蛇神の力に手を染めておったか?しかし儂もお前の事をとやかく言えんがな」


「お互い恨み言無しにいこうぜ?」


俺は大槍を手に飛び出すと間合いに入り込み突き出す。


「良い踏み込みだ!しかし浅い!」


一角鯨龍王は大剣を片手に振り払い俺の大槍を弾き返すと、直ぐ様振り上げて俺の頭上から振り下ろす。


「そぅいや!」


俺は身を翻しながら弾かれた大槍を両手で掴み振り回し、頭上から迫る一角鯨龍王の大剣を弾き返した。


やはり覇蛇の血はカミシニの血と反発するようだぞ?

力が消耗しない?

共に呪われた血だからか?


しかしこれで対等にお互いの力量で勝負出来るのだから、負けられねぇ〜!

お互いの大剣と大槍の衝突が繰り広げられる中、互いに一歩も退かずに攻撃の手数を増やしていく。


「儂もまた退けぬ。サクヤを支え、彼女の盾となるが儂の生きる道!」


「なら俺は乙姫さんの隣で共に戦える磨き上げた剣となるよ!」



激しさを増す剣技で巻き起こる突風は竜巻を起こし、その中で止まない攻防が繰り広げられる。


「アンタの想いは強く重いのは分かった。けどな?今のアンタらの行動は意味分からない。そのカミシニと言ったか?そんな化け物になって世界征服でもするつもりか?この龍神界を襲った後は地上界か?天界か?」


「儂らは主の命令に従うのみ」


「主?嘗ての龍神界の英雄が言われた事に従う操り人形に成り下がったか!」


俺の怒りが込み上がる。


「俺も龍神界を敵に回して、地上で魔王に成り下がった事はあるよ。けどな?俺は俺の信じた道に後悔はした事はない!それは俺が無い頭で自分で考えて行動しているからだよ!」


「お主のような真っ直ぐな武神と戦えた事に喜びを抱く。この手でお前の首をこの場で捕る事が惜しく感じるな」


「安心しろよ!勝つのは俺だ!」



互いに渾身の一撃が衝突すると同時に距離を取り、次の一撃に全てをかける。


「お互い時間をかけられまい。次の一撃で決めるとしようではないか?」


「良いのか?若い俺の手でアンタを弔ってやるよ!」



大剣と大槍の戦い。

間合いに入るのは大槍のが先。

しかし大槍は一直線に突く武器だ。

もし躱され外された場合は今度は大剣の間合いに入った途端に斬り伏せられてしまう。

一長一短の駆け引き。

ならば手立ては?


俺は闘気を高めて構える。

その構えは九頭龍再生付加の構え。

しかし今度は覇蛇の気を込めていた。



「先程の九連撃か?確実に仕留めるならそれが良かろう。ならば儂も見せてやろう。渾身の奥義をな!」



すると一角鯨龍王は腰を下げて大剣を構えると、闘気が膨れ上がる。

カミシニの血蒸気が噴き出して上空に巨大な鮮血の一本角の鯨が現れる。

分かる。

俺が超神速の九連撃で速さで勝負する事に対して、一撃粉砕で俺を消滅させるつもりなのだな?



「へへへ。鳥肌が立つな〜」


「臆したか?」


「安心しろ?俺は一度死んでるからな」


「なら条件は同じと言うわけか」



互いに一呼吸する。

その呼吸がとても長く感じた。

走馬燈のように廻る記憶。

乙姫さんと出会ってから乙姫さんに命を捧げ、その為だけに生きてきた。



「今はもう違う・・・」


俺は呟いた。

そして覚悟を決めた時、動いた。


「鯨崩の一撃!」



まるで大波が如く巨大な鯨に模したカミシニの流血が俺に向かって押し寄せる。



「九頭龍槍・再生付加」


俺の一撃が押し寄せる大波に風穴を開けるが、直ぐに覆われ塞がるところに第二撃が繰り出され再び風穴を開けた。

そしてまた塞がる前に第三、第四、第五、第六と次々に風穴を開けてその中を俺は飛び込み突進していく。



「残る三撃、直接叩き込む!」



そして視界の先に一角鯨龍王の姿が見えた時、俺は残る三撃を繰り出した。



「儂の勝ちのようだな!浦島」


一角鯨龍王は大剣を振り回して俺の残る三撃を弾き返したのだ。

そして向けられた刃は俺に迫る。


「まだ終わらねぇー!」


俺は手にした大槍を突き出していた。


「残念だったな?届かんぞ!」



間合いが足りない。

そんなのは分かっていた。

だから俺は手離していたのだ。


「ぬっ!?」


投げられた大槍が間合いを越えて一角鯨龍王の眼前に迫るが、難無く大剣で弾き飛ばしたのだ。



「奇策では儂は倒せなかったな?終わりにしよう!」


「あぁ、終わりだ。サラバだ!一角鯨龍王よ!」


「!!」


一角鯨龍王は気付く。

俺の指先から糸が伸びて、その先に弾かれていた大槍が繋がっていた。


「ウォおおお!一本釣りだぁー!」


俺は糸を引っ張ると、大槍は軌道を変えて一角鯨龍王の背中から串刺したのだ。


「ご、ごふっ!」


口から吐血した一角鯨龍王は自らの身体が崩壊している事に気付く。


「主の放った大槍の一撃は陽動だったか?曲者だな」


「悪かったな?俺は剣士ではなく漁師なんだ。勝つためには手段を選ばない。何せ俺には今、守るべき者が乙姫さんだけじゃないからな。ガキ達に俺の死に顔見せられねぇよ」



そう。

今の俺には乙姫さんとの間に産まれた可愛い我が子達がいるのだから。



「そうか、愛するべき深さが同じであっても、数で負けたとはな」


「あぁ・・・」



すると一角鯨龍王の姿は破裂するように消滅したのだ。

俺は歴戦の龍王に勝利したのだ。



「さて、乙姫さんを・・・」



しかし俺は気付く。

俺が今、閉じ込められていた事に?

それは一角鯨龍王から大量のカミシニの血が上空に飛び散り巨大な鮮血の鯨が出現し、凝固しながら落下しながら俺を血の牢獄に閉じ込めたのだ。



「まさか?曲者はどっちだよ!」


一角鯨龍王は俺を倒す事ではなく、この場に足止めする事が目的だった。

だから、敗北した時の事を踏まえていたのか?



「くそぉおおおお!」



乙姫さんは今、サクヤ龍王と激しい戦いを繰り広げていた。


次回予告


実の姉であったサクヤ龍王との戦い。


蛟魔王はどうなっているのか?




法子「私、蛟魔王さんが負けるイメージわかないわ。だから大丈夫よね?」

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