表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
464/713

迫りくる歴戦の龍王!?

龍神界、蛟魔王のもとにも現れたカミシニ?


その侵入者は蛟魔王の知る者だった。


私は蛟魔王だ。


信じられない。

私の目の前に現れたカミシニの刺客。

その二人は私がよく知る者達だった。


「サクヤ姉さん。一度ならず二度も死者の魂を弄ばれたのか・・・」



サクヤ龍王。

私の父、応龍の長女であり、私の実姉。

恵まれた才能は私など相手にならないほど。

しかし姉は過去の大戦、いや、それよりも前に命を落としている。

そしてサクヤ姉を愛する龍王。


一角鯨龍王

姉の魂を解き放ち自らの魂と共に召されたと思っていた。

その二人が今、肉体を持ち私の目の前に現れたと言うのだ。


「本当にサクヤ姉なのか?」


私の問いにサクヤ姉は答える。


「久しいわ。乙姫」


乙姫とは私の真名。

やはり本物なのだろうか?


「亡者が甦り、二人揃い私に挨拶に来たわけでもあるまい?何が目的だ?」


「ふふふ。酷い言い草ね?私達の目的は主様の命令で貴方からあるモノを手に入れるために来たのよ」


「あるモノとは何だ?二人を寄越した者とは一体何者だ?答えよ!」


するとサクヤ姉の姿が消えて、私の間合いに入り紅色の剣を振り払う。


「!!」


辛うじて躱した私の頭上から一角鯨龍王が大型の剣を振り下ろして来たのだ。


「乙姫さーーーん!」


そこに飛び出して来たのは浦島(万聖龍王)だった。

大槍を盾に受け止め、一角鯨龍王の大剣を受け止め弾くと、私を庇うように盾になる。


「浦島、来てくれたのか?」


「乙姫さん、コイツら何者だ?嫌な感じがして来てみたら何事よ?こいつら気を全く感じないから、今の今まで全然気付かなかった」


確かにサクヤ姉にも一角鯨龍王からも気は一切感じなかった。

だから二人の気を探り、攻撃を探る事が困難。

唯一、奴らから発する異様な血の匂いと殺気だけは感じるくらいか?



「油断するな!この二人は私の先代の龍王だよ!そして私の姉だ」


「はっ?意味分かんないっすよ〜」


「生憎、私も理解していないんだ。お前に理解出来るわけなかろう?」


「乙姫さん〜ドS!」



私と浦島は構えると、サクヤ姉は浦島を見てニヤニヤしていた。



「あら?乙姫にも素敵な彼氏出来たのね?男なんて興味ないって言ってた貴女がね〜?時は経つものね〜。お姉さん、嬉しいわ」


「なっ!?」


不覚にも赤面する私にサクヤ姉だけでなく、浦島までニヤニヤしていた。

こ、この空気を読まない性格。

間違いない。

目の前にいるのはサクヤ姉だ!!



「さ〜て、良いモノ見れたし仕事しないといけないわね。私達の目的は乙姫?お前の持つ瞳だよ!その忌まわしき眼を主様は所望なの」


「!!」



私の眼だと?

それは私が忌眼体蝕者である事を知って、その力を手に入れようと目論む者がいるって事の外ない。



「何者かは知らないが、この忌まわしき眼は龍神族が守りきって来た秘宝。それは知っていよう?サクヤ姉!それでも奪おうとするなら、龍神族の誇りにかけて!この私の牙が略奪者を葬るまで!」


「よく言ったわ!なら私を葬ってごらんなさい!そして龍神族の誇りを私に見せてごらん!」



同時に動いていた。

正面で衝突した時、私は気付く。


「こ、これは?」


私の力が急激に消耗し、力が抜けていく感覚に後退する。


「うふふふ。今の私はカミシニ。神喰シンクの龍よ!」


「!!」


直後、真紅の刃が私を襲った。

私は何をされたか分からなかった。

身体に傷を負い、膝をつく。


「乙姫さん!」


私に駆け寄ろうとする浦島だったが、


「お主の相手は儂だぞ?余所見をしていて良いのか?若き龍神よ!」


「ぬっ!?」


一角鯨龍王の大剣が振り下ろされると、浦島の足場が揺れて動けなくなる。


「このぉ!邪魔すんなぁー!」


浦島の再生付加の大槍が一角鯨龍王の眼前に突き出されると、その突きは簡単に弾き返された。


「お主、この儂を相手に立っていられるとは驚きだ」


「へへへ。驚くのはまだ早いぜ!」


浦島は黄龍の血を浴びた事で無尽蔵の回復力を持つ。

そのお陰で、カミシニを前にして何とか立っていられた。


「へへへ。けど、これは堪えるわ。気を抜けば命が持っていかれそうだ」


「ならば直接その命を削り取ってやろう。この剣でな!」


一角鯨龍王は大剣を振り回し斬り掛かる。

その豪快にして洗練した剣技はかつて、四海龍王最強を誇り、我が父応龍の右腕として龍神界を守護していた事はある。しかし浦島もまた歴戦の戦士。


「ウォおおおおお!」


重く激しい大剣の猛攻を受け止め、弾く浦島に一角鯨龍王は興味を抱く。


「若き龍神の戦士よ。良い腕だ」


「そっか?褒めてくれて嬉しいよっと!」



間合いに踏み込み大槍を突き出すと一角鯨龍王は肘を槍の側面に当て軌道を逸らして防御した。



「改めて名乗ろう。儂の名は一角鯨龍王!お主の名を聞かせて貰おうか?」


「俺の名は万聖龍王・浦島だよ!」




今、この龍神界を新たな脅威が、

しかも龍神族きっての歴戦の勇士が敵となって私と浦島の前に現れたのだ。



次回予告


サクヤ龍王と一角鯨龍王を相手に蛟魔王と浦島はどう戦うのか?



法子「二人とも強いから大丈夫のはずよ・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ