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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
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蛟魔王、死への誘い


法子達は甦ったカミシニの数が七人と知り、

その一派が龍神界へ向かった事を聞いて動き出したのだ。


私は蛟魔王


天界で何か良からぬ動きがあった事は直ぐに分かった。

それが法子達にかかわる問題なのだと言う事も察してはいた。

しかし今は動けぬ。



あの日、私の前に現れたのは過去に地上界、天上界を共に戦い義兄弟の契を交わした美猴王だった。正直、信じられなかった。

なら私が今まで美猴王だと信じていた孫悟空は何者なのだ?


魂の気が共に同質?

その答えは直ぐに分かった。

両方とも本人だったのだ。

互いに一つの魂が分かれて意思を持ったまま存在する美猴王自身なのだ。


「まったく面倒臭い奴とは思ってはいたが、ここまでとはな」


しかも、今の美猴王の背後には天界の反逆者である金禅子がいた。

その上、同じく義兄弟の鵬魔王も金禅子の配下にくだっていたことには驚いた。

まさか美猴王だけでなく、あの毛嫌いの塊といった鵬魔王を手懐けたのだ。

只者ではない。


そして私と牛角魔王、獅駝王(今の百獣王)は金禅子と初対面顔をした。

場合によっては、奴ら三人と我ら三人で争う事も考えてはいた。

しかし金禅子は私達に語ったのだ。

この世界が捻じ曲げられている事を?

それは最初、信じられない話だった。

笑い話か妄想?

しかし金禅子の言葉は我々を信じさせるに値した。

何故なら、これから起きる出来事を全て言い当てたのだ。

予知?未来視の能力?


そこで金禅子は今から起きる事から我々に関与しない事を提案して来たのだ。

特に法子達に降りかかる問題には。


「確かに半信半疑ではある。あまりにも話が突拍子もないからな?」


牛角魔王が代表して答えると、


「お前達はただ見ているだけで良い。お前達が戦うべき舞台は既に用意されているのだからな。それまでは黙していよ」


すると金禅子は私を見て告げた。


「特に蛟魔王よ、お前はこの件に首を出せば必ず命を落とすだろう」


「!!」


それは死の警告?

いや予言だった。



「この私が死ぬとはな・・・」



戦士として生きて、死ぬ事に関して恐怖など持ち合わせてはいなかった。

昔は・・・

しかし、今の私は手に入れてしまったのだ。

かけがえのない幸福って奴を。



愛する浦島と、我が子達。

愛を知って私は弱くなったのだろうか?

死を宣告された時に、家族の顔が浮かんだ途端、私は臆病になった。



「私は見ていれば良いか・・・」



しかし、私は牛角魔王が何者かに襲撃された事を知った。

しかもその相手が嘗て、我らが共に戦った同士である剛力魔王、怪力魔王、刀剣魔王だなんて。

奴らは大戦の最中に道半ば命を落としたはず?

しかもカミシニと呼ばれる異形となって遥かに強い力を持って現れた。


私達への復讐なのか?


共に戦い天界を落とす事を誓っていたはずなのに、今の我々は奴等から言わせれば天界の連中とつるむ裏切者。


「ふぅ〜」


私は深い溜息をついた。

そして背後に迫る殺気に気付く。


何者かが龍神界に入り込んだ事には気付いてはいた。

私の張った結界が容易く突破し、我が庭のように城に潜り込んだ侵入者。

恐らく数は二人はいるだろう。

そして迷うことなく真っ直ぐと私の前に現れたのだ。



「何者かは知らないが、土足で私の龍神界へ入り込むとはいかようだ?隠れていないで顔を見せろ」


すると私の前に現れた侵入者は顔を隠していたローブを脱ぎ去り、顔を見せたのだ。

そして私はその顔を見た時、


「あ、あぁぁ、そ、そんな馬鹿な?」



狼狽して固まってしまった。

侵入者の顔を私は知っていた。


忘れるはずもない・・・



「サクヤ姉さんなのか?」



私は死へと誘われる。


次回予告


蛟魔王が知るサクヤ龍王とは何者なのか?


そして蛟魔王は撃退出来るのだろうか?

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