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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
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鉄扇と剛力魔王!最強の女戦士!

阿修羅が刀剣魔王を魔眼の力で倒した。


そして今、鉄扇が剛力魔王と決着をつける。


私は法子


私の目の前で最強女子対決が行われていたの。

ゴリラの獣神でもあり、カミシニの能力を持つ剛力魔王。

そして魔神の血を活性化させた上に金色の魔眼の力を覚醒させた鉄扇ちゃん。

見応えあるわね!


大鉄扇を軽々と振り回す鉄扇ちゃんに対して、両手に二つの大斧を箸を扱うように巧みに操り攻撃する剛力魔王。

激しい衝突音が響き渡り、大地が激震する激しい攻防戦。



「やるわね!けどまだまだよ!」


「私、熱く、なる」


鉄扇ちゃんの突き出した大鉄扇が剛力魔王の右手の大斧を弾き落とすと、もう片方の手に掴まれた大斧を振り下ろして大鉄扇を足下に落とさせる。


「終わり、お前」


剛力魔王は武器を失った鉄扇ちゃんの首先に向かって残った大斧を振り払う。


「せいりゃあーー!」


「!!」


気合い一発、鉄扇ちゃんの金色に輝く拳で大斧の側面を殴り砕いて見せたの。


「馬鹿、力」


「お互い様よ!」



お互い拳と拳の肉弾戦が始まる。

互いの魔眼の力とカミシニの力が反発し、能力が干渉をしない。

つまり?

お互い攻撃が当たれば致命傷を与えられるって事。

完全な力勝負よ!



「強い、女、嫌いじゃ、ない」


「あら?そう?」


「でも、私のが、上」


剛力魔王は拳を握りしめ、踏み込む足下が移動事に陥没する。


「剛怪断激」


一撃一撃が渾身の打撃。

受け止める鉄扇ちゃんの受ける腕が痺れ、後退しながら追い込まれていく。


「このまま、終る」


「お、思い出したわ」


鉄扇ちゃんは干支十二宮殿の後に蛟魔王さんに拉致されて、そこで無理矢理修行させられていたの。そのおかげで遥かに力を上げられ、羅刹の極みを体得出来た。

その間、蛟魔王さんとも組み手をしたのだけど、その実力の差にかなりショックを受けていた。女妖怪最強と謳っていて、蛟魔王さんには手も足も出なかったから。

そんな時、尋ねた事かある。



「他にもあんたみたいに強い女戦士はいるのか?少なくとも羅刹女姉さん以外に私より強い女がいるとは思ってもみなかったわ!悔しいけれど」


「どうかね。世界は広いからな。少なくとも私が直接拳を交わし、認めた強さを持つ女戦士は五人はいたな」


「五人?」


「しかし連中はもうこの世にはいないよ。残念ながらな」



その五人の中には鉄扇ちゃんの義姉の羅刹女さん、蝎子精かっしせい

実の姉のサクヤ龍王。

それに過去の大戦で仲間だった玉面魔王と剛力魔王の名があった。



「もう手合わせ不可能だと思ってたよ。あの蛟魔王が認めた女戦士と戦えるなんて私は幸運よ!」


鉄扇ちゃんは力むのを止めた。

身体を撓らせて剛力魔王の拳を受けるのではなく受け流し始める。

当たれば致命的な攻撃も紙一重で躱し、隙を覗う。

圧迫感は半端なかった。

それでも躱した拳を受け流したその時、微かに見えた胸元への隙。

鉄扇ちゃんが間合いに踏み込んだの。


「羅刹の拳」


繰り出された一撃必殺の拳。


「なぁ!?」


けれど命中した拳は剛力魔王の鍛え抜かれた筋肉に弾かれたの。

それでも立て続けに連打を繰り出すも、全て弾かれて通用しない。


「私、筋肉、通用、しない」


「何て身体してるのよ」


鉄扇ちゃんは後方に移動すると、殴った拳が痺れている事に気付く。


「蛟魔王が認めた剛力魔王。これが本物の女戦士なの?」


「覚悟、良いか?私、敗北、駄目」


けれど鉄扇ちゃんも覇王と渡り合うほどの勇猛な女戦士。



「私だって負けられない。羅刹女姉さんから引き継いだ女妖怪最強の座!多少、無理してでも勝ち取るわ!」


すると鉄扇ちゃんの魔眼の輝きが増す。


「ウォおおおおおお!」



すると鉄扇ちゃんを覆っていた金色のオーラが拳へと集約していく。

鉄扇ちゃんは剛力魔王を指差すと、


「私の魔眼の力を一点に集中させた拳を受けても耐えられるかしら?あんたの出鱈目なその筋肉の壁は!」


「やって、見ろ!受けて、立つ」


剛力魔王もまた拳を力むと血流が血管を浮き立たせる。

剛力魔王の攻撃は確実に向かって来る者を破壊出来る威力を持っている。

鉄扇ちゃんの最後の切り札は万に一つの賭けに過ぎない。


「それでもやって見なきゃ分からない」


鉄扇ちゃんは踏み出していた。

すると剛力魔王も飛び出し拳が迫る。

まるで巨大な壁が迫る圧迫感。

ガードは出来ない。

何せガードに分け振るはずの力を拳に集約しているのだから。


「特攻、無駄」


「特攻じゃないわ。確信の持てる勝機に賭けたのよ!」


その時、鉄扇ちゃんは口を膨らませて何かを吹き出したの?

それは髪の毛?

金色のオーラを纏った髪は針のように剛力魔王の目に向かっていく。


「髪針」


「目くらまし、無駄」


剛力魔王は瞼に力を集中させて刺さる一瞬だけ綴じると、髪針は瞼の壁に弾かれてしまったの。

剛力魔王の打ち込む拳が鉄扇ちゃんの顔面に迫ったその時?


「うっ!?」


剛力魔王の身体に異変が起きたの?

ほんの一瞬、筋肉が止まる。

何が起きたのか剛力魔王は自分の肌に何かが刺さっている事に気付く。

ソレは髪針?


この流れの全てが繋がる。

鉄扇ちゃんは髪針を飛ばして狙ったのは剛力魔王の目では無く、それは囮。

本当の狙いは瞼を綴じた瞬間に狙った場所。

そこは筋肉を動かす神経のツボ。

剛力魔王の筋肉は僅かに意識とは別方向に逸れて、迫る鉄扇ちゃんを捉えられずに空を切ったの。


「金色の羅刹掌!」


間合いに踏み込んだ鉄扇ちゃんの渾身の一撃が剛力魔王の身体に直撃した。


「ご、ごフッ!」


凄まじい金色の光が剛力魔王の筋肉の鎧を貫き通した。

けれど鉄扇ちゃんの魔眼はそこで力尽き、羅刹の変化も解けていく。


「や、やったわ・・・」


そのまま膝を付き倒れ込むと、


「まだ、まだ!」

「エッ?」


振り向いた鉄扇ちゃんの背後には倒れずに立っている剛力魔王が見下ろしていた。


ウソ?今ので倒せなかったなんて?


けれど、剛力魔王も深手だった。

唇から血を垂らすと、その血は地面に落下して蒸発する。


「ハァ、ハァ、まだ、目的、未遂」


すると剛力魔王は拳を振り上げると、自分の足下に向けて殴ったの。

剛力魔王を中心に陥没し揺れ動くと、地割れが起きてその穴へと飛び込む。

私と沙悟浄は急いで鉄扇ちゃんに駆け寄ると、この状況を理解する。



「逃げた?違うわね」


「痛み分けってこと。も〜う!本当に強かったわ・・・」


「鉄扇ちゃんはよくやりましたよ~」



そんなこんなで、阿修羅が刀剣魔王を倒して私達の戦いは一勝一引き分けで終わったの。


そんなこんな。


次回予告


法子達が戦っていた同時刻、孫悟空達も牛角魔王救出のために戦っていた。



法子「あら?忘れていたわ!どうなったのかしら?」

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