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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生封神血縁編!
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甦った復讐者達!

牛角魔王が何者かの襲撃に合った。


紅孩児の頼みに救援に向かう法子一行の前に新たな戦いが始まる。


私は法子


私達は牛角魔王さんが捕らわれていてる場所に向かっている。

敵の標的は恐らく私達かも?

だって名指しして来たらしいの。


孫悟空とその一派って・・・


ふざけるんじゃないわよ!

私達は法子とその一派よ!


敵の正体も強さも分からない。

目的は勿論、一番の謎が能力らしいの。

だって牛角魔王さんと紅孩児君が手も足も出なかったのだから。

けど紅孩児君の説明からは相手の能力が解読不明なんで、結局は行き当たりばったりで戦うしかないわね?

それでも問題はないと思う。

何せこちらには孫悟空と阿修羅、それに八怪や玉龍君だっているんだし。


そこは天界下級層にある特別に牛角魔王さんに用意された城だった。

そしてその城の外壁の中心に私達でも見えるように牛角魔王さんは力無く拘束されていたの。


「父上ぇええええ!」


叫ぶ紅孩児君に、私は直ぐに孫悟空と八怪に命じたの。


「孫悟空!八怪!牛角魔王さんを救出して!」

「当然だぁー!」

「任せるらぁー!」


飛び出した二人が城塞に迫ったその時、左右から何者かが接近して来て襲い掛かって来たの。


「どうやら敵さんのお出ましのようだな?」

「返り討ちにしてやるらぁー!」


二人が妖気を解放させ迎え討ったその時、私達にも二人の異変に気付いたの。


「!?」


そして二人が吹き飛ばされるように私達の前に転がり倒れる。


「孫悟空?八怪?」


一体、何が起きたと言うの?

突然、二人の解放させたはずの妖気が急激に失って、抵抗出来ずに弾き飛ばされていたのだから。まさか相手の能力は力を奪う能力?

それで牛角魔王さんも紅孩児君も敗れ去ったのかしら?


「な、何だ?奴らに触れた途端に力が消えちまったぞ??」

「オラもら!何なんら?奴ら?」


二人も困惑していた。


「どうやら現れたようだよ?法子」

「えっ?」

「あそこです!」


阿修羅と玉龍君の視線の先に現れたのは新手の別の二人だった。

敵の数は四人?なのかしら?

姿はマントを頭から被り顔が見えない。


「天下の美猴王、いや?今は孫悟空と呼ばれているのだってな?久しく会わないうちに弱くなったのか?それとも我らが強くなったのか?」


それは四人の中心にいる男だった。


「てめぇ〜何者だ?俺様の事を知っているのか?姿を現せぇー!」


すると謎の四人組の三人が纏っていたマントを脱ぎ捨て姿を現したの。

一人は背中に刀剣を何本も背負い、腰に幾つもさげていた。

もう一人は筋肉に覆われた褐色の体格のある男。

最後に同じく褐色のモデルのような美しい筋肉美の女戦士だった。

その三人の姿を見た孫悟空は言葉を失い、そして驚愕していたの。


「お、お前達?い、生きていたのか?俺様は死んだとばかり思っていたぞ?本当にお前達なのか?」


その言葉に刀を所持する戦士は答えたの。


「死んだよ。今の我らは蘇りし亡霊さ。我らを裏切り天界の連中に尻尾を振るお前達に復讐し、この天界を壊滅させるために地獄から舞い戻って来た復讐者だよ!」


「何だと!?」


その会話の中で阿修羅が私達に説明してくれたの。

かつて孫悟空が美猴王として阿修羅、牛角魔王さんや蛟魔王さん、百獣王さん鵬魔王と義兄弟の契を交わし六大妖魔王として天界に攻め込んだ昔、彼らと同等の力を持つ副官の魔王達がいた。

それが今、私達の目の前に現れた女戦士の剛力魔王、体格のある大男が怪力魔王、そして剣を幾つも持つ男が刀剣魔王だったの。

しかし彼らは天界進行の際に戦死したと思われていた。


「お、お前達・・・」


すると刀剣魔王は告げる。


「我らは裏切り者のお前達を始末し、今度は我らの手でこの天界を落とす。この力を持ってな!」


すると刀剣魔王の身体から妖気とは異なる赤い障気が立ち込める?

否?あれは血蒸気??

するとこの場にいる全員が急激に力が抜けて膝を付いてしまったの。

な、何?何なの?これ?

血蒸気が私達の力を奪うなんて?

この状況を唯一心当たりあるのは?

もしかして私だけなの?

でも、そんな事があるわけないわ!


「か、カミシニの血?」


私が呟いたのは、この世界では存在しないはずの力だったの。

かつて私は、あんな能力を相手に戦った事がある。

神の力を奪う魔性の血を持つ能力者達。

私のいた未来で戦った神殺しの能力。

その能力を持つ織田信長を中心に過去に飛ばされて、てんやわんやで何とか戦いきった体験してきたの。


「皆!あいつ達を相手に妖気は逆効果よ!武器を使うの!決して直接触れないようにして?」


私の言葉に全員を頷くと、その言葉を信じて攻撃を仕掛ける。


「うらぁーー!」


手の甲に釘鈀が変形して籠手となる。

八怪の拳を弾く怪力魔王、何て強腕なの?

けれど戦えてる!

そして孫悟空は剛力魔王相手に如意棒を抜いて攻撃を仕掛ける。

そして、


「我の相手はお前か?偶獣王!」

「僕は阿修羅。偶獣王ではない」

「どっちでも構わん!斬る!」


刀剣魔王は背中から飛び散る剣を自在に操り攻撃を仕掛けて来たの。


「触れないように」


阿修羅の素早い動きに刀剣魔王の操る剣は全て擦り抜けていく。

そして接近した阿修羅は手にした漆黒の地獄炎を放ったの。


「無駄だ!我の身体には通用せん!」


放たれた地獄炎はまるで見えない壁に触れたと同時に消沈したの。


「俺様の炎もあ〜やって消えちまったんだよ!」


紅孩児君も悔しがっていた。


「あの敵には五行の術も通用しないのでしょうか?」


「そうなのよ〜!確かに面倒くさい能力だけど、戦えない相手ではないわ!」


私は術札に太陽神の加護を籠める。


「それは?」


「奴らの弱点は太陽神の能力らしいの。この術札を使えば私達も戦えるはずよ」


そして金の錫杖に札を貼り付けて構えたの。

するとまだマントを覆っている敵が私を見ていたの。


「どうやら直ぐには攻撃して来ないようだけど警戒はしていないとね」


けれど孫悟空達は戦い慣れない気を使わない戦闘に苦戦していたの。


「血闘技・両刀の大斧」


剛力魔王の手首から血が垂れ流れると、ソレは形を成して変形し大斧になる。


「それは!?」


孫悟空は剛力魔王の振り降ろす大斧を受け止めると、地面に足が埋もれて陥没する。


「うぐぐぐぐ!」


受け止める孫悟空の力が抜かれるように消耗して、徐々に押され始める。

それに八怪も怪力魔王に腕を掴まれて投げ飛ばされたの。


「うわぁあああ!」


そして飛ばされた八怪を受け止めた怪力魔王が顔面と足を掴み、引き裂こうとした直後、紅孩児君が飛び出して怪力魔王の顎を蹴り上げる。


「いてぇな?何しやがる!」


怪力魔王は八怪を振り回して紅孩児君に叩きつけたの。

だ、駄目だわ!

カミシニに対して戦い慣れてない。

どうしても神力を使ってしまうから、力を消されると何も出来なくなるのね?

あの阿修羅でさえ力が消されて手をこまねいているみたい。


「我の剣の前に斬り伏せよ!」


刀剣魔王の振り降ろした剣が阿修羅の顔面を捉えると、阿修羅は己を無にして存在を消す。

すると振り下ろした剣が空を斬る。


「まやかし?残像?奇っ怪な!」


刀剣魔王は意識を集中させる。

そして現れた阿修羅に向かって無数の剣を飛ばしたの。


「うわぁあああ!」


そして阿修羅までも全身に傷を負って地面に落下する。

傷を負った場所から力が抜けていくのがわかる。

ヤバイわ!

このままでは全滅しちゃう?


その時、私は見上げた空間が歪んだ事に気付いたの。


「えっ?アレって?まさか?」


すると上空から強力な閃光が放たれ、この場にいる全員が目を眩ませたの。


光が消えたその戦場に私達は消えていた。

あの一瞬で私達は逃走していたの。

それもこれも全ては?



「本当に危なかったですよ〜」



突然、上空の空間からひょっこり顔を出した沙悟浄だったの。

沙悟浄は目くらましを放って、私達を全員空間転移させて逃げさせてくれたの。

本当に危機一髪だったわ。


助かった私達は想像以上に疲弊し、消耗していた。

初めて戦う異形の力を持つカミシニの存在に成すすべなく敗れたのだから。



そんなこんな。

次回予告


神力が通じないカミシニの能力に対抗するためには?


カミシニ経験者の法子が語る。

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