迫る脅威、間近!マジか?
遺跡調査中に襲われた沙悟浄達。
そして法子達も美猴王との戦いから帰宅していた。
私は法子
孫悟空と美猴王との一件から数日が過ぎようとしていたの。
あの後、何度か蛟魔王さんや牛角魔王さんに連絡を取ってみたけれど音信不通。
龍神界にも入行拒否されちゃうし、玉龍君も私のもとに返されたの。
地上の遺跡に向かった沙悟浄からも連絡ないし、それに天界も何か私達には伏せているけれど慌ただしいみたい。
私達はナタクの屋敷に世話になっているのだけど、ナタクも天界の最上界に呼び出されて戻って来ないし、同じく最上界に天竺の情報を調べに行ったきり戻って来ない二郎真君さん。
今、天界はどうなってるのかしら?
「やっぱり須菩提祖師さんが言ってた事と何か関係あるのかしら?」
それは蛇神族以上の脅威が迫っているって内容だったの。
詳しくは分からなかったけれど、その脅威は必ず私達と無関係でいられないと。
すると私の部屋の扉が突然開いて阿修羅と八怪が私の部屋に入って来たの。
「法子はん?朝飯の時間らよ〜」
「おはよう、法子」
う〜ん。
二人とも女の子の部屋にノックもなく入って来るのはどうかと思うのだけど。
躾けが必要ね!
私は一度二人を追い出して着替えた後、二人と一緒に孫悟空と玉龍くんのいる部屋に向かったの。そして食事をしながら今後の事を打ち合わせする。
「俺様は奪われた聖獣を取り返しに行くぜ!負けちゃいねぇが、このまま黙っていられるか!やったらやり返すぜ!」
「孫悟空の気持ちも分かるけれど、須菩提祖師さんの言葉忘れた?近いうちに私達にトラブルが巻き込むって?下手に単独行動するのは駄目!沙悟浄が戻って来たら対策を練りたいから」
「クソぉ!覚えておけよ〜!あの俺様の偽物野郎!」
「けれど河童の奴、遅いでないらか?連絡が全然ないのは、あの河童!調べ事に夢中でオラ達の事を忘れてないらか?」
確かに沙悟浄は研究事になると時が経つの忘れて没頭すらけどね。
「でも鉄扇ちゃんがいるから安心じゃない?そのためのお目付け役なんだし」
「その鉄扇が沙悟浄を連れ回しているって事はないらか?」
「あ、あり得る!」
鉄扇ちゃんがこの機会をチャンスと地上界デートしてる可能性あるわ。
「ん?」
すると玉龍くんがさっきから黙って下を向いていたの。
「どうしたの?玉龍くん?」
「ぼ、僕はここにいて宜しいのでしょうか?」
「何を言って?あっ!」
蛟魔王さんが私達の敵に回ったのなら、龍神族の玉龍君は板挟みよね。
「戻りたい?」
私が玉龍くんの真意を聞くと、
「僕は法子様に忠誠を誓っています!例え龍神界から離反する事になっても、法子様のもとにいさせて欲しいです!」
「そんなに畏まらないで?玉龍くんは私達の仲間。だから私と一緒にいてくれるなら、ずっと一緒にいて良いのよ?」
「法子様・・・」
「様はいい加減止めて?さん付けで良いわよ〜!ねっ?」
「そ、そんな。あ、はい。法子さん」
「聞き分けよくて好きよ?」
照れる玉龍くんを見て、
「僕も一緒にいるからね、法子」
まるで対抗するかのように阿修羅が真っ直ぐな目で私を見詰めたの。
「あはは。ありがとう」
とにかく、私達もお菓子を食べながらこんな事をしていては駄目な気がする。
場所は変わる。
そこは天界の中級層。
そこには天界の武神達が倒れていた。
その数は二千。
しかも指揮を取っていたのはナタクだった。
そのナタクは?
「お、おのれ!」
ナタクは傷付き、目の前に立つ何者かによって抵抗出来ないまま膝を付いて崩れ落ちる。
「闘神ナタクと呼ばれたお前が呆気ないな?この我を殺したほどの者がこの程度だとは思わなかった」
「お前は何者だ?何が目的だ!」
「自分が始末した者の名前も顔も覚えてはいないか?物の数にも入らなかった私を相手に今のお前は無様に滑稽だ!さぁ、今度は私の手によってお前が死ぬ番だ!」
謎の男は剣をナタクの眼前に向ける。
そして・・・
今、私達の知らない所で何かとんでもない者が間近に迫っていたの。
マジか??
そんなこんな
次回予告
何者かが暗躍していた。
その者は法子達にとって何を及ぼすのか?




