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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王討伐編~真・救世主伝説~
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ついに天竺の謎が解明とか?

沙悟浄は鉄扇と鹿力大仙と一緒に地上界に来ていた。

そこで西の遺跡で天竺について知る事が出来るのか?


私は沙悟浄です。


私達は地上界に残された西の遺跡にいるのです。

龍脈からの供給を断たれて動かない遺跡の石版に私と鹿力大仙は改造を試みたのです。


「この筒を持ったまま力を注ぐのです。そうすれば私達の意識は石版に繋がれるはずです」

「河童ちゃん?本当に大丈夫なの?」

「恐らく多分、絶対です!危険なんてありません!」


私は目を輝かせながらせっかちになっていました。


「仕方ないわね〜」


私達は三人で筒を握ると目を綴じて同時に力を注ぎ込む。

すると意識が引っ張られて三人の意識が繋がりながら石版に同調する。


その中では肉体の概念はなかった。

意識だけが存在する空間。


「絶対に筒を離さないでください!意識が戻されるだけなら良いですが、飛ばされたら元に戻れなくなりますから!」


「危険なんてないのではなかったの?」


「私がいます!だから鉄扇ちゃんは守るから安心してください」


「もう!早く知りたい事を調べて帰るわよ!」


私と鉄扇ちゃんの会話は意識の中で繋がっていました。

そして鹿力大仙が意識を絡めて会話に入る。


「どうやら着きましたよ」


私達は石版の中核に意識を留めると、その場にて試してみたのです。


「教えてください!覇王エデンの脅威は終わったのでしょうか?」


すると私達の意識に流れて来たのは私達が戦って来た蛇神族との戦いの数々でした。

そして石版からの回答は?


「覇王エデンが復活する未来を見る事は出来ません。私は今日にまで記され追加される過去を残す情報を管理する源」


「つまり未来の事は分からないのですね?」


「未来とは流れ。時時枝分かれしては形と歴史を変えて繰り返す」


すると不思議に思っていた鉄扇ちゃんが私に聞いたのです。


「ねぇ?どうして会話出来るの?」


「あ、それはですね?以前来た時は神文字が石版に映し出されていたのですが、所々虫食い状態で解読出来なかったのです。だから今度は意識を共有させる事で会話出来るように改造したのです」


「ふ、ふ〜ん。そ、そうなのね?」


意味は分からないみたいだけど納得する鉄扇ちゃん。


「あの〜?私も質問しても良いでしょうか?」


「あ、勿論ですよ!お手伝いしてくれる条件でしたからね〜どうぞどうぞ!」


鹿力大仙も目を輝かせながら、今日まで解答出来なかった長年の知識を問いていた。


「な、なるほど〜!そうだったのか?つまり、フムフム。なるほど!だから失敗したのか?それで?フムフム。なるほど!そこまで私達の実験は間違ってはいなかったわけだ!戻り次第、虎力と羊力と試してみよう!」


大仙として新たな術や儀式、様々な長年の失敗の数々の答え合わせは一生叶わないと思っていた。それが全て解決していく。


「はぁ〜私はもう満足だぁ〜」


爽やかな顔の鹿力大仙。

すると次は鉄扇ちゃんが質問したいと私に縋ったのです。


「どうぞどうぞ」


鉄扇ちゃんの質問のそれは、今日までトラウマに感じていた事だったのです。

その回答を聞いて鉄扇ちゃんは涙を流していました。

それは親友の蝎子精さんの死の真相。

その本意。



「やっぱり全て玉面のせいか」


しかし仇は討った。

玉面はもういない。

全て終わった事。

後は受け止める事なのだと。



「良いのですか?出生の事とか?確か孤児だったのですよね?私も孤児だったけれど、お父さんとお母さんの事を知る事が出来たのです。だから知っておいて損はないと思いませんよ?」


「それは良いのよ。私の家族は羅刹お姉さんと蝎子精だけだから」


そう私に答える鉄扇ちゃんは私の顔を真っ直ぐに見ていたのです。

何で?

取り敢えず私は頷くと、今度は私が問う事にしたのです。


「やっぱり一番聞かないといけない事からですよね〜では、さっそく!」


私は法子さんに頼まれていた天竺について問いたのです。


「天竺!天竺について教えてください」


すると遺跡の石版は答える。


「天竺とは本当にあるのか存在するのか分からない噂に出てくる未開の地」


「それは知っています!私が聞きたいのは本当に存在するかどうかです」


すると遺跡の石版は答えたのです。


「天竺と呼ばれる地は天界、地上界、どの世界にも存在致しません」


「そ、そんなぁ・・・」


では天竺とは何なのでしょうか?


「天竺は存在しないのですね?」


「テンジクは過去二度開かれています」


えっ?ソレって?


「ちょっと待ってください?天竺は存在するのですか?二度開かれたって?」


「テンジクが開かれし時、世界が異なる時を刻む。世界の改変の・・・」


その直後、私達の意識が肉体へと強引に引き戻されたのです。


「な、何が起きたのですか?」


すると鹿力大仙が答える。


「緊急時に備えて意識を肉体に戻す装置が起動したようですな」


「緊急時??」


すると私達は気付いたのです。

とてつもない強い力を持った者が私達のいる遺跡に近付いて来ている事に?

馬鹿な?地上界には今、人間以外は存在しないはずなのに?

そしてその者達は私達のいる遺跡の外の頭上にて止まると、強力な力を集め始めたのです。



「まさか!?この遺跡を外から破壊するつもりですか??」


強力な強い力で遺跡が揺れ始める。

このままだと遺跡事私達も巻き込まれてしまう!

だ、脱出しないと!



「二人ともぉーー!」



直後、遺跡は頭上からの攻撃に飲み込まれて崩壊したのでした。


次回予告


法子達は今後の事を考える。


この先、どうなるのか?

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