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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王討伐編~真・救世主伝説~
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ナタクの催したパーティー


天界でお世話になっている法子一行。


そこにナタクからの伝書が届いた。


私は法子よ?

えっ?どうしておめかししているかって?

そうなのよ。

私達はナタクから送られて来た伝達で、パーティーにお呼ばれされたの。


「うわ〜ナタクの屋敷も二郎真君さんに負けないくらい立派ね?」


土地だけでも武道館と埼玉アリーナ、代々木体育館を合わせたくらい?

それ以上はあると思うわ。

天界って日本の土地事情なんて関係ないわね?


聞くに今日は天界の感謝祭らしく、ナタクは地上界で戦って功績を上げた武神達を呼んでのパーティーを開いたの。

だから私達が呼ばれたわけね?

でも二郎真君さん曰く、ナタクがこんな催しするなんて珍しい事らしいの。


「マジ?こんな格好するのかよ〜」


孫悟空は天界の衣にご立腹なの。


「孫悟空?君は太白仙人に修行を付けて貰っている間は天界の衣だったよね?」


「阿修羅、黙らっしゃい!」


「何ら?オラはかまわんらよ」


「私は着慣れてます」



とか話してるけれど、その姿を見て私は思ってしまったの。


「馬子にも衣装ね?」

「えっ?鉄扇ちゃん??」


突然、私の台詞を先に代弁したのは鉄扇ちゃんだった。

見ると鉄扇ちゃんも素敵な格好なの。


「か、可愛い〜」


「私にそう言う趣味はないわ!」


私が抱き着こうとするけれど、鉄扇ちゃんには拒否されたの。


「て、照れ屋ね」


鉄扇ちゃん、孫悟空に阿修羅、八怪に沙悟浄、此処にはいないけど玉龍くん。

私から見ても私の一行って、目の保養になるのよね〜役得だわ。

そこに二郎真君さんが入って来て、私達をナタクのいる所へ案内してくれたの。

幾つ扉を開けたか分からない。

けど、中央の宮殿に続く最後の扉を開いた所で、まるで白馬の王子様のような格好のナタクが待っていたの。


マジに見惚れるわ〜

けどナタクって口悪いのがたまに傷なのよね〜

本当にぶっきらぼうだし。


「よく来てくれた。歓迎する」


ねっ?

ぶっきらぼう・・・ん?


「今、私?ナタクに歓迎されたー??」


「失礼だな」


ナタクはクスリと笑うと、私は不意をつかれて赤面してしまったの。


「!!」


その時、私は私に向けられた視線?

殺気を感じて警戒する。

まさかこんな場所で殺気だなんて?

しかも私に向けられてるわ。


(何処?)


私は周りを見回すけど、その殺気は消えて敵の位置を探れなかったの。

すると正面からこちらに私と同い年くらいに見える金色の髪をした女の子が近付いて来る?


「ナタク?あの娘は?」

「あぁ、あいつは」

「?」


するとナタクは彼女を隣に置いて紹介してくれたの。


「俺の妹の貞英ヂェンインだ」


「えっ?妹〜??いたの?」


ナタクには他に他界した金吒さん、次兄の恵岸行者さんがいるのは知っていたけれど、四人兄弟(妹)だったのね?


「初めまして。私、法子よ?」


私が握手を求めると、貞英ヂェンインちゃんは可愛らしい笑顔を向けて返してくれたの。


「宜しくお願いしますわ」


けど、あれ?あれれ?

ちょっと強く握り過ぎじゃないかしら?

もしかして私のファンとか?

そこに孫悟空達が私を呼ぶ声がしたの。


「法子!肉!肉!肉あるぞ〜」


「も〜う!恥ずかしいわね!」


そう言って広間に向かったの。


「うわぁ〜」


既にパーティーは開かれていて、豪華絢爛な広間に並べられた天界の料理。

果物が多いみたいだけど、見た事ない形や色。

口にすると信じられないくらい香ばしく広がっていく。


「お、美味しぃ〜」


苺やオレンジよりもジューシーで、メロンや林檎よりも食感とか・・・とにかく美味しくて仕方ないって事なのよ〜しかも種類は何千?何万とあるの。


「私、全部食べられるかしら?」


そんな私に阿修羅は、


「お腹壊さないでね?」

「頑張ってみるわ」


けれど誘惑には負けちゃうかも。

すると綺麗な音楽が聴こえて来る。

天女?綺麗な楽師の天女さん達が耳に透き通るような美しい音色を奏でる。

そこで私は気付いたの。


「飲み物が何種類あるのよ?」


コレを全て食すとなると何日かかるの?

私、体重増えちゃうわ?

まさか罠?

私をどうしたいって言うのよ!!

するとナタクが私に言ったの。


「いつまでもいても、良いぞ・・・」


「えっ?それって?」


私は顔を赤らめて考えてみたの。

一週間くらいあれば制覇出来るかも!

って!

私は本気でお世話になる気だったの。

すると私の手が強く引っ張られる?


「阿修羅?」


阿修羅は私とナタクの前に割って入ると、ナタクに告げる。


「法子が泊まるなら僕も世話になる」


その言葉にナタクは阿修羅と目を合わせる。

ハテ?気のせいか火花散ってない?


「構わない。部屋は余っている。孫悟空達の部屋も用意しよう」


「えっ?私、雑魚寝でも良いわよ?」


「駄目だ!!」


私の不用意な言葉にナタクが怒鳴る。

えっ?私、何か変な事言った?

旅の間はずっと雑魚寝だったわよ?

そんな私に鉄扇ちゃんが言ったの。


「お子ちゃまよね。法子は」


「えっ?」


私は食べ歩き疲れて、一人外に出ると星空を見上げたの。


「綺麗。天界でも星が見えるのね」



満天の星空に私は酔いしれる。

そしてこの世界で起きた事を思い出す。

最初はどうなるかと思ったけれど、仲間がいたから今があるんだ。

それにしてもナタク?

今日は雰囲気違ってなかった?


「最初はムカつく美形かと思っていたけど、マトモな所もあるのね?」


「誰がムカつく美形だって?」


「へっ?」


振り向くとナタクが立っていた。


「あら?ナタク?」


「法子、正直お前には驚かされっぱなしだ。ただの口煩い人間の小娘かと思えば、あの覇王を打ち破り地上界を救ったのだからな」


「誰が口煩い人間の美少女よ!」


「言葉を変換していないか?」


「気にしないでちょうだい」


そう言えばナタクとこうやって話すのって初めてかな?


「だが、正直今のお前の事は認めている。お前は間違いなく英雄だよ」


「あら?そう?照れるわね。けど、皆がいたから成し遂げられたと思ってるわ。当然ナタクにもよ?ナタクにだって助けられたじゃない?今更だけどありがとうって言わせて?」


「俺は俺の仕事をしたまでだ」


「素直じゃないわね」


するとナタクは真面目な顔で私に言ったの。

えっ?どうしちゃった?

何か怒らせちゃった?


「素直か。なら素直に言わせて貰って良いのか?」


「えっ?」


ナタクの眼差しは私を離さなかった。

何て熱い眼差しなの?

そしてナタクが私の口から出た言葉は私の心を騒がせたの。


「俺は、お前を俺のもとに置きたいと思っている」


「えっ?えぇえええええ????」


それだけ告げるとナタクは私の返事を聞く前に振り返り、戻って行った。

その場に取り残された私は茫然と立ち尽くしていたの。


「ソレって、ナタク?」


「どう思っているんだい?法子」


「えっ?」


振り返ると私の隣にいつの間にか阿修羅が立っていたの。


「阿修羅、いつの間にいたのよ??」


「そんな事より法子はナタクの事をどう思っているんだい?」


「えっ?ナタク?」


私はさっきのナタクの言葉を思い出して、顔を赤くした。


「私をナタクの配下にしたいなんて冗談じゃないわ!確かに戦力としては申し分ないわよ?それに私がいれば阿修羅はもちろん、孫悟空達ももれなく付いてくるしね?」


「法子、君って」


顔をプンプンさせながら頬を膨らませる私を見て、

阿修羅が突然吹き出して大笑いしたのよ?


「あはははは」


阿修羅が大笑いする所、初めて見たわ。

そう言えば戦場の緊張感続く毎日だったしね。

けど、これが本当の阿修羅なのね?私にはよく話しかけていたから無口ではないとは思っていたけど。


「でも、正直な話。ナタクの事はどう思っているんだい?」


「えっ?ナタクね〜」


私はよく考えて答えたの。


「お兄ちゃんかな?」


「お兄ちゃん?」


また大笑いする阿修羅に私は意味が分からなかったの。

お酒でも飲んだのかな?

笑い上戸なのかしら?

けれど、屋根上で私達の会話を聞いていた者がもう一人いたの。


「まったく法子はんは大したオナゴらよ!あはは・・・けど、猿と阿修羅らけじゃないらな。ナタクもオラにとっては・・・」



えっ?それって?


まぁ〜難しい事は置いておいて、そんなこんなで私達はこのパーティーを有意義に楽しんだのでした。



その夜、私はナタクの屋敷にお泊りさせて貰ったのだけど、

私は夜中にお化粧直しをしに部屋を出て長い通路を歩いていたの。



「屋敷が大きいのも考えようね?こんなにトイレが遠いなんて。それに、やっぱり現れたじゃないのさ」



私は通路の闇の奥からの殺気の存在に気付いて立ち止まったの。

この殺気は間違いないわ。

この屋敷に入って直ぐに私に向けられた殺気と同じ。


「隠れてないで出て来なさい!」


私が叫んだ直後、影から姿を現した殺気の正体が私に攻撃を仕掛けて来たの。

は、速い!?

すかさず躱すと床が陥没する強い衝撃を受ける。

そこで私は殺気の正体の顔が月明かりで見えて驚愕したの。


「えっ?なんで?貴女!」


私は声に出して彼女の名前を呼んだの。


貞英ヂェンインちゃん?」


私に向けられた殺気の正体はナタクの妹の貞英ヂェンインだったの。

な、何で??


そんなこんな。


次回予告


突然命を狙われる法子。


その相手はナタクの妹の貞英ヂェンインだった。

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