法子の忘れていた事・・・
蛇神との長い戦いは終わった。
しかしその爪痕は残っていた。
皆さん!お久です!
私、めでたく生き返った法子です。
う〜ん?何から話そうかしら?
蛇神との長い戦い。
覇王エデンを虚無へと封じ込めて一件落着とはいかなかったの。
地上界は荒れに荒れ、大地の龍脈はもう酷い事になっていたの。
地震、雷、火事、雪崩。
他にも疫病とかも。
それに世界の核とも言えるエデンを引き離した事で地上界は力の供給が出来ずにいるらしいの。
このままでは地上は滅びる。
誰も住めない世界になるらしいの。
せっかく救ったのに意味ないじゃん?
そこで天界は地上界を残す策を講じた。
新たな核を必要とする。
で、必要になったのが阿修羅の持つ光と闇のリングらしいの。
祭壇を作りそこにリングを置くと、リングに残っていた力が新たな龍脈となって崩壊する大地を支えたの。そんな分けで、地上は今ナイーブな状態なんだって。
だから私達のような尋常じゃない強さを持つ者が地上で喧嘩とかしたらいけないわけ。
そこで〜私達は今、天上界にお世話になっていたのでした。
まぁ〜規格外の強さを持つ私達の監視って意味もあるのかしら?
けどね?そこまで酷い扱いされているわけではないのよ。
私達がお世話になっている場所は実はね?
「何か必要な物があれば言って欲しい」
「ありがとうございます。二郎真君さん。とても快適にさせて貰ってるわ」
「なら良かった。地上界を救った君達を歓迎するよ」
孫悟空、八怪、沙悟浄はおもてなしの贅沢なご馳走に夢中になってるし。
「河童ちゃん?もう口が汚れてるわよ?」
と、ハンカチで拭いてあげてるのは鉄扇ちゃん。
あの後、傷付いた鉄扇ちゃんも私達と一緒にいるのよね。
そうそう。
蛟魔王さんは龍神会の再建のために直ぐに出ていったわ。
牛角魔王さんと紅孩児君も天上界での武者修行と言って旅立ったし、百獣王さんも気付いたら手下の三大仙さん達といなくなってた。
もう、目的終えたら薄情よね?
一緒に語り合いたかった・・・
そこで私は紅孩児君から愛音さんが亡くなった事。
二人の子供達も見付からなかったと聞かされた事を思い出し、落ち込んだ。
それから私は蛇神との戦いを振り返る。
本当に長かったと思う。
この世界に来て、孫悟空、八怪、沙悟浄、玉龍君に阿修羅と出会った。
それから二郎真君さんにナタク、楊善さん・・・
他にも本当に沢山の皆んなと出会って分かった事があるの。
この世界を守れて本当に良かった。
正直、私一人じゃ絶対に無理だった。
実際、死んじゃったし?
皆が力を合わせて協力してくれたから。
そうそう!
私が生き返れたのは白澤さんって聖獣さんのお陰だと玉龍君が教えてくれた。
正直、会った事はないけど一度ちゃんと話しをしてお礼をしたかったわ。
しかも今の私には白澤さんの知識が残っていたの。
あまりにも膨大な知識なんで、パンクするから引き出しに入れて小出しにしていこうと思うの。
それだけでも今の私ってハンパないらしいの。
特別感出ちゃったのよね〜
私は新たに新調した神衣を振り向きながら壁際に置かれた鏡に写る自分自身を見てポーズを取る。
そして静かに呟いたの。
「転生変化唯我独尊」
すると私は神々しい光に包まれた神様の姿へと代わる。
「これ?本当に私なの?よね?」
今の私は人であって神様でもあるらしいの。
詳しくは分からないのだけど、私の前世が神様ぽいのよ。
私は変化を解くと、色々モヤモヤしていた事が振り返る。
私は定められた時に原因不明の死が訪れるって予言で言われて生きてきた。
けれど、私は確かに一度死んだの。
コレってもしかして?
運命変わったと思って良いの?
私、もう死なないとか?
私は人として死んじゃって、神様として転生しちゃたのだから。
半分だけど。
もしそれが本当なら早くお父さんや清明師匠、優斗に教えてあげたいわ。
だから早く戻る手段を調べないと・・・
ん?ハテ?
私ってばとても大切な事を忘れてないかしら?
とてもとても大切な何か?
「あぁああああ!忘れてたぁ〜!」
私が忘れていた事って何か気になる?
私も気になる。
だからその話は次話でね?
そんなこんな。
次回予告
法子の旅の目的
それって?




