覇王エデンを倒せ!闘戦勝仏・孫悟空!
ついに孫悟空が超絶的な力を手に入れた。
この力で覇王エデンを討て!
俺様は孫悟空
皆が命がけで作ってくれた時間。
俺様は義兄弟達の力を受けて、最強の力を手に入れたのだ。
覇王と対抗出来る程の究極の力。
「闘戦勝仏・孫悟空」
俺様から発する光は金色のオーラ。
手にした如意棒に俺様は力を込めると変形して、金色に燃え盛る剣が出現した。
「降魔如意神剣」
まるで三蔵の剣のようだ。
いや?今の俺様は最も最強と信じる存在の生き写しのような姿だった。
その姿を倒れながらも顔を上げて見た沙悟浄と八怪は涙を流していた。
「孫悟空兄貴、まるで・・・」
「そうらな。あの猿、本当に三蔵はんのようらよ」
そうだよ。
俺様が最強と信じるのは恩師、三蔵!
この姿の三蔵が、俺様が負けるなんて絶対にありえねー!
「何だ?その姿は?」
覇王は俺様を見て余裕をかましていた。
「俺様を舐めて泣いても知らねぇよ?今の俺様は激薬ピリ辛だからな!」
突如、俺様の身体が軽く宙に浮いたかと思うと、その姿が消えたのだ。
「!!」
覇王は気付くと俺様の接近に間合いに入り込まれ、顔面に蹴りを入れられ尻をついたのだ。
「なっ?なっ?なっ!?」
俺様の強さは本物だった。
「馬鹿な?たかが虫けらが五匹、力を合わせた程度でそのような力が出せるはずない?何なのだ?その力は?」
確かに俺様の強さは俺様達が想定していた以上の力を見せてたのだ。
この力は何なのだ?
確かに仲間達の力も昔とは桁違いに成長していた。
それは俺様もだ。
さらに金色の魔眼の相乗効果が理由か?
それだけでは無かった。
この力は信じる力!
皆が俺様を信じている。
そして、この三蔵に似た今の俺様の姿が誰かに敗北するイメージなんて想像出来なかったからだ。
その信じる意思が今の俺様の強さ!
「うぉおおおおおお!」
雄叫びをあげると大地と上空が震え上がる。
まるで覇王が二人いるようだ。
「どうやらワタシが世界を取り戻すためにはお前を消し去る必要があるようだ」
直後、覇王の覇蛇の剣と俺様の降魔如意神剣が衝突した。
繰り出される衝突は幾度となく世界を震撼させた。
この戦いは見ている者全てを震わせた。
想像を超えた別次元の戦い。
入り込む余地のない戦い。
全ては託されたのだ。
「有り得ぬ。これが救世の力だと言うのか?欠片の分際で何故、ワタシと渡り合えるのだ?」
覇王は自分の攻撃が全て躱され続ける事に苛立ちを感じ始めていた。
「これでも、くらえー!」
背後に出現する巨大な破壊玉。
それが上昇しながら落下して来たのだ。
まるで隕石のようだった。
しかし俺様の意識は別にあった。
俺様には目を綴じていても分かる。
三蔵の動きや戦い方が。
激しくも熱く強く重く精密に!
「うりゃあああ!」
俺様の振り払った剣が破壊玉を斬り裂き、その勢いで覇王目掛けて斬りかかる。
その特攻に覇王は躱しきれずに胸元を斬られたのだ。
「うごぉおおおおお!?」
噴き出す血に覇王は傷が再生しない事に気付いて唇を噛み締める。
この力は間違いなく覇王エデンに通用している。
間違いねぇ!
俺様と覇王が戦っているその時、離れた場所に残して来た鉄扇と白蛇の巫女にも異変があった。
「これは!?」
鉄扇と白蛇の巫女の前に幽体が現れた。
その姿に鉄扇は警戒するが、白蛇の巫女は止めたのだ。
「那我羅様!」
那我羅だと?
何故、俺様と戦っている那我羅が?
そうか、今俺様が戦っているのは那我羅の身体を手に入れた蛇神の意思エデンだったな。
なら、こっちは本物の那我羅?
「白蛇よ、俺に力を貸してくれ!俺は奴を抑え込められなかった。だが、これ以上好きにはさせん!」
その言葉に白蛇の巫女は決心したのだ。
何をするつもりなのか?
いやいやいやいや!
そんな事を気にしている場合じゃねぇ!
今、俺様は世界の命運をかけた戦いをしているのだからな。
本当の戦いはこれからだぜ!
次回予告
孫悟空とエデンの戦い。
そして那我羅?
この戦いの行方はどうなるのか?




