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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生蛇神討伐編~黄金の瞳編~
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因果真相!?アフラマズダとアンラ・マンユの真実!

ウルスラグナの言葉の真意は?


そしてアフラマズダとアンラ・マンユとは?


僕は阿修羅

光と闇の世界の終末。

この世の果てを垣間見た僕達。

そこで全てを知り得るウルスラグナはアフラ・マズラとアンラ・マンユを指差して告げた。

「そろそろ手に入れさせて貰うぞ?そこにある二つのリングをな!」

「!!」

それは何を意味するのか?

しかしその言葉を受けたアフラ・マズラとアンラ・マンユは顔を強張らせた。

それはこのニ神すら曖昧であった記憶を呼び覚ました。

霧の靄が晴れるように記憶回帰していく。

「そうであったか。我々が欠けていた記憶のピースが埋められた気分だ」

「そして私達が何者なのかも思い出しました」

それは未来の世界の終末。

しかしそれは未来であって過去であったのだと。


アフラ・マズラとアンラ・マンユ

そして今僕がいる光と闇の世界。

全てが世界軸の時の断片みたいなもの。


つまり?


僕達が見た世界は確かに未来に存在し、結末は世界の崩壊に終わった。

しかし未来で見たアフラ・マズラとアンラ・マンユは実は同一神物どういつじんぶつ

あの未来の最高神こそズルワーンだあったのだ。

そしてズルワーンは二度と同じ結末を終えないように時を遡ったのだ。

しかしそれは時の神にとっても禁忌。

そこで未来で見た通り、ズルワーンは自らの意思をリングに移して肉体を剣に変えて過去に飛ばした。

すると過去に遡った光のリングはアフラ・マズラに変わり、闇のリングはアンラ・マンユへと成り代わったのだ。そして剣は時空の何処かへと消えた。

再び救世主が現れた時に再び出現するために。


しかし過去の改変に伴い必ず時を元に戻す為の強制力が邪魔をし、リングに宿ったズルワーンの意思(記憶)は今の今まで曖昧に消し去っていたのだ。


「フフフ。リングの力は始祖神の能力を持つ至宝。このボクに相応しいとは思わないか?ズルワーンが創り出した真の救世主であるこのボクにな!」


そして過去に遡り転生した救世主がウルスラグナになったのか?

しかし疑問が残る。

何故なら、救世主と思われる者がこの場にはもう一人存在しているのだから。


「僕はお前の行いを許せない!」


それはアフラ・マズラとアンラ・マンユが認めてくれた僕(阿修羅)の存在があったから。


「ならば今度こそ力づくで手に入れるまで」

「もう僕は負けない!」


ウルスラグナと僕は同時に飛び出していた。

その瞳は金色に輝かせながら!


救世主の魔眼を持つ者同士の戦い。

この状況にアフラ・マズラとアンラ・マンユも戸惑っていた。

この戦いで勝利して方が真の救世主なのか?それともどちらかが偽りなのか?

何より共倒れする事になれば救世主は失われ、未来は消滅し無と化す。


「そ、そうか!それが奴等の陰謀なのか!」


アフラマズダとアンラ・マンユは全てを理解した。

壊祖神は滅びる前に何かしらの対策を講じたのだ。

それは自分達を時の牢獄に封じた救世主の存在を失わせ、その力が完全に失われた時に再び世に現れるために。そして自らが消える直前に救世主に呪祖をかけたに違いない。

それが転生の妨害。

救世主の魂を分散させたのだ。


「阿修羅とウルスラグナの中にいる魂はともに救世主の力を持った転生者」

「だからか。阿修羅もウルスラグナも救世主としてはまだ半人前不十分。真の救世の力には遠く及ばないのは・・・」


だからウルスラグナは求めたのだ。

その力を補うために光と闇のリングを。

光と闇のリングを救世主が使えば壊祖神の力をも呪縛し時の牢獄に閉じ込められる力を手に入れられる。

しかし壊祖神によって穢れたウルスラグナの魂は恐らくリングを良からぬ事に使うかもしれない。

アフラ・マズラとアンラ・マンユは気付いていた。

ウルスラグナには何かが取り憑いている。

それは救世主の魂とは別の意思であり、もしかすると本人すらも気付いていないのかもしれないと。

「ウルスラグナの魂に宿る影。アレは・・・」

「壊祖神の亡霊」

壊祖神は未来で消える前に救世主の魂を破壊し分散しただけでなく、その魂の欠片に取り憑いたのだ。

例え今協力してウルスラグナを中の壊祖神の魂ごと消滅させてしまえば、二度と真の救世主は蘇らない。


全て計略された罠。


今、戦っている僕とウルスラグナは更に戦いはヒートアップしていた。

「今、オマエを葬る事は容易い。しかしそれは今ではない!いずれ来る時に再び合間見るだろう」

「何を言ってる!?」

ウルスラグナは金色の力が掌に凝縮し黄金の金剛杵(こんごうしょ)が雷を放ち握られていた。

対して僕の掌にも金色の炎を噴き出す金剛杵(こんごうしょ)が握られ、互いの金色の力が衝突した。

その衝撃はズルワーンの神殿だけでなく光と闇の世界をも震わした。

「あの二人の戦いは防がねばならない」

「もし共に消滅する事になれば未来を失う」

それはアフラ・マズラとアンラ・マンユの望まぬ未来であり、救世主の損失。

つまり世界の混沌を意味していた。

するとアフラ・マズラとアンラ・マンユは互いに顔を見合わせると、その胸に手を充てる。

「この姿は嘗ての我らの借り物に過ぎん。ならば悔いはない」

「せめて未来に繋ぐための糧としよう」

するとアフラ・マズラとアンラ・マンユの姿は再び光と闇のリングへと変わっていく。

二つのリングは互いに自爆を試みたのだ。

二つのリングを中心に磁場が発生し空間が歪み始める。

このままではこの世界が消えてしまう。

ウルスラグナと僕は突然起きた異変に戦いを中断し、その磁場の中心のリングを見る。

「早まったことを!」

「何が起きたんだ!?」

すると先に動いたのはウルスラグナだった。

磁場の中心に飛び込み、金色の魔眼の輝きが全身を覆うと、リングに向かって行く。

このまま奪わせてたまるか!

僕も遅れて飛び出す。

しかし磁場の歪みは僕を拒むように弾き飛ばされてしまった。

力任せでは近寄れない?

「何故、奴は大丈夫なんだ?」

それはウルスラグナの魔眼の能力。


「絶対幸縁運」


同じ金色の魔眼を解放しているのに僕には近付く事も出来ないのか?

しかしウルスラグナの魔眼には特殊能力が備わっていた。

降り掛かる厄災や攻撃から身を守る幸運の魔眼。

しかし今の僕にはそのような力は無い。

だからといって、

このまま手をこまねいて見ているしか出来ないのか?

このまま?

「ダメだぁーーー!」

僕は再び磁場の中心に向かって突っ込む。


「無神速!」


僕は金色の力を無神速に乗せる。

全ての攻撃を擦り抜ける程の神速なら!

荒れ狂う地場の中でも突っ切れるかもしれない。

確かに前には進めた。

しかし磁場の中に距離と言った概念はなく、一メートル程度進む事が数千万キロ以上あるように感じられた。体力も気力も削られていく。

それでも前へ前へ前へ!

「オマエはボクに張り合うには遠く及ばない!」

ウルスラグナは手に籠めた金色の弓を構えていたのだ。


「ヴィジャヤ!」

「!!」


射られた金色の矢は僕の胸を貫いていた。

避ける事も躱す事も気付く事すら出来なかった。

胸を貫く矢に僕は急激に力を奪われ意識が遠退き落下していく。

「・・・・・・」

無言で見下ろすウルスラグナはアフラ・マズラとウルスラ・ラグナのリングの前に立ち止まると、両者のリングを手に取り掴む。


「ボクには目的がある。作らねばならない未来がある。その為には必要な犠牲は付きものなんだ!」


金色の力が光と闇のリングに重圧をかけると、亀裂が入っていく。

すると闇のリングが粉々になってウルスラグナの中へと吸収された。

そしてアフラ・マズラのリングも同じく亀裂から光が漏れ出した時、

「我、契約を果たします。アフラ・マズラ様!」

何者かが突っ込んで来たのだ。

それはウルスラグナに倒されたミスラだった。


「ウォオオオオオオオ!」


しかもミスラの身体は金色に輝き、その瞳が金色に輝いたのだ!

ミスラも救世主なのか?

そして、

「大丈夫だったか?阿修羅!」

「うっ!」

落下する僕をアータルが受け止めていた。



僕の戦いは終わらない。

次回予告


光と闇の最終話!


阿修羅はこの世界で何を掴めるのか?

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