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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生蛇神討伐編~黄金の瞳編~
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親子の結末?牛帝覇蛇の猛攻!

法子と軍駝覇蛇の助っ人に現れたのは、

八怪、紅孩児、二郎真君。


そこに新たに現れたのは死んだはずの牛角魔王であった。


私は法子

私は軍駝覇蛇と共に蛇神城から脱出を試みていたの。

追って来たのは私達をドサクサに紛れて殺そうとしている白蛇の巫女と直属の白蛇法師達。

ついに追い付かれて戦闘になった時、私達には戦況を好転する助っ人が現れたの。

それは紅孩児君、二郎真君さん、八怪!

合流と同時に全て上手くいくと思った直後、私達の前に死んだはずの牛角魔王さんが蛇神として甦った牛帝覇蛇として現れたの。

敵?味方?


「ち、父上!生きてたのですね?」


涙を流しながら感極まり牛帝覇蛇に抱き着こうとした紅孩児君を止める二郎真君さん。

「待つのだ!牛角魔王から感じるのは蛇神と同じ気だ。罠かもしれんぞ!」

直後、放たれた覇気が刃となって紅孩児君の眼前に迫っていたの。

躱すには手遅れ?

「何をするんらぁー!」

寸前で八怪が飛び出して拳で覇気の刃を粉砕して紅孩児君を助けたの。

そしてついに牛角魔王さんは口を開く。

「この程度の覇気で命を落とすなら価値はない」

「ち、父上?」

ショックを受ける紅孩児君の代わりに八怪が怒る。

「何らとぉ〜!牛角の旦那?言って良い事と悪い事が有るらよ!」

牛帝覇蛇は私達の前で答える。


「この世界はやがて蛇神が支配する事になろう。この俺は覇王様の血を受け新たな蛇神の王として生まれ変わったのだ!この俺の名は牛帝覇蛇!覇王様の右腕だ!」


直後、牛角魔王さんからは今までとは別格の蛇気が解放されて私達は吹き飛ばされそうになる。

「何て波動なのだ!デルピュネスと同格?それ以上に感じるぞ」

二郎真君さんは牛帝覇蛇の存在に怯む。

「覇王様は俺に過去を清算して来いと仰られた。よって俺は過去に関係のあったお前達を皆殺しにする。覚悟せよ!」

そ、そんな?そんな事って!?

牛帝覇蛇の隣に白蛇の巫女が降りて来る。

「牛帝覇蛇よ、雑魚は放っておきなさい!それよりも先に裏切り者の軍駝覇蛇と人間の小娘を始末するのです」

しかし牛帝覇蛇は、

「俺は覇王様の言葉にしか従わん。お前の命令には従わん」

「何ですってー!」

この牛帝覇蛇は後々、自分にとって邪魔者になると判断した白蛇の巫女は悔しそうな顔をする。

「だが、この場にいる全員生かしては置かん」

「なら勝手にしなさい!」

白蛇の巫女は唇を噛み締めながら片手を上げる。

すると空間が歪み牛帝覇蛇に始末を任せ、その場から消えたの。


「どうやら面倒な事になったな。白蛇の巫女ならまだしも、奴が相手となると厄介だ。しかもお荷物を持ってとなると」


その言葉に、

「何ら?そこにも蛇野郎がいたらな?」

八怪が軍駝覇蛇を睨みつける。

あ、あ??

「ちょっと待ったぁ〜!!」

私は叫んで止める。

「八怪、この軍駝覇蛇は私を此処まで連れて来てくれたの。お願いだから今は手を組んでちょうだい」

「う〜ん?そうなんらか?」

訝しげに軍駝覇蛇を見る八怪。

そこに二郎真君さんが纏めてくれたの。

「理由は分からないが信用しても良いのかい?」

「少なくとも悪い事にはならないわ」

「分かった。内心気はすすまないが」

二郎真君さんも蛇神には好意的にはなれないけれど、状況的に納得してくれたの。

とにかく今は私達を始末しようとしている牛角魔王さん・・・いえ、今は牛帝覇蛇から身を守る事と、何とかして元の牛角魔王さんに戻さないといけないのだから。


「足を引っ張るなよ?」


軍駝覇蛇の態度に二郎真君さんと八怪は嫌そうな顔をする。

そして紅孩児君は混乱していたの。

「父上が俺様を殺そうなんて信じない!きっと操られているんだ!俺様が父上を元の父上に戻してやるぞ!」

覚悟と決心。

その為にも目の前の牛帝覇蛇を捕らえるのよ。

飛び出した紅孩児君の身体に赤の牛角帝の鎧が纏われて素早さを増して拳を突きつける。

「ふん!」

しかし牛帝覇蛇が踏み付けた足下が崩れ体勢を崩されたの。

そこに顔面目掛け拳が迫る。

何て強烈かつ威圧的な拳なの?

逃げ場なんてない。

「父上!俺様は父上の息子だ!だから負けない!」

紅孩児君は両腕を交差させ受け止める。

そこに左右から二郎真君さんと八怪が回り込む。

「眠って貰うぞ!」

「おうらぁああ!」

左右からの攻撃に牛帝覇蛇は対処しようとしたけれど紅孩児君が受け止めた拳を掴み抑えたの。

「父上!」

そこに左右からの拳が繰り出される。

「この俺に愚かな!」

すると牛帝覇蛇は逆に紅孩児君の掴む腕を掴み、そのまま振り回して左右からの二郎真君さんと八怪を弾き飛ばしたの。

「!!」

飛ばされる三人から、頭上に剣を振り下ろした軍駝覇蛇が攻撃を仕掛ける。

その攻撃は間違いなく殺気が籠められていた。

「ほぉ?多少はマシのようだな?」

牛帝覇蛇も腰の剣を抜き受け止める。互いの蛇気が衝突し凄まじい覇気が大地を震動させた。

「ちょっと!牛角さんは私達の味方なのよ!殺さないで!」

「何を悠長な!殺らねば殺られるのだぞ!そんな甘い考えでは苦労して逃した意味がない。直ぐに捕まり殺されるのも時間の問題だ!」

そんな事言ったって〜

牛帝覇蛇と軍駝覇蛇の衝突は足下を陥没させ、大気を揺らす。

そして凄まじい覇気が何者も近寄せないと、思われた。

けれど近付く者はいたの。


八怪、紅孩児君、二郎真君さん。


その額には第三の眼が開かれ、その覚醒の力が蛇神の覇気を打ち消したの。

「オラ達を忘れてないらか?」

「父上は必ず取り戻す!」

「二度と失わないため。その為に俺達は力を得たのだからな!」

三人はスーパーアムリタを飲んで潜在能力を解放させて私の知る限り最強の強さを手に入れていたの。

「面白い!」

牛帝覇蛇は剣を振り弾くと、軍駝覇蛇は距離を取り着地する。

「この俺を止められるか?天をも揺さぶる猛牛の特攻を!」

両掌を向けた直後、爆発が起きたかのような威力で四人を弾き飛ばしたの。

何て凄まじい力なの?

まるで覇王を相手にしているようだと一度戦いなすすべなく完膚なき程に敗れた八怪達は本能的に感じ取る。しかし同時に以前の敗北した時の自分達とはもう違うと実感出来たの。

「自分達は戦えると!」

しかし蛇神の血を持つ牛帝覇蛇の力は牛角魔王さんの力を本来持つ真蛇の力へと覚醒させていた。

「見立てでは全員片付けるには分が悪いか」

冷静に相手の力を分析し、そしてこの状況での最良の手を思考する。

そして動き出す!

牛帝覇蛇の手に漆黒の蛇神剣が握られる。

「天地崩滅・爆壊の型」

その構えと同時に攻撃的な覇気が渦を巻きながら牛帝覇蛇を中心に広がっていく。

「全て消滅せよぉおおおお!」

放たれた力は大地を削り広がっていく。

そして私達までも飲み込み消し去る。

「うらぁあああ!」

その時、いち早く動いたのは八怪だった。

「破壊はオラの専売特許ら!」

漆黒の神気を全開で受け止めようとする。

「俺も力を貸すぞ!」

二郎真君さんが三尖両刃刀さんせんりょうじんとうを振り回し構えると、迫る破壊の波動に強烈な神気をぶつけ抑え込む。

しかし牛帝覇蛇の目論見は一度にこの場の全員を消し去る事ではなかったの。

真の目的は?

破壊の波動を突き抜け、牛帝覇蛇は突進していたの。

その剣先は私に向かっていた。

「ななな?」

このままでは私は殺されちゃう。

てか私には止められるはずないじゃん!

その行動に八怪も二郎真君さんも反応出来ずに出遅れてしまった。もう助けに出たくとも間に合わない。けれどその動きに反応出来た者がいた。

「させるかぁー!」

軍駝覇蛇だった。

飛び出して私を守ろうとする軍駝覇蛇に牛帝覇蛇はニヤリと笑む。

真の目的は私ではなく、私を守ろうと無防備に飛び出して来た者を先に始末する事だったの。

振り下ろされた拳は軍駝覇蛇を直撃した。

拳から流し込まれた覇気で全身の血管を破り血が噴き出し、吐血して崩れ倒れる。

「嘘?い、いゃああああ!」

私が叫ぶと同時に、

「法子はんを泣かせたらなぁー!」

八怪が牛帝覇蛇の間合いに飛び込み、渾身の拳を放ったの。

「遅い!」

しかし牛帝覇蛇はその大きな掌で受け止める。

衝撃が両者を震わせた。

「良き拳だ。殺意に満ちた怒りの拳だな?」

「ぬっ!?」

八怪は怒りで見境なくなっていた。

だからこそその拳に纏う自分自身の殺意の気にショックを受けて怯んでしまった所を、逆に牛帝覇蛇の拳が腹部を直撃して吐血する。

そして落下した所にトドメを刺そうと剣を向けたその剣先には、紅孩児君が庇うように立っていた。

そこで初めて牛帝覇蛇の手が攻撃を止めたの。

「お前には俺と同じく真祖の蛇神の血が流れている。お前も俺と共に覇王様のために働かぬか?断ればどうなるか分かっているな?」

「俺様は父上を取り戻す!その為には今の父上も、そして覇王もぶっ倒す!」

「なら死ぬが良い」

その時、私はあまりの衝撃に動けなくなった。

牛帝覇蛇の剣が紅孩児君の胸を突き刺し、そして抜き去った。

同時に血が噴き出しながら紅孩児君は目に涙を浮かべ膝から崩れ倒れたの。


まさか父親の牛帝覇蛇が実の子である紅孩児君を手にかけるなんて・・・


そして後悔も懺悔の気持ちも無く無慈悲に倒れている我が子の横を通り過ぎると、私の前に倒れている軍駝覇蛇を抱えたの。


「二匹始末してこれ以上の欲は無用だな」


すると牛帝覇蛇の姿が歪む空間の中に消え去った。


それは何も言葉が出ない一瞬の結末。


そんなこんな。

次回予告


物語は遡る。


そこには今、数万の蛇神軍が進軍していた。

そして立ち塞がるは老人の仙人?


孫悟空の師でもある太白金星仙人であった。

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