表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
290/713

戦う頂上女蛇対決!

法子を救うために遊女九蛇を相手に戦う八怪。


しかし女性と戦えない八怪の危機に、


しかしそこに現れたのは?


私は法子。

二郎真君さんとナタクが九蛇を撃破!

そして先に侵入した八怪の戦場では今、遊女九蛇の前に死んだはずの瑠美ちゃんが現れたの。

瑠美ちゃんの蛇神としての能力は受けた痛みを返する反射の能力。

これは奇しくも遊女九蛇と同種の能力だったの。

「私は八戒さんを守るために!一時の間、戦うためにここに現れたのよ」

蛇神としての瑠美ちゃんの名は紅鱗大蟒。

かつて私達が戦った鈎蛇王の側近。


「雑魚の蛇神の分際で出しゃばるな!」


しかし遊女九蛇は紅鱗大蟒に対して怯んでいたの。

それは初めて感じた痛みへの恐怖。

本来なら自ら受けた傷を相手に返すと同時に対象の苦しみもがく姿を見ながら、再生する自身の痛みまでも快楽として味わっていたの。

それが何も得られないで感じるだけの痛み。

コレはつまり初めて感じる死への恐怖だったの。


「安心しな。お前を始末したら私も消えるわ。そう長くもたないから」


紅鱗大蟒の出現は一時の奇跡に過ぎない。

その奇跡はある条件でのみ。

その条件とは遊女九蛇の能力が紅鱗大蟒の能力を手に入れるためにその遺伝子を手に入れ、力を解析した魔導覇蛇が遊女九蛇に与えたものだから。

その遺伝子の波長が八怪の魂の中に溶け込み消えたはずの紅鱗大蟒の魂を呼び覚ましたの。

「消えろぉー!消えちまいなさーい!」

遊女九蛇の蛇気が紅鱗大蟒の身体を切り裂くと、その痛みは全て遊女九蛇に返り痛みを生じる。

「うぎゃああええええ!」

遊女九蛇は醜い顔で悲鳴をあげる。

紅鱗大蟒の反射の能力のカラクリは超が付くほどの暗示能力。相手に攻撃して傷を負わせた姿が自分自身に戻って来ると思い込んだら最後、無意識な自滅衝動が自身を傷付けてしまうというもの。

以前私がこの暗示を極限の思い込み作戦で破った事はあったけれど、この能力を使う遊女九蛇だから余計にこそ暗示をやすやすと解けなかったの。

「覚悟しなさい。お前を道連れにしてあげる」

紅鱗大蟒が近付き恐怖する遊女九蛇。

「ふっ」

しかし気付いてしまったの。

この部屋の空間は自らが創り出した特殊な幻影空間。この幻覚の中では死霊は生身を持ち、敵を襲わせるのだと。そして目の前の紅鱗大蟒はどうやら生身ではなく八怪の精神の中から現れた亡霊みたいな者。

つまりこの幻覚を消し去れば紅鱗大蟒も消えてしまうのではないかと?

「うふふ。アハハハ!危なく自滅する所だったわ」

すると部屋の花畑が舞い散り消えていく。

同時に死霊であった蛇骨兵達も。

「うっ!」

そして紅鱗大蟒の姿も薄く消えかけていく。

「どうやら私の出来る事は終わったみたい。でも良かったわ」

紅鱗大蟒は意識が失っている八怪を見て微笑む。

八怪は先の時に紅鱗大蟒、瑠美ちゃんの記憶は全て瑠美ちゃん自身によって消されていた。

だから顔を合わせる事はタブーだったの。

「お前を道連れには出来なかったけれど、十分、時間は稼げたわ」

「何を強がりを!消えろ!早く消えちまいな!そうだ、お前が消える前にそこの男も目の前で始末してやった方が良いわよね?道連れの相手にはお前も幸せだろ?ロマンチックだわ〜」

遊女九蛇はいまだ動かない八怪に近付くと、薄れ消えていく紅鱗大蟒の目の前で八怪の首を落とそうと壁に掛けてあった斧を振り上げたの!


振り下ろされると同時に首が落ちた。

「えっ?」

転がったのは遊女九蛇の頭の方だった。


その背の向こうにはナタクと二郎真君さんが寸前で到着していたの。そして斧を持つ遊女九蛇の頭を落としたの。けれど遊女九蛇の反射の能力は?

背後から攻撃したナタクと二郎真君さんに痛みが振り返るんじゃないの?

「残念ね。すべて計算通りだった」

この暗示は相手に痛みが返る事を告げる事で発動するの。

けれど花びらの幻惑の空間をつくり上げる事で、告げずとも痛みを返していた。

だから手段は二つ。

この空間を解除した後、部外者の手で遊女九蛇を倒す事。

「嘘?なぁ?何でよ?私が、死ぬなんて?嫌・・・」

遊女九蛇は消滅したの。

「八怪さん、法子お姉ちゃんを助けて上げてね」

そこには瑠美ちゃんの姿もなかったの。


ナタクと二郎真君さんは倒れていた八怪を抱き起こすと、八怪は目を覚ます

「うんん?オラは?どうなったら?」

すると二郎真君さんが答えたの。

「この場所に俺達を導いた者がいた。最初は罠かと思ったが、そこにお前がいた」

「導いた者らか?そう言えば女子の蛇神はどうなったらか?オラは確か?」

そこにナタクが答える。

「それなら俺達が片付けた。お前が寝ている間にな?愚か者!」

「なんらと?ナタク!オラはお前が嫌いら!」

「お互い様だ」


私だけが知っている。

死んでもなお、私達のために戦ってくれた友達の事を。

私は忘れないわ。


だから、「ありがとう」





場所は変わる事、蛇神城の地下。

そこには今、空間を歪ますほどの蛇気の衝突が行われていたの。

女帝九蛇と白蛇の巫女。

瓜二つの容姿をした女同士の殺し合い。

本当に似ているわ。

ほら?世界には瓜二つの顔をした者が二人とか三人とかいるって聞くけど、妖怪にもあるのね?

けれど白蛇の巫女はこの遭遇を、

「反面世界」って言っていたようだけど、何の事?


「気持ち悪い!私の複製か何かなの?どうして同じ能力を持ってるのよ?あんた何者よ!」


女帝九蛇は足下から障気の蛇を出現させると白蛇の巫女を襲わせるが、白蛇の巫女もまた同じく足下から障気の蛇を操っているの。

「探していたのよ。この世界の私の片鱗。お前を取り込む事で私はさらに力を増して覇王様に尽くせるというもの。お前を私の糧にします」

「何を意味分からない事を?なら私がお前を喰らって糧にしてあげるわ!」

すると白蛇の巫女は笑みを見せたの。

「相異する私達は同じ世界では共存出来ない。どちらかが消えてどちらかの一部となって初めて理となす。それが本来の形なのです。そして消えるのは間違いなくお前の方よ!」

白蛇の巫女の身体に白蛇の鎧が纏わり、白蛇王へと姿を変えたの。

構えた剣から障気の蛇が立ち籠めると女帝九蛇の障気を押し返していく。

「この女帝九蛇は魔導覇蛇様に忠誠を尽くす最強の盾。そしてお前のような不埒者を滅する牙なのよ」

女帝九蛇の姿が消えて押し寄せる障気が通り過ぎ後方の牢獄を消滅させてしまった。

すると空間の歪みから女帝九蛇が飛び出して白蛇王の背後から爪を立てたの。

振り下ろされた女帝九蛇の爪が白蛇王の身体ごと床を抉り取る。

「!!」

しかしそれは残像?

白蛇王は離れた場所へと転移して掌を向けていた。

「お前の動きは見えているぞ?」

そう。

白蛇王は女帝九蛇の動きをスローモーションのように見えていて、その先に動く未来まで見えていたの。そって未来視?

未来視ってのは数秒?数分先の未来を見る能力。

蛇神の巫女でもある白蛇王は先見が出来るの?

「今から面白いモノをお前に観せてやろう。真実を知った上でお前の答えを聞こう」

「何ですって〜?」

直後、女帝九蛇の脳に直接映像が流し込まれたの。

「見えたか?」

白蛇王の問いに女帝九蛇は膝をつき頭を抱えながら蹲り、その場で涙を流しながら苦しみだす。

「う、嘘だぁ!嘘だぁ!嘘・・・」

「それはお前の消された記憶よ。それを知ってもなお私に歯向かい死を選ぶか?それとも自ら私に取り込まれ身を捧げるか?」

その選択はどちみち死を意味していた。


「わ、私は・・・」


女帝九蛇の目は放心状態で白蛇王の差し出した掌に手を置いたの。

「良い子ね?」

置かれた手が同化して融合していく。

白蛇王が唇が吸い込むと、女帝九蛇の身体が薄く消えながら白蛇王に無抵抗に飲み込まれてしまったの。


私達とは別に九蛇、それも最強を誇る女帝九蛇が倒されていた。

そして覇王の座には魔導覇蛇が事の全てを水晶を通して見ていたの。


「ふぅ〜やれやれ。まさか僕の造った九蛇達が揃いも揃って敗北するなんて。やはり主人公の僕が出向いてこそ異世界転生のストーリーが面白くなるってことなんだな」


魔導覇蛇は立ち上がると、


「主人公は遅れて現れるものさ」


そこに部屋の扉が開かれたの。


「法子はんを返して貰うらよ!」

「お前が親玉のようだな?」

「貴様を討伐する」


八怪、二郎真君、ナタクが魔導覇蛇の前に。

ちょっと!早く私を助けてよ〜


そんなこんな。

次回予告


魔導覇蛇、その前に辿り着いた八怪達。


しかし魔導覇蛇は恐ろしく・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ