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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
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近代兵器とナタク!?

法子奪還に八怪とナタク、二郎真君が九蛇と戦う。


しかし九蛇は皆、恐ろしき能力を持っていた。


私は法子。

攫われた私を救うために八怪、二郎真君さん、ナタクが現当主の魔導覇蛇が支配する蛇神城へと殴り込んで来たの。

しかし待ち構える九蛇の能力に翻弄される。

ナタクはこの世界では存在しない戦車や戦闘飛行機、拳銃や手榴弾なんかを使う双創覇蛇を相手に苦戦していた。それに八怪は甲殻覇蛇が出した無数の蛇昆虫に飲み込まれて生死不明なの。


そして二郎真君さんは・・・


えっ?

「これは一体?」

二郎真君さんの身体は十歳前後の少年の姿になり、重みのある剣を構えながらフラフラする。

「あはは!僕と同じ歳くらいかな?遊ぼーよ!」

双像覇蛇はニコニコしながら手にしたナイフを二郎真君さん向けて投げつける。

「うっ!」

二郎真君さんは重くて持て余す剣を手離して転げながら躱すと岩影に隠れて覗く。

「これは何かの術?俺の身体が幼くなっただと?」

少年の身体では禄に剣も持てず、力量も比例するかのように弱小化してしまっていた。

「さて、どうする?」

あの姿で九蛇を相手にするなんて不可能だわ。

「隠れてないで遊ぼうよー!」

双像九蛇は掌に集めた蛇気を放つと二郎真君少年が隠れていた岩が吹き飛んだの。

同時に影が飛び出す。その動きは素速く捉えられない。

でも何故そのような動きが出来るの?

あ、なるほど!

「行くぞぉー!」

二郎真君少年は聖獣である哮天犬の背に乗り移動していたの。しかも手には大槍であった三尖両刃刀さんせんりょうじんとうが縮小してレイピアくらいの武器として握られていた。

「このぉ!このぉ!」

当たらない攻撃に双像九蛇は次第に手数を増やしていく。

しかし哮天犬に乗った二郎真君少年は駆け回りながら躱して迫って来る。

「ちょこまかと!けど僕も追いかけっ子は得意なんだよ!だから、ほら!」

すると二郎真君少年の足場が盛り上がって爆発したの。

勝利を確信した双像九蛇だったけど、

「吼えろー!哮天犬!」

いち早く上空へと跳び上がり躱した哮天犬が咆えると口から神気の破壊光線が放たれたの。

全身から破壊光線の直撃を受けて身が崩れていく双像九蛇。

「だぁあああ!」

二郎真君少年の小型武器から繰り出される斬撃が双像九蛇の全身を一瞬で斬り刻む。

しかし?

二郎真君少年の身体が輝き、その身体が一回り小さくなったの。

同時に双像九蛇の身体が再生する。

「学習しないね?僕を傷付ければそれだけ君は一つ歳を奪われるんだよ。そして僕はその歳の分だけ再生するんだよ。だから僕を傷付けられないし倒せない。分かった〜?」

そうなの。

二郎真君さんは既に何度も双像九蛇に太刀を入れていた。

その度に幼く若返ってしまっていたの。

「くそー!」

これ以上攻撃をしても無駄。

それどころか、これ以上若返ってしまったらいずれ戦えなくなっちゃう。もし赤ちゃんになんてなってしまったら、後は無抵抗に・・・


「赤子の踊り食いだよね」


ピンチよ!ピンチ!

けど、ピンチと言えば八怪は?


確か甲殻九蛇との戦いの最中、足下から湧いて出た無数の蛇昆虫に飲み込まれるように覆われてしまったの。もしかして本当に蛇昆虫に蝕まれてしまったの?

「ぐふふ。先ずは一匹片付いた。残りの二匹も俺の蛇昆虫の餌にしてやろう」

そう言って振り返ろうとした時、

「!!」

突如、背後から強力な気を感じたの。

その正体は蛇昆虫に飲み込まれたかに思われた八怪が自分に絡み付く蛇昆虫を激しく噴き出す漆黒の気で跡形もなく一匹も残さずに消し去った。

「よ、よくも!お、俺の可愛い蛇昆虫を!」

すると八怪は強烈な殺気を向けると甲殻九蛇は一瞬怯み一歩後退する。

「に、肉の餌の分際で!この俺を虚仮にするつもりかぁああ!」

甲殻九蛇が己を鼓舞し振る舞った時、

八怪は一瞬で間合いに入ったの。

「おうらぁーー!」

生身の拳に込められた一撃。

「馬鹿目!俺の身体は魔導覇蛇様により強化された最強硬度を誇るのだ!お前の拳は砕け散るだろうよ!ガハハハ!」

しかし八怪は拳を止めずに振り切るように打ち込むんだの。

拳は砕ける事なく、

「えっ?う、嘘?そんな、有り得ない!?」

甲殻九蛇の鎧を粉砕し、そのまま貫く!

「お前よりも覇蛇のデカ物の奴の方が硬くて拳が痛かったらぞ?だから、お前なんて脆いら!」

それは先に倒した硬剛覇蛇の事。

「ふぅん!」

そして振り返りざまに掌から出現した釘鈀で下方から頭上にかけて一刀両断に斬り裂く。

甲殻九蛇の身体は粉砕しながら消し去ったの。

本当に私の知っていた八戒とは臆病で別人のような圧倒的な強さを誇る頼もしい味方だった。


「ここでジッとはしてられないら。直ぐに法子はんを迎えに行くら」


そして一人、蛇神城の中へと飛び込み侵入する。



場所は変わり、

ナタクに向けてミサイルランチャーをぶっ放す双創九蛇。そして軍人の姿をした蛇神がライフルで狙い撃つ。更に上空からは戦闘飛行機がミサイルを投下しナタクを追い詰めていた。

「・・・」

前方から戦車の帷子の音が響くと、大砲の照準がナタクを捉える。連続的に大砲が発射し、ナタクの逃げ場は無くなっていた。

「鉄の塊の中に蛇の血を混ぜた玉もあるのか?蛇の血が俺の防御壁を貫通するようだ」

ナタクは囲まれつつも冷静に分析していたの。


「宝貝・脚踏風火キャクトウフウカ


ナタクの足下に輪が出現して宙に浮かすと、ナタクはその輪に乗って空中を移動し爆撃から逃れる。

そして空中を飛行する戦闘機に向かって行く!

「宝貝・乾坤圏ケンコンケン

ナタクは腕に嵌めている金のリングを投げて戦闘機や武装ヘリを墜落させていく。

そして、

「宝貝・混天綾コンテンリョウ

輪っかの武器を地面に向けて投げると地震の如く揺れ出して戦車を地割れした中へと埋めていく。

まさに無双だったの。

どうやら道具対決はナタクの勝利のようね?

「くっ!?」

すると突然ナタクが顔を伏せて膝を付いたの。

そこに双創九蛇の声がする。

「どうやら効いて来たみたいだね?やっぱり魔導覇蛇様が言ってたように最強の兵器は細菌兵器みたいだ」

双創九蛇は猛毒の細菌を爆薬に混ぜていた。さらに念には念を入れ光学迷彩を着用して気を隠し姿を消し、声は反響させながら居場所を探られないように近付いて来ている。

「そろそろ終わらそっか?お前の首を撥ねてジ・エンドだ」

ナタクの首元にサバイバルナイフが迫る。

閃光が光ったその時、身動き取れないはずのナタクが腰の鞘から剣を抜刀したの。

まるで渦巻く螺旋のような斬撃が透明で見えないはずの双創九蛇の全身を捉え、斬り刻んでいく。

「うぎゃ!うぎゃ!痛い!痛い!痛い!」

堪らず仰け反る双創九蛇を見下ろすナタク。

「それだけ殺気を出していれば斬れと言っているようなもんだぞ?」

ナタクの身には雷の膜が張られていた。

それが細菌を寄せ付けないでいたようなの。

しかし双創九蛇の斬られた身体は再生していく。

「蛇神の不死ぶりには飽き飽きしている」

ナタクは剣を構え雷を籠めた神気を練る。

すると上空が積乱雲が集まり、


「神雷・無限雷雨!」


再生中の双創九蛇に大量の雷が降り注ぐ。

一・二・三・四・・・百・千・万・・・

降り止まない雷撃が双創九蛇を襲う。

「ウギャ!うっギャー!!」

それは再生する事を許さない連続攻撃。

次第に神雷は麻痺を与える。

思考の停止。

思考は生きる渇望を鈍らせ、同時に再生する事までどうでも良くなっていく。

「討伐」

ナタクの視線の先には既に息絶え黒焦げた双創九蛇の屍が転がっていた。

ナタクは振り返ると、先に向かった八怪と同様蛇神城へと向かって行ったの。



その蛇神城には今、


「あら〜?私のお目当ての金髪美形じゃないわね?まぁ〜片付いたから良いけど」


女の蛇神・遊女九蛇が先に侵入した八怪を見下ろしていたの。

その八怪は全身傷だらけで血を流して痙攣していた。


八怪?どうしちゃったの?

この場で何が起きたと言うの?


そんなこんな。

次回予告


八怪、ナタク、二郎真君は九蛇を相手にどう戦うのか?


そして八怪の身に何が起きたのか?

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