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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
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法子救出!激戦、九蛇の恐ろしき能力!?

龍神族と蛇神族との戦争は終幕した。


しかし戦いは終わらない。


私は法子。

私は魔導覇蛇に身動きを拘束されたの。

それでも脱出を試みた先で遠視の水晶を見つけ、龍神界で起きた戦いの結末を見ていたの。


「本当に良かったわ」


良かったと素直に喜ぶのは違うかもしれないけれど、玉龍君も蛟魔王さんも生き延びてた。

そして輝煌覇蛇を倒したのだから。


けれど、私の方は終わってはなかったのよね?

この蛇神城に私を救うべく八怪にナタクと二郎真君さんが救出に来ているの。

私は力を封じられ、まだ戦えない。

だから水晶で外の様子を見る事しか出来なかった。


城の周りには魔導覇蛇の生み出した蛇神兵が三人に襲い掛かって来ていた。

さらに魔導覇蛇の直属の配下である九蛇が待ち構えていたの。

全身甲殻類のような鎧を纏った甲殻九蛇

「手応えあれば良いのだがな」

双子で瓜二つの双創九蛇と双像九蛇。

「来たよ?来たよ?どれ殺る?」

「早いもん勝ちだよ!」

が、誰よりも先に動いたのは八怪だった。

「邪魔するなら手加減しないらよー!」

その掌に凝縮する漆黒の破壊の神気。

「うらぁーー!」

放たれた気は蛇神城の門を吹き飛ばしたの。


「なんぴたりともオラを止める事は出来ないら!」


そこに甲殻九蛇が飛び掛かる。

「お前は俺が狩ってやろうぞ!」

「ふんなぁー!」

八怪と甲殻九蛇の拳が衝突し互いの足場が衝撃で陥没した。

「まさか蛇神族以外にこれ程の力を持つ者に巡り会えるとはな」

「邪魔ら!オラの行く手を阻むなら蹴散らすらけら!」

そして離れた場所にはナタクと二郎真君の前に双子の九蛇がニコニコしながら不気味に見ていたの。

「何だ?蛇神の童か?」

「油断するな?見た目に騙されるなよ!強い力を感じる」

するとナタクは腰の鞘より剣を抜いて前に出る。

「斬られたくなければ道を開けろ!」

が、双子の九蛇は顔を見合わせ大笑いした。

「どうやら虚仮にしているようだな?なら俺は容赦はせん」

その剣を抜こうとした直後、

「?」

双創九蛇が手に握る鉄の塊に気が付く。

それは先端が筒になっていて、指先を引き金に絡めていた。

それはナタクにとって未知の道具。

「えへへ。これ何だか分かる?拳銃って言うんだよ。コレの引き金をこうやってさ」

直後、発泡されたの。

「!!」

ナタクの額が後方に仰け反る。

う、撃たれたの??

ナタクは寸前で紙一重で上体を反らして躱していたの。確かに油断はしていた。何かあるとは警戒はしていた。だから筒から何か塊が飛び出して敵を撃ち抜く武器なのだと理解し、同時に弾丸が額に触れる数ミリ直前で反応し躱したの。まさに紙一重!

「あらら?よく躱したね?でもまだまだ!」

さらに両手に持たれた拳銃をナタクに向けて発砲したの。ナタクは左右と移動しながら接近して剣を抜刀すると双創九蛇はヒョイっと飛び上がる。

「次はこれだよ〜」

手にした拳銃を放り捨て、今度は大型の大砲を向ける。

「は〜い!ど〜ん!」

大砲はナタクに直撃し吹き飛ばす。

「魔導覇蛇様から頂いたこの玩具で楽しませてよね」

双創九蛇の前には機関銃が置かれており、ナタクに向けて撃ち鳴らす。

けたましい音とともに無数の銃弾がナタクに迫る中、素速い動きで躱しつつ剣で弾く。

「けったいな道具だ」

ナタクが双創九蛇に迫る。

「凄いね〜ほら?プレゼントだよ」

双創九蛇は二つの塊を迫るナタクに放って投げる。

その塊には怪しい気は一切感じなかった。

危険ではないと判断する。

けれど私はその放り投げられた塊を見た時に直ぐに気付いたの。

「アレってば手榴弾!?ナタク!避けて!」

けれど私の声は聞こえるはずなかった。

無防備に手榴弾がナタクに触れた時、

「カッ!?」

閃光と共にナタクは手榴弾を受けて爆発に巻き込まれたの。

が、いち早くナタクは吹き飛ばされながら気の防御壁を張っていた。

そして後方に吹き飛びながらも着地する。

「あ、足場に気を付けてね?」

ナタクが地面に足が触れた時、地面が盛り上がって爆発が連続的に起こる。

双創九蛇の使う近代武器は神族や魔物の持つ気の攻撃ではないの。

だから相手の気を読み攻撃を察知して躱す事が叶わないのよ。


「あはは!終わりだね〜」


けれど爆発の中からナタクが雷の気を纏いながら、ゆっくりと爆発の中を歩いて出て来たの。

そうか!

ナタクは全身に雷の気を纏い自らの気と連動させ物理的に受ける攻撃を電流の刺激として直接脳に伝達させ、同時に肉体が無意識のレベルで反応して神速とも思える動きで爆発の直撃から逃れていたの。

こんな事が出来るのも神才とも言えるナタクだからこそ。けれどそれも長年の修練と死線を潜り抜けて来たからこそ身体に染み込んでいるからなのかもしれないわ。


「玩具はそれだけか?」


ナタクの威圧感が双創九蛇を脅かす。

「超生意気だよ!お前!」

双創九蛇の後ろからけたましい音が響き渡る。

すると背後から、ん?あれ戦車!?

数十台の戦車部隊が現れる。

更に見上げる上空には戦闘機が飛行していたの。


「本当に奇怪な術だ。鉄の塊を飛ばしているのか?」


ナタクの前には私の世界、つまり未来の世界が誇る近代兵器が迫る。





所変わり、八怪は甲殻九蛇を相手に拳で相手をしていた。

甲殻九蛇の身体は強固で、全身から突出す棘が伸縮自在に伸びては八怪を攻撃していた。

「厄介な棘らな!」

すると八怪は拳に漆黒の気を集中させ伸びて来た棘を躱すと同時に殴って粉砕したの。

しかし、

「ぐぉお!?」

甲殻九蛇は左腕の巨大な盾を振り回して力任せに八怪をぶん殴ると、右腕が槍となって倒れた八怪を貫かんと突出す。

「何と!?」

甲殻九蛇の槍は止められていた。

それは八怪の持つ唯一の武器。

訂鈀によって。

「オラの訂鈀はお前なんか簡単に斬り裂くらよ」

すると突き上げるように下方向から甲殻九蛇を蹴り上げて、直ぐ様立ち上がり訂鈀を向ける。

「オラはチンタラ出来ねぇら!退かぬなら覚悟は良いらな?手加減はしてやらないらよ!」

その言葉に甲殻九蛇は余裕の笑みを見せる。

「小僧、この甲殻九蛇を舐めた事を後悔させてやろう。既にお前は俺の術中に嵌っているのだからな」

「何らと?」

すると八怪の足下の影が動き出す。

「なぁ?何らぁ〜こらぁ??」

それは影?違う。

黒い小さな昆虫が無数に足下から這い上がって来て八怪の身体を覆い隠してしまったのだ。

唯一出ていた右腕から訂鈀が落下して地面に転がり、その腕も飲み込まれた。


「俺の可愛い蛇昆虫達よ!生きの良い餌だぞ?たらふく食うが良い。あはははは!」


八怪?えっ?嘘?

そんな?嘘よね?


八怪が危機的状況の時、

この戦場に似つかわしい少年が二人?

一人は双像九蛇。

そしてもう一人は?


「こ、これはどういう事だ?」


その少年は身体には似付かわしい大人の剣を手に構え、自分の身に起きた状況に困惑していた。


って?えっ?嘘?

もしかして?

その少年ってまさか?

二郎真君さんなの??


どうなってるの?


あ〜!何か、か、可愛いわ!


って、そんなこんな。

次回予告


九蛇達の恐ろしき能力に八怪、ナタク、二郎真君は苦戦する。



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