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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
245/713

楊善と王魔!

法子と楊善は蓬莱国の謎に近付いたと思えば、

再び時間が逆行した。

そして宿屋の周りには蓬莱国の兵が囲んでいた。


私は法子。

私と楊善さんは屋根上を駆け回りながら蓬莱国の兵士達から逃げているの。

矢が射られて私の寸前を通り過ぎていく。

けれど不思議?

どうして全く当たらないのかしら?

わざと外してたりするの?

「!!」

けれど私は気付く。

私の背を庇うようにさり気なく楊善さんが矢から庇ってくれていたの。

もう変な所で男らしいのよね?

少し見直してしまいました。

「このまま王宮まで走るわよ!」

「そうしましょう!」

私と楊善さんは王宮に向かって一直線に向かう。

「!!」

すると屋根の上に上って来た兵士が剣を抜いて襲い掛かって来たの。

「もう!邪魔くさい!一気にやるわ!」

と言いながらも私と楊善さんは兵士達を傷付けないように当て身で気を失わせながら倒していく。

そして王宮の門まで辿り着いたの。


城門から兵士が顔を出して弓を向ける。

「私に任せてください!」

楊善さんはお約束の宝貝パオパエを取り出すと上空へと投げる。するとその宝貝は空中で磁力を発生させて、兵士達の矢先の金属が吸い上げられていくの。何て便利なの?

「宝貝・磁力玉ですよ」

そして飛び上がると城門の頂上に着地する。

「私もアイテム使うわよ」

私は龍の羽衣を纏う。

これは空中を浮遊出来る龍の宝具なの。

「便利な物を持っていますね?まるで天女のようですよ?」

「褒めてくれて、ありがと!」

けれどまだまだ大変そう。

城門から王宮までの長い道に武器を手にした兵士達が待ち構えていたの。

およそ二千はいるかも?

「この数を怪我させないで突っ切る手段ある?お得意の宝貝でさ?」

「無くは無いですよ?」

「えっ?嘘?冗談で言ったのに、言ってみるもんね?本当に??」

信じられない私に楊善さんはニコリと笑う。


「宝貝・操導旗」


それは旗。楊善さんは宝貝から出現した旗を手にして左右に振ると蓬莱国の兵士達が中央の道を開いていく。その中央に楊善さんは降りると、私を呼んだの。

「凄いわね?何なの?その旗?」

「ふふふ。これは軍隊を操る旗で、格上の者が振るえば人間達は催眠にかかり自由に操る事が出来るのです。あ、ほい!ほい!」

「何でも有りね?」

蓬莱国の兵士達は道を開けながら城門の外へと行列を作って出て行く。

けれど、

「やっぱりそう簡単には終わりそうにないわね」

王宮には王魔が狴犴へいかんに騎乗して待ち構えていた。

「早起きしてお前達に人間の軍隊をけしかけたが、やはり無駄だったか」

「あら?御苦労様?ついでに道を開けてもらえるかしら?この結界から出るって意味では私達の目的は共通しているんじゃない?」

「それは出来ない相談だ。どうやらお前達は邪魔のようなのでな?」

と、そこに楊善さんが割り込む。

「おひさ〜王魔?」

「ん?お前は楊善か?お前もいたのか?」

「封神大戦以来ですね?まさかお前が生きていたとは知りませんでしたよ?」

「ふん!この私が容易く死んでたまるものか!」

すると狴犴へいかんが雄叫びをあげると障気が噴き出して王宮の周りを真っ暗にしていく。

「どうやら戦って決着をつけなきゃいけないみたいだわ。実力行使よ!」

私は掌に霊気を籠めると金の錫杖が出現して三周回してから決め顔で構えたの。

「お前達の身動きを奪い、その魂を引き抜き結界を壊すための糧にしてやるぞ!」

王魔から発する障気が剣の形へと変わっていく。

「ひぇ〜」

見上げると全面方位に黒い剣が浮いている。

「来ますよ!」

「わ、分かってるわ!」

その直後、四方八方から無数の剣が私達目掛けて向かって来たの。

発手群石はっしゅぐんせき!」

楊善さんが片手を挙げると頭上に浮かんだ岩石が炸裂して石礫が向かって来る剣を打ち落としていく。

「あ、その技使えそうね?だったら本邦初公開よ!」

「数珠炸弾!」

私は数珠を振り上げ投げると、霊気を籠めた数珠が炸裂して同じく向かって来る剣を打ち落とす。

見様見真似の大技を披露した私はドヤ顔でポーズをとったの。

「あの小娘、やはり只者ではない。ならば始末するつもりで相手せねばなるまい」

王魔の仙気が高まっていく。

「何かやるつもりよ?楊善さん」

「どうやら本気のようですね」

王魔は印を結び唱える。


「聖獣変化唯我独尊・狴犴へいかん


すると騎乗していた狴犴へいかんが王魔の身体を包み込み合体したの。

同時に凄まじい重圧が私達を襲う。

「嘘?孫悟空みたいにペットと合体しちゃったわ」

「主と認めた聖獣と魂を同調することによって合体身する術です。その力は二倍、いえ?相乗効果で三倍以上に膨れ上がります」

「マジ?厄介だわ〜」

すると楊善さんが私の前に立ち、

「ここからは私が相手をします」

「えっ?何を言ってるの?力を合わせた方が!」

「私の口から足手まといとか言わせないでくださいな?」

「なっ!?」

めちゃくちゃショックだった。

怒りがこみ上げて来たけれど、楊善さんから発する殺気に私は怯む。

正直、私が敵う相手じゃないのは分かってるわ。

「わかったわよ!任せるわ」

「素直で有り難いです。ではご褒美として私も本気を見せてあげますよ?これ内緒ですよ?」

「えっ?」

その時、楊善さんから凄まじい神気が高まっていくのが分かる。

楊善さんの背後から紅い翼が開き真紅のオーラが纏われる。


「獣神変化唯我独尊!」


その直後、楊善さんの姿は真紅の鷹の鎧を纏っていたの。

えっ?それは楊善さんの聖獣か何か?

「王魔よ!本気で行かせて貰う」

それは武神として真面目な楊善さんの姿だった。

一瞬で王魔の間合いに入ると、二人は激しい攻防戦を繰り広げる。

あ〜もう!これじゃ〜私の入る場面ないじゃないのさ〜!

脇役にしないでよ〜

「流石は封神大戦の英雄だな?だが私も四聖の誇りにかけて負ける事は許されんのでな!」

凄まじい障気に覆われた王魔が見上げる程巨大化していく。

そして楊善さんを見下ろすと、

「踏み潰してやろう!」

王魔が足を振り上げると踏みつけて来たの。

楊善さんは真紅の翼を広げて飛び回り身を翻しながら躱していく。

私も潰されないように王宮の柱の影に隠れて戦況を見る。

「虫けらのようだぞ?ぐふふふふ」

王魔が踏み付ける度に大地が揺れて私は立っていられなく座り込む。

あんな怪獣みたいな奴にどうやって倒せば良いの?

「この私を虫呼ばわりとは失礼な!」

楊善さんはムッとした顔で飛び回っていたの。

「そこだぁー!」

王魔は踏み付け躱した楊善さんを両腕で掴まえたの。

その握力に楊善さんは苦悶の顔をする。

「そんなに強く締め付けたら、流石の私も変な声が出ちゃいますよ・・・」

軽口を叩く楊善さんに王魔は勝利を確信する。

「内臓をぶち撒けても減らず口が叩けるか試してみようじゃないか?楊善よ?」

「その案には参戦ですね〜」

「何だと?」

その時、王魔の掴む手から両腕を抜いた楊善さんが瞬時に印を結んだの!?


「宝具・九竜神火罩キュウリュウシンカトウ!」


王魔の頭上に薄透明の釣り鐘のような物体が出現して一瞬で楊善さん事、王魔を閉じ込める。

「こ、これは?結界陣なのか?だがしかし自分ごと閉じ込めて何するつもりだ?」

だが突然王魔は楊善さんを掴む手が高熱を発していて離してしまう。

両手は焦げて怯む王魔に、

「お前に潰されないように飛び回りながら陣を張らせて貰いました。もう覚悟してください?」

そんな楊善さんの身体は真紅に神々しく輝いて神炎を纏っていたの。

しかもその神炎は徐々に広がっていき結界を纏う。

「う、うぎゃあああ!」

結界に閉じ込められたまま逃げ出す事も出来ずに神炎の業火と高熱に身を焦がしていく王魔。


よ、楊善さん、つ、強過ぎだわ!


結界が消えると、中から楊善さんが抜け出す。

「久しぶりに私も熱くなってしまいましたよ」

「お、お見事です。はい」

けれど、私と楊善さんが戦場を後にして王宮内へと向かおうとしたその時、

王魔の焦げた屍の中から傷付いた王魔が口に刀を咥えて飛び出して来たの!

まさかの死んだふり?

その刃が私に迫った時、光が上空より落下して来たの。

それは行方が分からなかった孫徳さん!?

閃光の如き一閃が飛び出して来た王魔を頭上から一刀両断にしたの。

「うぎゃあああ!」

私と楊善さんの前に現れた孫徳さんは振り返ると楊善さんを見て口を開く。

「油断大敵です。お久しぶり楊善」

えっ?楊善さんの知り合いなの?

「あの〜?私は貴方を知りませんが?」

「そうですね。この結界の恐ろしさはそこにあるのですから。この結界は閉じ込めた者の存在を無かった事にする能力。つまり外にいる者達は今、我々の存在を忘れてしまっています」

「えっ??」

「お前達も早くこの結界から出なければ外の者達に忘れ去られるぞ?」

すると孫徳さんは閃光を放ち私達の目の前から消えていたの。

一体何者なの?

「確かに、私はあの者に以前会った事がある気がします。けれど思い出せない・・・これは?」

「王魔もだけど、あの姿は借り者と言ってたわよ?王魔の場合は元の姿に寄せていたみたいだけど」

「とにかく私達の向かう先に全ての謎が解明されるって事ですね」

私達は王宮に向かって足を運ぶ。



王宮の中はもぬけの殻だった。

けれど私達に向かって足音が近づいて来たの?

その足音は進んだり止まったり?

その足音は私達の進む通路の曲がり角に気配を感じる。

そして視界に入ったその時!

「楊善さまぁ〜!!」

「えっ?」

その足音の主は幸楽公主さんだった。

泣きながら楊善さんの胸に飛び込むと、何かドサクサ紛れに身体を擦り寄せていたの。

「ご無事だったのですね?」

「はい〜!」

どうも幸楽公主の方は時が逆行したと同時に部屋の中にいて、王魔の手によって部屋に結界を張られて閉じ込められていたと言うの。

けれど魔導師の声が聞こえて来て、その声に導かれるまま抜け出す事に成功して今に至ると。

「なら大魔導師の居場所が分かるの?」

「えぇ、まぁ。けれど魔導師様が全ての元凶だなんて信じられないわ」

「それは行ってみてから判断しましょう」


そして私達は大魔導師に会いに行く。


そんなこんな

次回予告


ついに魔導師との対面。


この蓬莱国の謎は?

脱出は出来るのか?

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