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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
215/713

無双!鈎蛇王を倒せ!阿修羅と黄風魔王!

甦った黄風魔王は敵か味方か?


鈎蛇王を相手に阿修羅は?


私は法子

鈎蛇王を相手に阿修羅の危機一髪の所を助けてくれたのは死んだはずの黄風魔王だったの。

私達の知らない所で復活して、私達の目の前に現れたのだけど?

敵なの?味方なの?三つ巴なの?


そんな中で私達とは別に戦っていたのは孫悟空と玄武王。

二人の戦いに砂塵魔王は割り込む事も出来ずに見守るしか出来なかったの。

「これほどの力を?」

砂塵魔王は驚きを感じていたの。

それは玄武王よりも孫悟空の方に?

「本当にアレは美猴王なのか?この短かい時間で何が起きたと言うのだ?その身に宿る潜在能力領域の扉が開かれている!それに今までとは異なる力を感じる?何がどうなったのだ?」

ソレって聖獣の試練と関係あるのかしら?

孫悟空は素早い動きで玄武王を翻弄しつつ攻撃を繰り出すが傷一つ付かない。それでも孫悟空は何か手応えみたいのを感じていたの。

「まだだー!まだまだ!もう少しなんだ!」

孫悟空は素早く印を結ぶと朱雀変化で炎を吹き出したかと思えば、直ぐ様印を結び直して白虎変化で雷の如き動きで殴りかかる。

「ぐわぁ!」

孫悟空は玄武王の振り払う盾で殴り飛ばされ、それでも攻撃の手を止めない。その時、孫悟空にも変化が起きていたの?その目は獣のように口元は笑みを見せ激しい感情が気を荒ぶさせていたの。

孫悟空に何が起きているの?




そして私達の前では阿修羅の前に鈎蛇王。

そして黄風魔王が三つ巴状態だったの。

「何処のどいつか知らんが、楽しんでいる所を邪魔立てしたからには覚悟は良いな?」

「僕の事は知らなくて構わない。お前が蛇神の王で間違いないか?」

「なら何だと言うのだ?」

「この身を与えてくれた者と約束をしてね。嶺黄風国を滅ぼしたお前を始末しに来た」


約束?

それは黄風魔王が蘇る条件に関わる事。

蘇るには魂と肉体が必要だった。

魂は霊山の十二宮殿にて手に入れた。

では肉体は?

肉体は誰の者でも良いわけじゃないの。

元の魂と近い相性の肉体が必要だった。

それは半人半妖の肉体。

けれど嶺黄風国にはもう半人半妖はいない。

全て蛇神に襲われ拉致られたから。

しかし蘇る為に肉体を差し出した者がいたの。

「私の身体を使ってください」

それは夜霧さんだった。

「良いのか?一度身体を差し出せばお前はもう存在する事は出来ないのだぞ?」

黄風魔王復活に手を貸した僧侶・金禅子が確認する。

「構いません。私の命は私の主に捧げます」

「主だからか?」

「!!」

顔を伏せて夜霧さんは頷く。

もしかして夜霧さんは黄風魔王に特別な感情を?

「とんだ忠誠心だ。良かろう。お前の器を使ってお前の主を現世に復活させよう!」

「約束ですよ!」

「お前の身体は無駄にはせん」

そして黄風魔王は夜霧さんの身体を使って蘇る事に成功したの。その肉体は魂の影響を強く受けて、夜霧さんの姿から黄風魔王の姿に変わる。

目覚め起き上がる黄風魔王は自分の胸に手を置くと、

「そうか、嶺黄風国を滅ぼした者共を我が手で制裁して欲しいのか?一度だけお前の忠誠心にこたえてやろう・・・夜霧」

すると黄風魔王は復活させた僧侶の目の前から突如消えてしまったの。


そして夜霧さんの願いを叶えるために黄風魔王は今、この戦場に姿を現した。

「お前を屠る」

黄風魔王は静かに風が流れるかのような動きで鈎蛇王の間合いに入ると、喉元目掛けて突出す!

「くっ!」

寸前で攻撃を躱した鈎蛇王は黄風魔王の力量に興味を示したの。

今の攻撃は間違いなく致命傷を狙った攻撃。

殺意すら感じずに殺しにかかるとは!

「まだこのような猛者が残っていたのか?面白い!この鈎蛇王がお前達を見定めてやろう!二人がかりでかかってくるが良い!」

「大した自信だな。しかしその言葉に甘えさせて貰う。阿修羅よ、まだ戦えるか?」

「あぁ」

阿修羅は立ち上がると気を高める。

良かった!黄風魔王が戦ってる間に斬られた健は完治させたみたいで何とか動けるみたいね。

それにしても黄風魔王が阿修羅に共同戦線を求めるなんて?

やっぱり死力を尽くして戦い合っただけにお互いの実力を知り尽くしているからかも。

それに分かっているのかも。

目の前の敵は一人では敵わないと!

それだけ強力な力を鈎蛇王から感じ取れるの。

阿修羅と黄風魔王は合図なく飛び出すと、鈎蛇王に向かって同時に攻撃を仕掛ける。

息の合った攻撃だわ!突きや拳、蹴りに肘打ちが滝のように鈎蛇王を追い詰めていく。しかし一振りの鈎蛇王の攻撃が二人の勢いを止めたの!あの大剣は斬った相手の魂を喰らう魔剣。阿修羅同様、蘇ったばかりで魂が安定していない黄風魔王も斬られればただじゃ済まない。

「攻撃を受けずに奴を屠る。何か策はあるかい?」

「殴るか蹴る」

「そうかい。自分も特に策はないから文句は言わないが、もう少しあてにしたかったよ」

「とにかく倒せば良い。それだけだ」 

「なら僕が試してみよう!」

阿修羅の無策かつ単純な戦い方に黄風魔王は前に出ると念を籠める。すると足下に真っ黒な影が?その影は伸びて行き鈎蛇王の影に絡み付く。

あの技は?

「動けん!?」

鈎蛇王の身動きが影によって拘束されたの。

「夜霧の力を使ってみた。影縛りだ」

夜霧さんの肉体で蘇った黄風魔王は新たに夜霧さんの能力も使えるようになっていたの。 

「影を操る能力か?しかし俺には無駄だ!」

鈎蛇王は印を結ぶと更に蛇気が高まっていき、黄風魔王の影に縛られながらも力任せに身体を動かすと唱えたの。

「蛇神変化唯我独尊!」

すると大蛇の姿をした気が出現し鈎蛇王の身体に絡みつくと、その姿は重量級の鎧を纏っていたの。

桁違いに力がアップした鈎蛇王の蛇気に黄風魔王の影が消え去ってしまう。

「僕の影が消えた?どうやら本気を出したようだな。ならば僕も全力でいこう!」

風が巻き起こり黄風魔王の姿が一瞬消えて再び見えるようになると、その姿が鋼の鎧に覆われていたの。あれは阿修羅との一騎討ちで見せた全力だわ!

そして阿修羅も全身から地獄の黒炎を噴き出す。

「三昧神風!」

黄風魔王の掌から爆風が鈎蛇王を押し止めると、合わせるかのように阿修羅が飛び出して斜め四十五度の角度から蹴りを喰らわす。しかし鈎蛇王は大剣で受け止める。

「手緩い!」

するといつ斬られれたのか?阿修羅の全身が斬られれて血が噴き出す!?

そして落下し倒れたの。

「まだ僕がいる!」

黄風魔王はその隙に新たな印を結ぶと、足下から広がるように闇が鈎蛇王を覆い隠す。

「!!」

闇の中に閉じ込められた鈎蛇王は前後左右と方向感覚を失い動きを止めたの。すると瞼を綴じて居合いのような型で構える。闇の中に紛れた黄風魔王によって四方八方から攻撃が仕掛けられる。

「斬!」

鈎蛇王は闇をも斬り裂く斬撃が黄風魔王を襲い全身に斬り傷によって裂かれる。

「ぐわぁああ!」

まさか阿修羅と黄風魔王二人がかりでも敵わないと言うの?



その時、私達は新たな事態に困惑する。

「法子さん!」

「嘘?」

沙悟浄が青褪める。

私達が治癒していた八戒が急激に消耗していたの。

生命力が消えかけてる?

どうして何故よ?

あんた不死身じゃないの?


「八戒兄貴、無理してたんじゃ?」

「えっ?」


不死身の再生力を持つ八戒。

けれど無尽蔵でもないの。

八戒の前世は魔神国の住人だったらしく、かなり力があったらしいの。それが黒豚妖怪としてこの世界に転生した事で、魂と器の均衡が合わなかったイレギュラー的な妖怪らしいの。それが今の器である肉体が傷付いた事に対して容量オーバーの魂の力が全て再生力へと変換されている。それが不死身のカラクリなの。正確には死ににくい体質ね?

なのに何故?

「八戒兄貴の魂の力が薄まっているんです」

「どういう事?」

「私も詳しくは知らないのですが・・・」

沙悟浄の説明では八戒の魂の中には私達の知る八戒と、有り余る妖気を持つ前世の魔神の力が共存してると言うの。それが此処に来て干支十二宮殿での猪牙との一騎討ち、休む暇なく蛇神達との戦い。限界に次ぐ限界の戦いの連続で前世と現世のアンバランスの力の差が限界値を見失って一気に再生力容量を使い果たしてしまったと言うの。

「なら、どうすれば良いの?」

「それは・・・」

沙悟浄が言うには前世の自我を呼び起こせば再び魂が活性化して再び再生力が蘇ると言うの。

けれど?

「今の八戒兄貴は消えてしまいます・・・」

「えっ?」

「前世の魂が現世の魂を押し退け、新たに前世の意識が肉体を手に入れてしまうのです」

「それって・・・」


聞いた事がある。


それは転生って事?

私の陰陽師の師匠も転生者だって聞いた事がある。

物心付いた時に前世と現世の意識が両立して精神崩壊を起こすほどの頭痛に悩まされる事が度々あったと言うの。そして魂と意識が定着した時には現世の意識よりも前世の意識が表に出たと言ってた。

師匠は言った。

「まるで寄生された別の生き物に身体を奪われるやうな感覚だった」と・・・

それを聞いて私は判断を迷う。

「八戒が八戒じゃなくなるって事なの?」

「私も転生については詳しくは分からないのですが、下手をしたら八戒兄貴の記憶はリセットされる恐れもあります」

「!!」

どうしたら良いの?

このまま放って置けば八戒は死んでしまう。

かと言って前世の意識に乗っ取られても八戒は死んだと同じじゃないの?

「どうしたら・・・」

その時、私の背後に立ち上がる者が?

えっ?

「私なら八戒さんを救えるかも」

「る、瑠美ちゃん?」

すると瑠美ちゃんは八戒の胸に手をやり、目を見開き念を流し込む!?

「私の能力は強力な暗示!この能力で八戒さんの前世の魂を引き上げて再生力を戻した後に、前世の意識を封じ込めて再び現世の魂を呼び戻します!」

「そんな事が出来るの?」

「私のせいだから!絶対に救います!」

自分の意識を八戒の魂へと送る瑠美ちゃんは息を切らしながら苦しそうだったの。

「る、瑠美ちゃん!」

「止めないでください!」

彼女は鈎蛇王に背中から貫かれて足下に大量の出血を流しながら能力を使っていたの。このままでは瑠美ちゃんも危険じゃないの?このままじゃ八戒だけじゃなく瑠美ちゃんまで?

私が止めるか迷った時、

「気にしないで法子お姉ちゃん?私、もう蛇神なの。だから助かったとしてももう人間として生きられないし、それに蛇神の王に逆らえば私は生きていけないの。逆らえばこの蛇の血が私の意識を乗っ取り生きている全ての者達を殺すための道具に成り果てる。私は最後に人間として終わりたい!だから止めないで!八戒さんを生かせる事が私が人間として出来る唯一の意味なのだから」

る、瑠美ちゃん・・・

私は涙が流れ落ちながら、見ている事しか出来なかった。もし止めれば瑠美ちゃんを余計に苦しませてしまう事が一番の悲劇だと気付いたから。

その時、阿修羅達の戦いにも動きがあったの。

「何発当てた?」

「六発」

「僕は七発だよ」

黄風魔王は阿修羅に質問したのは鈎蛇王に対して攻撃を当てた数だったの。

けれど鈎蛇王は少しもダメージを受けているようには見えなかった。


「痛みを感じないのか?全く効いてないのか?それとも僕達の予想通りなら」

「アレの正体は・・・」


黄風魔王と阿修羅は鈎蛇王の秘密に気が付いていたの。

って、秘密って何よ?

分かりやすく説明してよ!


阿修羅と黄風魔王の二人が気付いた鈎蛇王の秘密とは?

八戒と瑠美ちゃんはどうなったの?

そして孫悟空と玄武王との一騎討ちは?


ついに戦いは佳境に!


そんなこんな

次回予告


阿修羅と黄風魔王のタッグ!


そして八戒と瑠美は?


更に孫悟空と玄武王との勝負の行方は?


まだまだ目が離せない!

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