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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
211/713

いざ二回戦、再び蛇神城突入!

蛇神工場から蛇神城へと向かう法子達。


待ち構えるのは?


私は法子

私達は蛇神工場から蛇神城へと向かっているの。

その間、単身残った阿修羅を見付けた。

阿修羅は私の代わりにその手を血で染めていた。

浚われて蛇神と化した人達をその手で・・・

本来なら私がやるつもりだった。

それを阿修羅が変わってくれたの。

けれど紅鱗大蟒、瑠美ちゃんの件は私自身でどうにかしなくちゃいけないと思う。

阿修羅は抜け殻のように立ち尽くしていた。

私達は阿修羅を休ませようとしたけれど、断固として阿修羅は私達と一緒に行くと聞いてくれないの。

「絶交するわよ?」

「法子を失うくらいなら構わない!」

「う〜」

仕方なく一緒に連れて行く。

砂塵魔王も消耗が激しい中で赤龍王さん達が同行してくれる事が心強いわ。

先ずは孫悟空と八戒と合流しないとね! 

後は?

「俺達はまだ任務があります」

「白龍王さん?任務って?」

白龍王さんが言うには捕らわれた龍神族はまだいるらしいの。既に工場長の他、数体の蛇神が龍の血を使い強力な力を手に入れてたみたい。恐らく他の浚われた蛇神達も強力な蛇神を作り出すために使われるに違いないと言うの。

使われるって言葉から他の捕らわれた人達と同様既に生存してないと分かっているのだと理解する。

「同胞は既に蛇神化しているかもしれません。工場長達みたいに寄生され身体を奪われるか素材として使われるか分からないが、骸が工場になかった以上、城の方にあると考えます」

「分かったわ!私達も見付けたら知らせるから」

とにかくジッとしてはいられないと思う。


場所は蛇神城へと変わる。

そこには傷付いた紅鱗大蟒が戻っていたの。

「身分不相応に力を持ったからと特別扱いされていたが、このような無様な姿を晒すとはお役御免ですな?紅鱗大蟒よ!」 

「そのような姿で平気で戻って来るなんて恥ずかしくないのか?あ〜?紅鱗大蟒!」

それは鈎蛇王の側近の一人、二つの蛇頭を持つ委蛇だった。

「侵入者は多少は力を持つのであろう。捕らえて新たな蛇神を産み出す素材にすれば良かろう」

鈎蛇王が委蛇と紅鱗大蟒に命じたの。

「しかしですね?今進めている蛇神が誕生すれば必要ないと思いますが?」

委蛇は新たな最強の蛇神を作り出そうとしていたの。

それは捕らえた十体の龍神の躯から一滴足らず全ての血を一体の蛇神へと注ぎ込み、意のままに働く蛇龍王を作り出そうとしていたの。

「その計画は早急に仕上げるのだ!」

「承知致しました鈎蛇王様」

「それに今宵は出荷の日だ!工場より産み出された億を超える蛇神の玉子を地上界全てに運ぶ計画を疎かにするでないぞ」

「そちらの方も手筈どおりでございます」


えっ?何それ?

そんな計画が進行していたの?

それは工場で選別された玉子は地下深くに待機している巨大大蛇の体内に貯蔵されているの。

しかもその巨大大蛇の数は四匹。

中には数千の玉子があるから、もし地上世界全土へ解き放たれれば、玉子から孵化した蛇神達は生きとし生ける全ての者を見境なく絶滅に追いやるに間違いなかったの。


私達は工場から城へと引き返す。

「龍神って空飛べるのね?便利〜」

私と沙悟浄、玉龍君に阿修羅と砂塵魔王は赤龍王さん達に抱き抱えられながら滑り台みたいな通路を上っていく。

「この通路を抜けたら蛇神達とのガチ戦よ!油断大敵、気を引き締めて行くわよ!」

皆は頷き、私達が落下した通路を抜け出す。

「!!」

警戒するけど蛇神達は待ち構えてなかったの。

けれど城の最上階に恐ろしいくらいの桁違いの蛇神の気をつけてください感じるわ?

何体かいるみたいだけど?

ひぃ〜ふぅ〜みぃ〜

「四体かしら?」

「間違いないな。後は雑魚が千二百体くらいか?」

「えっ?そこまで分かるの?」

「当然だ。それにしても、ソイツは使い物になるのか?」

赤龍王さんは阿修羅に視線を移す。

かなり消耗しているみたい。

「青龍王兄者と引き分けたくらいだから頼りにしてはいたのだが仕方あるまいな。それにあの女の蛇神と再戦する時に、そこの砂塵魔王も役に立つかどうか」

「けど城には孫悟空と八戒がいるわ!それに阿修羅と砂塵魔王は沙悟浄と玉龍にお願いしてるから」

二人は戦いに参戦しない代わりに阿修羅と砂塵魔王の体力と怪我の回復を任していたの。

「そう言えば孫悟空が様子変なんだっけ?」

「う、うむ。心配なのだ」

そういえば砂塵魔王は私達に孫悟空の異変を伝えるために来たのを呼び止めて参戦させたんだったわ。

「先ずは孫悟空をひっぱ叩いて起こすわ!」

私が拳を握ると何故か全員マジな顔して固まる。

はて?

その時、私達は前方から無数の蛇神達の気を感じたの。


「どうやらお出でのようね!」


私達は戦闘態勢に入る。

体力が戻るまで阿修羅と砂塵魔王をさげ、引き続き沙悟浄と玉龍君に治癒を任せる。

そして私と三龍王が敵に挑む。

「えぇーい!」

私は錫杖を振り回して牽制し、三龍王達が追撃しトドメを刺していく。連携が不思議と取れていた。

これは三龍王達も不思議と違和感を感じていたの。

「手前を私が突っ切るから左右を白龍王さんの風で遮って!抜けて来たのを黒龍王さんが黒雷で倒して行くの。そして!」

私の頭を飛び越えた赤龍王さんが前方に向かって火炎放射をぶっ放す!

まるで自分の手足のように格上の三龍王を使って敵を薙ぎ倒すのは指揮官としての天性の才能かしら?

私は視線と目配せだけで次の動きを合図する。

正直、誇り高い赤龍王達も困惑していたの。

人間に龍王を顎で使うなんて以ての外!

にも関わらず、導かれるかのように私の思うがままに身体が動いている事に不思議と抵抗がない事に。

正直、私には一体の下級の蛇神すら倒すだけの力はないけれど、三龍王は持ち余す破壊力と能力がある。この状況での適材適所なら文句はないわよね!


私達は最上階にまで駆け上がって行く。

床だけでなく壁や天井からも這い出てくる蛇神兵を三龍王さんの手助けもあって何とかゴールに近付き、その先に扉が見えたの。

間違いなく、あの扉の先にいるわ!

この蛇神城で最も力を持った化け物が!

「あの扉を抜けるわよー!」

私達は扉を破壊して飛び込んだの。


扉を抜けた瞬間、私達は重圧に動きを止められたの。

それは目の前に見える階段の上に見える存在!

その威圧感が私達の足を止めたの。

「まるで俺の重力のようだぜ」

「想像以上ですね」

黒龍王さんと白龍王さんが見上げる。

「どうやら蛇神の親玉が直々待ち構えてくれたようだな?面白い!」

赤龍王さんが同じく覇気を発して蛇神の覇気を祓うと私達は身動きが取れるようになる。

「アレが蛇神の王なの?」

階段の上の王座に座した者は私達を見下ろしていた。アレが噂の干支十二神殿から唯一解放された千年前の大魔王?いえ破壊の権化覇王なのね!!

そして王を守護する蛇神の守護者が三人。

私達を苦しめた紅鱗大蟒に、双頭の蛇神の化け物?

それに褐色の鎧を纏った蛇神は?

「あの黒い鎧の蛇神が美猴王から抜け出た玄武だ」

砂塵魔王が説明する。

「そう言えば孫悟空がまだ来てないようね?ここまで来る途中で見なかったけど?」

「どうやらこの蛇神城は外から見た以上に巨大な空間で出来ているようですね。我々が通って来た道は奴等に誘い込まれたようだ。恐らく孫悟空は別の空間にいると思われます」

白龍王さんが代わりに説明してくれたの。

「合流は出来ると思う?」

「結界を破れれば恐らく」

「なら大丈夫。孫悟空と八戒は来るわ!」

完全に信頼している私に白龍王さんは笑う。

えっ?何で?

すると黒龍王さんが強気に猛る。

「あの孫悟空が来る前に俺達が奴等をぶっ倒してやろうぜ!」

「そうね!砂塵魔王?阿修羅?行けそう?」

「問題ない」

「僕も戦えるよ」

二人は何とか戦えるくらいにまでは回復していた。

その代わりに沙悟浄と玉龍君は完全に力を使い果たしへたり込む。

「ご苦労様、二人とも!」

私、阿修羅、砂塵魔王、赤龍王、白龍王、黒龍王が前に出ると、

「のぉ〜りこお姉〜ちゃん?良く来たわね?今度は本気で遊ばせてよね!私が喰らうのだからさ!」

紅鱗大蟒、瑠美ちゃん・・・

そして玄武王と双頭の蛇神が階段を降りて来たの。

頭倒すには、先ずあの三人倒さないと駄目ってわけね?

楽そうな相手探すけど、誰も厄介過ぎるわ!

私は皆に戦う相手を分散させたの。


玄武王には赤龍王さん。

双頭の蛇神には白龍王さんと黒龍王さん。

そして紅鱗大蟒には阿修羅と砂塵魔王に、

当然この私よ!


同時に戦いが始まった。

紅鱗大蟒を相手に砂塵魔王が先手を仕掛ける。

「お前は面倒なんだよー!」

紅鱗大蟒は手にした赤い鞭を使い攻撃を受け止める。

砂塵魔王は暗示による致命傷はない。

ならば直接攻撃をして砂塵魔王を消耗させて命を削る策に出たの。確かに正解よ?けどね!

「そのために阿修羅がいるのよ!」

阿修羅は素早い動きで紅鱗大蟒の間合いに入ると、鞭を片手で受け止めたの。

「!!」

紅鱗大蟒は鞭を引くけど、びくともしない。

「こいつ目覚めたのか?私達を苦しめた黄風魔王を倒した化け物。本来なら恩人だろうけど関係ないわ!お前も殺してあげるわー!」

蛇気が高まり砂塵魔王を粉砕する。

飛び散った砂が集まり再び砂塵魔王が再生する。

不死に見えるけど、妖気量を超えたら再生も出来ないし死に至るから限度を見極めないと。

ダメージが跳ね返る能力を持つ紅鱗大蟒を倒すには傷を負わせずに拘束しかないわ!

けれどあの紅鱗大蟒を動けなくするのは簡単じゃないわ。


「面白い素材が増えましたね?龍の王が直々現れるなら計画を遅らせても御馳走が出ますね〜」

「いやいやもう十分に龍の血は足りている。あの連中は新たな蛇神を産み出すのに使おう」

双頭の蛇神・委蛇は人格が二人分あるみたいで別々の会話をしているの。けれど白龍王さんと黒龍王さんは今の会話から怒りを感じていたの。

「お前、今何て言った?こらぁ!龍の血が何だって?」

「お前か?我が一族を蛇にした輩は?」

すると双頭の蛇神は語る。

「ふふふ、お前達の血は面白いな?我等蛇神の血に馴染むと面白い効果を見せてくれたぞ?」

「今産み出し中の蛇神はお前達十体分の血を使って最高傑作と成り得そうなのだ!うふふあはははは!この私、委蛇様が創り上げた最高傑作に世界は震えあがるのですぅ!」

この委蛇は今まで捕らえた人間から妖怪、それに龍族達の身体を使って、より強く新たな蛇神を産み出していたの。まさに蛇神のマッドサイエンティスト!

「我が高貴な龍の血を下劣な蛇に使う事は決して許さん!お前は我等の手で始末する!」

「俺から行くぜぇー!潰れろ!」

黒龍王さんの重力が委蛇を押し潰す。

「ほぉ?重力を使うとは面白い能力だ。これは使えるな。他に何かないのか?」

「馬鹿な!?数十倍の重力の中で平然としてやがる!」

黒龍王は重力で押し止めているにも委蛇は何も感じていないの。

「確かに多少重いですが問題ありません。どれ?早速お前達も収集するとしようか」

委蛇の筋肉が膨張し二倍近くの化け物になる。

更に黒龍王の視界から消えたかと思えば一瞬で間合いに入られたの。

「先ずは一匹、内臓をぶちかます!」

一撃でも当たれば致命傷は間違いない剛腕が黒龍王さんに迫る直後、

「させません!」

白龍王さんが遮るように委蛇の剛腕を気流の防御で弾き返す。

「おっ?私の剛腕が弾かれるとは?」

白龍王さんの両掌には気流が渦巻いていたの。

それは孫悟空を苦しめた白龍王さんの奥義で触れる全ての攻撃を弾き、更に攻撃へと使う

「奥義・旋風龍突ー!!」

竜巻の如き気流が白龍王さんの掌打から委蛇の腹部へ直撃したの。

「うぉおおお!?」

委蛇は気流の渦に飲み込まれて壁へと吹き飛ばされて崩れ落ちる瓦礫の中へ生き埋めになる。

「やったのか?」

「そう容易ければ楽なんですけどね」

白龍王さんの視界の先の瓦礫が持ち上がり委蛇が傷一つなく立ち上がる。


そして赤龍王さんもまた孫悟空の中から出た玄武王を相手に攻撃を仕掛けていたの。

両拳が高熱で燃え上がり、息も付かせぬ拳の連打を繰り出す。その攻撃を漆黒の盾で受け止める玄武王は、拳に蛇気を纒い正拳を放ったの!

「くぅおっ!?」

鋭い一撃が赤龍王さんへ一直線に突き出され、間一髪躱す赤龍王さんの頬から血が流れ落ちる。

「これが玄武王の力か・・・」

その実力は四海龍王最強の青龍王さんと互角とも言われている伝説の聖獣の王の力。

「青龍王兄者を超えるにも等しい力が必要か。面白い!俺は決して負けん!」

赤龍王さんは龍気を高めて解放する。


さて、これからが私達の第二回戦よ!


そんなこんな

次回予告


三方での対決が始まった。


激闘が始まってしまっている中で孫悟空と八戒は?

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