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最強の継承!

第三の宮殿を守護する狙如大将軍


その秘奥義が発動したの。



私は法子

私達が見守る中、紅孩児君が倒れている。

どうしてこんな事に?

それは狙如の秘奥義発動から始まったの。

それは術式結界

私達の見ていた闘技場の景色が荒野の戦場と化して、その先に巨城が聳え立つ。

「今より諸君はこの敷地内に迷い込んだ賊を殲滅してもらう。この任務は諸君達の手にかかっておる!決して失敗は許されぬ任務だ!命を賭してでも任務を果たすのだ!」

敬礼するのは陣形で配列する数百人の狙如達?

狙如が指揮して狙如達が従う狙如だらけなの。

そして軍団長の狙如の合図で部隊が紅孩児君を殲滅に動き出す。

「このぉー!!」

紅孩児君に襲い掛かる狙如の軍隊達。

次々現れる狙如の襲撃に炎の弾丸を放って牽制しつつ倒していく。それでも配列を組んだ軍隊が巨城の周りを埋め尽くす。

「死ねぇー!」

足下の地面が盛り上がって三体の狙如が刃を手に襲い掛かる。寸前で躱すも、次は飛行雲で上空から狙如達が妖気弾を落として爆撃してくる。

足を止めずに戦場を駆け巡る中で追ってくる狙如の部隊。更に前方から新たな部隊が気功の大砲をぶちかまして来たの。仲間の狙如ごと紅孩児君を倒すつもりなの?

「勝利のためにー!」

しがみつく狙如達が紅孩児君の見動きを止める。

このままでは前方の大砲と、上空からの爆撃でひとたまりもないわ!

「このぉおおお!」

紅孩児君の身体から発する炎が火柱となってしがみつく狙如達を消滅させて脱出すると、爆撃と砲弾の雨が大地を焦土と化したの。

「紅孩児君!」

私達は助けに出る事も出来ない。

見ている事しか・・・

私達は結界の中にいて、二人の戦いに関与出来ないふうになっていたの。

この戦いはどちらかが敗北するまで終わらない。

けど、あの分身の量は反則よ!

見る限り、数千?もしかしたら数万とかいるんじゃないの?

「あれが狙如大将軍の真骨頂!恐ろしき能力のなせるわざにゃ!千年前の戦場ではたった一人で数万の軍を幾つも殲滅したニャ!」

「一体一体は倒せても、いずれ体力に限界が孩尽きてしまうわ!それにもう二人も干支神将を相手してるんだから体力なんていつ底をつくか・・・」

「あの戦場の結界は狙如の作り出した世界ニャ!あの結界の中では狙如は限りなく分身を生み出す事が出来るコンボ奥義なのニャ。もう赤毛の奴は助からないニャ」

「紅孩児君・・・」

その時、戦場が慌ただしくなる?

何か起きたの?

爆撃の後、狙如達は紅孩児君の姿を見失ったの?

もしかして跡形もなく消滅?

そんな事って!

けれど騒ぎが始まる?

突如現れた紅孩児君が前方の気功砲を放つ狙如達を襲撃し始めたの!

突然の不意打ちに混乱する中でリーダーの狙如が指揮形態を乱すなと指示する。

直ぐ様、武器を手にした狙如達が駆け付けて、紅孩児君に襲い掛かり斬りつけたの!

「うわぁあああ!」

斬られた紅孩児君は炎に包まれて消滅。

ん?

あ、あれはまさか?

「今のは分身だ!本体を探せ!」

すると次に上空の飛行雲から狙如達が落下して来る?今度は飛行雲に乗った紅孩児君が上空で暴れていたの。その紅孩児君も襲い掛かる狙如達に埋もれるように落下すると、炎と化して消える。

「まさか?本体は!」

指揮官の狙如に冷や汗が流れ落ちる。

同時に自分目掛けて炎の矢が突き刺さり絶命する。

その視線の先には三人の紅孩児君。

分身には分身ってわけね!

「ふふふ。やはり私を狙いに来ましたか?」

それは巨城に残る王の姿をした狙如。

「頭を潰すのがセオリーだろ?」

紅孩児君の本体は爆撃の後に地面に潜りながら穴を掘り、分身体を飛ばしてから本体はこの城に潜入していたの。

「火尖槍ぉー!!」

突き付ける火尖槍が王の狙如を串刺しにすると炎に飲み込まれて消滅したの。

これで勝利だわ!

誰もがそう思ったの。


ん?


私達の見守る中で残った残党の狙如達がジャンケンを始め、その勝者が言ったの。

「次は私が王役をやろう!」

大歓声の中で再び指揮が統率し始めたの。

えっ?何?それって?

「私に本体は存在しないのです。この地にいる私達全てが本体であるのだから!私達を全て倒さない限り、この戦場地獄は終わらないのです。あ、先に彼が死んだら終わりますね?ふふふ」

う、嘘?

私が見てもまだ数えきれないくらいいるじゃないのさ?

「マジか?」

巨城から見下ろす紅孩児君も、まだまだ増え続ける狙如達に頬から冷や汗を流す。

「こうなったら全員ぶっ倒すまでだ!」

紅孩児君は飛び上がると、狙如の集まる中心に着地して暴れ始めたの。


けど、これって?

対処方が全然浮かばないわ・・・


統率している頭を倒しても残った狙如が頭となって、しかもこの空間では分身は果てしなく増え続けるって?打開策無し?まるでチートじゃないのよ!


梁渠は狙如の勝利を確信して言ったの。

「ふふふ。あの狙如は唯一老衰で死んだニャ。つまり負けを知らぬニャ!」

負けを知らないって?

無敗?


そして私達の目の前で暴れまわった後、ついに力尽きた紅孩児君が倒れていたの。

「よく頑張った。小僧、長生き出来たのであれば私のような伝説を残せたと思うぞ?しかし戦場とはかくも厳しき世の常。死んでもらおう!」

紅孩児君はまだ勝負を諦めてはいなかったの。

けれど身体が疲労と消耗で指一本動かせないでいた。

「く、くそぉ!まだ諦めてたまるかぁ!」

しかし身体は既に限界に達して強い意思も空回りしている。

もう終わりなの?

次第に視界が闇に覆われていく。


その時?


「その程度か?お前に俺の全てを託すと誓ったばかりではないか?拍子抜けの未熟者が!」

「お、オマエ!!」

それは夢の中なのか?

紅孩児君の目の前に牛角帝が見下ろしていたの。

「まだ戦う気力はあるか?」

「当たり前だ!俺様は負けない!」

「そのザマで口だけは達者だな?」

「な、なにを〜!?俺様はまだやれる!まだ負けてなんかいない!負けてはいけないんだぁー!」

「一つ聞いて良いか?」

「何だよ?」

「お前の強さへの執念は何処から来ている?なんのために戦うのだ?」

「それは・・・」

紅孩児君は真面目な顔で答える。

「俺様の友達を守れるくらいに強くなる。そのダチは俺様がのんびりしていたら、どんどん引き離すからな?だから俺様は更に強くならなきゃならないんだ!そのダチが上を目指すなら俺様も最強を目指すしかないだろ?」

その回答を聞いて牛角帝は目を丸くして豪快に大笑いしたの。

「何がおかしいんだよ!!ムカッ!」

「いや、俺がお前に敵わなかった理由がそんな事だったと知って、納得したのだ。俺は俺自身のために、意地のために強さを求めた。だが、お前は・・・。どうやら俺の生はお前と出会うためにあったのだと気付かされたよ」

「意味わかんねぇよ?」

すると牛角帝は腕を差し出したの?

「まだ強くなりたいのであれば、俺の手を掴め!そして再び戦いに身を投じるが良い!それがお前の強さへの道へと繋がる!」

「よくわかんねぇよ、けど俺様はまだまだ強くなってやるぜぇー!!」

紅孩児君は牛角帝の差し出した腕を掴んだその時!

突然、牛角帝の身体は閃光の如く発光して紅孩児君の目の前で姿が変わっていたの。

そこには!!


「赤牛帝の魔鎧?」


それは始祖神が残した三着の魔鎧の一つ。

一つは父親である牛角魔王が黒牛帝の鎧を手にして、もう一つの白牛帝の魔鎧は牛角魔王の弟が継承したの。そして今、目の前に現れた赤牛帝の魔鎧は牛角帝から紅孩児君へと引き継がれたの!

「俺はこの魔鎧をお前に渡すために今の今まで存在を許されたに違いない。そして紅孩児、お前に俺の夢も託して良いか?」

紅孩児君の身体には赤牛帝の魔鎧が装着され、牛角帝に答えたの。

「俺様がお前の最強への道を繋いでやるぞ!だから俺様と一緒に来い!」

その直後、リアルの紅孩児君が目覚めたと同時に赤牛帝の鎧を纏っていたの。

「火柱ぁ!」

空中から紅孩児君目掛けて襲い掛かって来た狙如四体が突然噴き出した火柱に飲み込まれる。

そして紅孩児君は最大限の火力を持って地面に向かって炎を放ったの!?

何をするつもり??


「これからが俺様の本気だぞ!」


息を吹き返した紅孩児君の反撃が始まる。


そんなこんな。

次回予告


赤牛帝の魔鎧を手にした紅孩児の力とは?


今こそ逆転劇を見せろ!



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