魔鋼騎戦記フェアリア第3章双璧の魔女Ep4革命Act13女の感?後編アーンド座談会
ミハルはリーンの誤解が解けて一安心する。
そして小隊は出撃して行く、新たな戦いを求めて。
本編の後に3人による座談会を書き下ろしました。
併せてお楽しみください。
「良かったですね、センパイ。誤解が解けて」
ミリアがキューポラのミハルに笑いかける。
「うん・・・これで変な目で睨まれる事も無いだろうし。
いきなりペットにされる事も少なくなるだろうし・・・」
「センパイ・・・最後のは・・・どうかと」
苦笑いを浮かべてミリアが言った。
「ミリア・・・ペットになってみる?大変なんだから」
前方の1号車を見たまま、ボソッと言うミハルに、
「いえいえ。とんでもないっ・・・遠慮しておきます」
ミリアが大袈裟に両手を振って拒んだ。
「それはそうとミリア。これから向かう戦線の情報は、入っているの?」
先任搭乗員のミリアに訊くが、
「いいえ、リーン大尉にもマクドナード少尉にも、訊いたのですが情報らしいものは何も」
ミリアも困って、言いにくそうだった。
「行ってからしか、解らないのは・・・ちょっとね」
「はい・・・先方からは支援要請だけでしたし」
2人は行動の理由を知らされず困ってしまう。
「せめて、相手がどんな規模なのかを知らせて貰えれば、弾種が選べるのに」
ミリアが装填手らしい発言をする。
「そうね。相手が解らないのに、魔鋼弾ばかり積み込んでも、
相手が軽車両なら宝の持ち腐れになってしまうものね」
2人は戦闘する相手の事を考えて悩む。
「車長、先任!命令電が来ました」
そう言ってハッチしたからアルムがミハルに電報欄を手渡した。
「えっ!何々。この支援要請って・・・ドートル中将直々に発せられたの・・・。
で・・・ふむふむ」
電文を読んだミハルの表情が和らぐ。
「ミハル先輩?何か嬉しい事でも?」
訊かれたミハルが電報を手渡し、
「善かった!敵の前進部隊が投降して来たんだって。
約2個師団近い敵部隊が降伏したんだって!」
ミハルが喜ぶ。
ミリアの目が輝く。
「それで敵は撤退を開始したんだって。
どうしてかは解らないけど、
戦車部隊を中心に国境を越えてロッソアに戻り始めているらしいの!」
「万歳!」
ミリアが歓喜の声をあげる。
ふと、前の1号車を見ると、リーンが同じ電文を読んだらしく、此方に手を振っている姿が見えた。
「それで先輩。この命令なのですね。ドートル中将からの支援要請は!」
ミリアが電報欄を指で弾いて言った。
「そう!私達の任務は、降伏を勧告する部隊と共に国境付近まで北上する事」
「センパイ・・・これでやっと戦争を終える事が出来ますよね。
これでやっと国を護る事が出来るのですね!」
「そう!やっと私達の願いが遂げられる時が来るの!あと・・・少しで!」
ミハルもミリアも、嬉しくて涙が溢れてくる。
でも、どうしてロッソアがそんなに簡単に、
兵を引き上げだしたのかをミハルは考えてもいなかった。
たった一回輸送部隊を壊滅させた位で、一国の軍が全面後退するなんて事があるのだろうか。
只、偶々(たまたま)何かの関係で撤退の時期が重なっただけだったのではないか。
そう考えるのが普通だろう。
しかし、今のミハル達には、それこそ関係の無い事だった。
目の前にある現実が、自分達にどれ程喜ばしい事なのか・・・。
それだけが、ミハル達にとっての全てだったのだから。
______________
リーン「はぁーいっ、お疲れぇー。」
ミハル「あっ、御苦労様です。」
2人が現れた。
さば・<ミハル、リーン。御苦労。>
リーン「作者さんも人が悪いですね。
どうして私がミハルの事を焼いたりしなきゃならなかったのですか?」
さば・<フラグ・・・だ。>
ミハル「フラグ?・・・ああ、電気とかの差込・・・。」
リーン「それはプラグ。・・・いい加減、飽きられるわよ。」
ミハル「しょんぼり・・・。」
さば・<前回の伏線からの回収。一杯張り巡らせ過ぎて、収拾がつかん!>
リーン「正に、自業自得。」
ミハル「・・・酷い・・・いい加減さ。」
さば・<ミハルに言われちゃあ、お終いだな。>
ミハル「しょんぼり・・・。」
さば・<・・・。リーンは前回毛玉とやり合う処だったのを止められている。
そして毛玉に嫉妬されていた。その逆を行ったのだ。>
リーン「・・・。まあ、いいけど。」
さば・<どうだ?解ったか?>
リーン「あんたの伏線に乗せられたと言う事ね。仕方ないなー。」
ミハル「で?どうして私ばっかり酷い目に遭わされるの?」
さば・<どうして?だって!?>
ミハル「う・・・うん。」
さば・<決まってるだろ!趣味・・・だから。>
ミハル「やはり・・・酷い人ですね。」
さば・<えへんっ!>
リーン「威張らなくていいから・・・そこ。」
ミハル・恐る恐る「ま、また次も・・・ですか?」
さば・<んーっと。次は・・・次はっと。>ノートを捲る。
ミハル「次は明るく、楽しく。ですよね・・・。」ビクビク・・・
リーン「ミハル・・・諦めなさい。」
ミハル「ど・・・どうしてなの?」
リーン「サダメ・・・なの。」
ミハル「・・・ひぃーん。」
さば・「うむ。今確認したんじゃがナ。」
ミハル「はい!(希望に満ちた瞳)」
さば・<起っておるぞ、死亡フラグが。>
ミハル「はぅっ・・・。」バタリ・・・
リーン「また・・・眠ったみたいね。」
さば・<んー?口からエクトプラズムが・・・>
リーン「転移したか!」
ミハル「ちっがーうぅっ!
どーして私が死亡させられなくてはならないのですか!?
主人公なのにぃ!」
さば・<いやぁ?別にミハルとは言ってはおらんぞ?>
ミハル「では?誰を?」
さば・<このノートに書かれてある人。本当ならずっと前に死亡していた筈の娘>
リーン「デスノートかよ・・・」
ミハル「そ、それって!?」
さば・<感の善い人は、ピーンと来た筈>
ミハル「こう?」ピカ・・・
次回の「Act14道草」以降に出しますからね。
ミハル「・・・。誰の事?」
さば・<・・・>
リーン「何時も通りね。ミハルは・・・」
ミハル「ねえ、ねぇ!誰の事なの?」
さば・<ああ、五月蝿いな。おいっ!リーン!」
リーン「合点承知!」
リーンが右手を向けて、
リーン「ミハルっ!お座りっ!」
ミハル「リーンも。酷い人ですね」
さば・<それにしても、ミハル。お前変わらんな>
ミハル「は・・い?どう言う意味?」
さば・<いやなに、折角改二バージョン描いたのに全然変化しないからさー>
ミハル「そんな・・・人の所為にして」
リーン「しょうがないじゃないの。<さば・>なんだから」
さば・<リーンもペットにしてやろうか?>
リーン「失言を取り消します」
ミハル「それで、私は変われるの?」
さば・<これでいいのか?>
ミハル「・・・。どうですか?」
りーん「可愛くない」
ミハル「ええっ!?そんな。リーンに嫌われちゃうっ!何とかしてっ!」
さば・<じゃあ、元に戻れ。>
ミハル「これで良いよね。お願いします。」
リーン「まあ、何時も通りなだけね。代わり映えのない子。ふっ!」
ミハル「リーン・・・酷い人ね」
リーン「ペットに言われたくないわ。お座りっ!×2っ!!」
ミハル「ひゃああぁぁぁぁぁっ!」
さば・<さあ!反省会も無事に終わった事だから、帰るとしよう>
リーン「そうね!次の話に向けてスタンバッて置きましょうか」
さば・<でわっ!皆さん御機嫌よう!>
ミハル「あっ!ねぇ!リーンっ置いてかないでっ!カムバーック!ヘルプみー!」
ミハルは一人、反省小屋で叫んでいる。
ミハル「やーっぱりっ!酷い人達ですね!」
お後が・・・宜しいようで。
小隊は次なる戦場に向けて旅立った。
その目的地に向かう途中での事だった。
次回 道草
君は束の間の平安を求めて手料理を作る?





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