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【詩集】さいごのはじまり  作者: につき
17/21

「月の光より」「カゲロ○デイズより」

「月の光より」







うすい雲は流れる


星が瞬いている


月の冷たさ


ゆっくりと照らす


闇が訪れた


静かな風に


雲間の光たち


揺れる草草の影


思いがよぎる


これは悲しさ


かき乱れる


思い出


優しき手


密かに


夜をゆく鳥


木々の影に


過ぎさりし 


揺さぶる風


光は心の底を照らす


何も答えない 白い月


只静かな景色


あなたは今どこに


地面に沁みていく光


見つめる


旋律は語る


聴いている


月の物語











「カゲロ○デイズより」







軽い 軽い 軽い 軽い


始まり 


適当 無責任 


転調 回想 


無感動な惨状 血 夏


意味のない間奏


無感動 無表情 


ストーリー 夏 少年


衆前の惨劇 自殺願望


失う恐れ 先走る


意味のないリフレイン 


血 瞳 日常の終焉


少女 弱い物 否定



ドビュッシー「月の光」より

「カゲロ○デイズ」より

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