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時雨  作者: とにあ
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ゆきちゃんち

 夏は暑い。


 家の涼しい場所で寛ぐか森の涼しいポイントへ出かける。


 森に行けばもちろんゆきちゃんの棲家の方へも足を伸ばす。ただし天気が崩れそうになければだ。


 あまねと蛇んちの奴らとゆきちゃんのところへ遊びにいった。


 あまねはまだいいとしてなんで他の雄をゆきちゃんのとこへ案内しなきゃいけない……荷物か。


 ちぇ。


 だからってなんでこの人数。雄ばっか三匹もいらないと思う。

 一番、おっきな雄が俺を片手で抱える。


 おなかくるちぃ。


 森についた時に軽く引っかいたらようやく放した。

 楽なんだか苦しいんだか、雄相手じゃ碌な事がない。

 森の中をあまね用ペースで歩く。


 雄が一匹脱落しかけた。特に何も持っていない雄だった。


 仕方なく最弱者りょーいに合わせて案内することにした。


 着いたのは思ったより遅くなった時間。こいつら雄どもが遅いせいだ。


 弱いのはしょうがないけどな。




 でも、もうそんなことよりも。


「んなぁあああ」

 ゆっきちゃぁああん



 急いで出てきてくれる足音が聞こえる。


 急がなくていいの。


 ゆきちゃんがドアを開けてくれるまであと二秒。


雪姫ちゃん、お借りしました。

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