6/3 夜の家族会議の決定
3日は雨、午後からは晴れてたけど家にいた。
学校に行くのを渋ったのが二人ほどいたせいだ。
熱を出したすずねがソウに「側にいて」と呟いたから。
いずるは普通に心配してすずねの側にいたがった。
ただ、ボスはそれを許さなかった。かっけーボス。
家の中が騒がしくて、これまた熱のあるお嬢が不安に駆られたらしい。
傍らで丸まったり、指を舐めたりしてやるとようやく落ち着いて眠ってくれた。世話が焼けるものだ。
そう、お嬢の側にいたので今日は出かけることはなかった。
ボスはお嬢にも友だちができればいいと思っているらしい。
でもなぁお嬢、あんま出かけない。
迷うし、出かけるたびに後で熱出してるんじゃないかとも思う。
そりゃあ、出掛け率低いわ。
でも。
友達って会えなくてもできるのか?
きっかけはいると思うんだ。
ボスが怒ってた。
理由はすずねの熱だ。
「アレはかまって欲しいという甘えです!!」らしい。
みはるも同意してた。ついでにホクも。
そしてなぜか、
山辺の子供達、ソウ、あまね、いずるは五時より前にウチにはいるのは、着替えのため以外は許しませんという宣告をうけていた。
「え。雨降ってても出掛けてろと?」
ソウの疑問にボスはにっこり頷いていた。
猫で良かった。
うちに帰れずうろつく模様




