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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第四章・出会いのある!良い旅!夢気分♪
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一途な男のアイラブユー♪

サブタイトルに関係してるのは前半だけです。

ラスト部分のツッコミは、無しの方向で。

本編どぞ~

視点・アリア(俺じゃないぜ?)


祭典を前日に控え、休みを取った。

え?今までも休みだったろって?

何を言っているか……俺は、真面目に働いていた(キリッ


「今何か言いましたか♪」

「すいません調子に乗りました!」

「そうですか♪」


昨日の仕事放棄から、サファイアがニッコニコしっぱなしで怖いんだけど。

とうとう壊れたか。

まあ、一回ツッコミさせれば元に戻るだろ。

そんなサファイアの状態なんて言うどうでもいいことは置いといて、今俺はアリスを肩車しつつ、左右にサファイアとファリエナを侍らせている。

アリスは俺と頭一つ分しか身長差が無いが、体重は操作できるらしく現在は羽のように軽い。

あと、アメリアさんは明日の祭典の最終確認と俺達余所者組の衣装決めのため、一緒にいない。

安心しろ、パンツの確認は済んである。

今日は真っ白だったじぇ。

ルンルン気分で町中を歩いていると、前方からクィールが走ってきた。


「おっはよー!」

「「「おっは~」」」

「何故揃う!?」


このぐらい普通じゃないか。

あぁ、サファイアは普通じゃないから問題無い。

ところで、こいつはなんで走って来たんだ?


「ねぇ知ってるぅ~?」


その言い方を何故知ってる?

豆知識か!?


「教祖様がお忍びしてるかもしれないんだって!」

「ほうほう」


つまり、そこら辺にいるってことか。

俺は、思いっきり息を吸う。


「ハッ!?領主様スト―――」

「サファイア今度はあっち行こうぜぇ!!」


俺が何をしようとしているのか一瞬で理解したサファイアが俺の口を塞ごうとするが、俺がサファイアを避けて大声で言った。

何の為かって?

そんなの決まってるじゃないか……楽しむためだ!


「女神サファイア様!」

「ひぃ!?」

「やっと、やっとお会いすることが出来ましたね……」

「お、お久ぶり……です」


どこからともなく現れた爽やかな超☆絶イケメン!な教祖様。

綺麗に整えられたセミロングのサラサラ金髪を風に靡かせ、片膝を地面についてサファイアの手を取り手の甲に口づけ。

そんな流れるような動作を見せつけた。

だが、女性の許可なく触れるのはマイナスだな。

紳士度が足りんな。


「女神サファイア様、こんな所でお会いできたのは運命としか言えません。どうか、この運命という名の時間を私と共にお過ごしいただけないでしょうか?」

「ヤダ何言ってるのこの人怖い」


サファイアの正直者め!

まあ、ぶっちゃけ俺も怖い。

言ってることが危ない人だもの。


「こ、これから予定がありますので……」

「でしたら私もご一緒します」

「町の外に行きますので……」

「ならば護衛を連れていきましょう」


サファイアは逃げたそうにしている。

しかし教祖様は逃げ道を塞いだ。

俺は面倒になったので、サムズアップして逃走。

アリスは肩車継続で、ファリエナとクィールも逃げ出した。


「行かないでぇぇぇぇぇ!!!」

「女神サファイア様、外に行く前にあそこで食事でも」


サファイア……ガンバ!



◇◇◇



サファイアを見捨てた俺は……俺達は、町の端っこに建っている小さな教会にやってきた。

ここはクィールの住処らしいく、連れて来られた。


「ただいま!」

「ん?あぁ、クィールか。おかえり」


幸薄そうなおっさんが現れた。

渋めの顔をした三十代だ。

久しぶりに目を使って観察してみる。

進化した俺の特殊能力!それは!他者の身体情報を知ることだ!

目の色や髪質(将来禿げるかどうか)、身長や種族なんかもわかる。

あと、男限定でスリーサイズと体重がわかる。

何に対しての配慮だよ!!

……ごめん、興奮した。

そしてこれも男限定だが、リア充度が表示されるようになった。


「フン、リア充度5か、ゴミめ」

「彼は何を言っているのかな?」

「ただのバカデス」

「ばか~」


言ってくれるな、ファリエナよ。

教会内に入ると、ゴミもといレイバックさんに飛びつく女性が一人。


「レ~イ~♪」

「おぉ、どうしたんだキュレシィア?」

「もぅ、キュアって呼んでって言ってるでしょ~?」

「すまんすまん」


なん、だと?

ハッ!?リア充度が、上がっているだと!?


「1000、2000、3000……バカな!まだ上がっているだとぉぉぉ!?」

「正気に戻るデス」


スパーンとハリセンでツッコまれた。

顔じゃなくて頭にしてほしかった。

とりあえず自己紹介をすることにした。

ジョ○ョ立ちで決める!


「俺の名はアリア・メルノ、アリアって呼んでくれ」

「ファリエナ、です」

「ありすはありす!」

「これはご丁寧に、私の名前は―――」


彼等の自己紹介は次回で!

To Be Continued...

この終わり方カッコよくね?よくね?

サファイア「見捨てないでくださいよ!それに最後のなんですか!?やるきなさ過ぎでしょ!?」

アリア「ばっか、ヤル気あるからああなったんじゃん。考えてみろ、こういう終わり方初めてだろ?」

サファイア「そうですけど……まあ、それは良しとしましょう。何故見捨てた?」

アリア「それはお前……面白いから」

サファイア「よっしゃ、一発ブン殴らせろ」

アリア「ぐぶほぉ!?」

クィール「飛んだぁぁぁ!!ホームラァァァン!!」

ファリエナ「飛距離200メートル、です」

サファイア「……部外者面してますけど、二人も見捨てましたよね?」

ク・フ「「……てへ☆ぺろ♪」」

サファイア「逃げるなぁぁぁぁぁ!!!」

アリア「死ぬかと思ったぜ……気を取り直して、今日のゲストはこの方!」

アッシュ「……」

アリア「元気ないっすね!」

アッシュ「最近、いつの間にかクリスとの関係が進んで行ってるんだ」

アリア「ふむふむ」

アッシュ「好き合ってるかどうかの確認すらしてないのに、結婚することになってたんだ……別に嫌というわけではないんだが、こう、おかしくないか?」

アリア「何言ってるんですか、普通じゃないですか~じゃ、今日はここまで、また次回で~」

アッシュ「……いや、やっぱりおかしいだろ?」

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