犬も歩けば棒に当たる!と、何時から錯覚していた?
サブタイトルが思いつかなくなってきた。
それはさておき、遅くなってすいませんでした!
何時も通り適当な本編をどうぞ。
視点・アリア(だからなに?)
アメリアさんのパンツの匂いを嗅いでいたら、ミヨちゃんに怒られました。
女性の肌着を盗むのはいけないことだと、笑顔で淡々と言われてしまった。
クッ……この俺が恐怖を抱くとは、デキる!
「バカなこと言ってないで、さっさと働いてください」
「うぇ~い」
前回の祭典準備の手伝いのアルバイト要請から、二日経った今日である。
何時もの様にサファイアとペアを組まされ、祭典準備に走り回る。
おもにサファイアが。
俺?役所の一室を宛がわれて書類仕事ですが?
「これ持っていってね~」
「いや、自分で行ってくださいよ」
「無理疲れたこれ以上働きたくないだるいしんどいもう飽きた」
「……行ってきます」
「いってら~」
サファイアをパシらせ、俺は野菜ジュースを飲む。
「マズイ!もう一杯!」
「たっだいまぁ!!」
「ギャァァァァァ!?」
「ふぉぉぉぉぉ!?何事!?」
予想外のタイミングだったのでビビッてしまった。
けしてもう一杯の恐怖に負けたわけじゃない。
ももももう一杯ぐらいいけるし!
てか、何故かずっとついてくる犬耳少女なクィールさんじゃないっすか!
たしかミヨちゃんに、祭典の時の警備配置について聞いて来てもらったんだっけか?
叫んだことを無かったことにし、頼んだ仕事について聞いてみる。
「どうだった?」
「結婚式の時のスピーチを考えといてくれだって!」
「……」
なにか、別の話になってないか?
しかも結婚式って言ったら、あの二人だろ?
となると、領民呼んだ方が良いのかな?
最悪欠陥だらけの機動戦艦で来てもらうしかないけど。
ロボで運べるか?
って、今はそうじゃないだろ!
「スピーチならもう考えてある!今は別の話だ!」
「考えてはあるんだ」
「当たり前だろ?ひやかしにひやかし、羞恥心を煽るスピーチを披露してくれるわ!それで、本題なんだけど」
「警備の配置はこの紙に書いてあるって」
「どれどれ……………あっるぇ?」
なんだろう、俺にはこの警備員の名前に凄い心当たりがある。
リア充もといアーサー御一行じゃないっすか。
なんか二人ほど増えてるし。
ルビーとエメラルドも何故か参加しちゃってるし。
傭兵として有名らしい名前も結構あるみたいだ。
どんだけ力入れてんの?
「この配置でいいならサインしといて欲しいんだって~」
……俺に言えることは、ない。
サラサラッと人員配置の紙にサインして渡す。
俺は、何も見なかった。
「サイン確かに♪あ、そう言えばもう一つ見せるのがあるんだ~ほいこれ!」
渡されたカードサイズの紙を見る。
紙にはこう書かれていた。
【流す音楽、考えといて♪】
「紙に書く意味あるの!?」
俺としてことが、思わずツッコんでしまった。
だって、こんなの、口頭て伝えればいいじゃん!
俺間違ってる!?
くっそ、今度サファイアにやってみよ!
了解の文字をカードに書き、クィールに渡す。
「よろしく」
「疲れたからヤダ!」
「じゃあもうめんどくさいから遊びに行こう!」
「いよっしゃ!」
ワァァァァァと出ていく二人。
誰もいない部屋にサファイアが入ってくる。
「領主様、なんか組合の人が会合を開くから出てくれって……あれ?」
部屋の中を探すが、誰もいない。
キョロキョロしていると、先ほどまでアリアが座っていた椅子に書類がおいてあった。
その書類は、祭典時に営業許可を求めている店の一覧で、結構重要だったりする。
そんな重要な書類に、殴り書きされた一文。
【あそびにいってきます♪】
それを見て、サファイアの中で何かがキレた。
「待てやゴラァァァァァ!!!」
祭典は、近い。
アリア「アリアと!」
クィール「クィールの!」
アク「「サファイア弄り!」」
サファイア「帰れ!」
クィール「ナハハ!アタイよりも胸の小さいサファイアが何を言っても無駄無駄無駄!」
アリア「大体7センチぐらいの差があるじぇ!」
サファイア「そんなに!?4センチの間違いでしょ!?」
アリア「……」無言でサファイアの肩に手をやる
サファイア「やめて!本気の慰めはやめて!痛いから!心が痛いから!」
クィール「あ、今日からあとがきメインになりました!みんなよろしこ!」
アリア「このままの勢いで今日のゲスト逝ってみよう!!」
サファイア「テンション高!?ゲストついてこれないでしょ!」
ネメア「今日のゲストは私だよ!」
サファイア「もうだめだ!!」
アリア「やっはろー」
クィール「ちょりーっす」
ネメア「おはらっきー」
サファイア「バラバラかよ!揃えろよ!しかも徐々に古くなってるし!」
ネメア「出番欲しいわ~あ、結婚式呼んでね~」
アリア「王を除いた王族には招待状をクリスさん達に黙って出す予定だっぜ!」
クィール「うっは!何様!」
ネメア「でもでも!アリア君のそんなところに」
クネ「「痺れる、憧れるぅ!!」」
サファイア「ノンストップ!?いったん止まりましょう!少しでいいから!クールタイムを設けて!!」
アリア「あ、そういえば近いうちにアリスの冒険記をやる予定なんだよ!その時に出番あるかも!」
ネメア「マジで!?ひゃっほー!」
クィール「なになに?世界一周でもしちゃうの?」
アリア「どっちかっていうと魔王退治だな!」
サファイア「普通の物語だったらラスボス!」
クィール「あの子なら瞬殺して連れてきそうだね!」
ネメア「アリア君の領地に連れてこられたら、魔王涙目だね!」
サファイア「メルノ領の平均戦闘力は中級竜種の群れ(20匹以上)程度ですからね」
アリア「え?サファイア一人でそれぐらいなんだけど?」
サファイア「……ゑ?」
クィール「自覚のない人外怖~い」
ネメア「よ!メルノ領の突撃隊長!」
サファイア「う、嘘だぁぁぁぁぁ!!!」




