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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第三章・領地改革というなの魔改造計画♪
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普通じゃない主従関係に、乾杯!

メイドを、アメリアさんを、出したかった、だけなんです……


最近、後書きが長くなってきてる気がする……気のせい?

視点・アリア(フードとマスクとサングラス)


こちら変質者、ヘス君の母君を尾行中。

母君は夫と幼馴染夫婦と一緒に、村の住人達に挨拶回りをしているようだ。

ペコペコしてる。

見た目はどこにでもいそうな男性女性な人達だ。

完全ステルスでどこまでも着いていく。

何故かヘス君の母君が気になる。

これは……マザコン化か!?

何か違うな。


「アリア様、昼食の時間ですよ」

「あ、アメリアさん。もうそんな時間だった?」

「はい。一応食べながら歩けるようにタマゴサンドです」

「わ~い」


少年昼食中。


「ごっつぁんです」

「デザートのリンゴをどうぞ」

「いただきま~す」


甘いリンゴだな!

実に美味い!


「そう言えばアメリアさん」

「なんでしょう?」

「何故吾輩の首に首輪を付けているのでしょうか?」


そう、食事中からずっとジャラジャラしていた鎖付き首輪を、リンゴを食べている時に俺の首に付けられた。

何故こうなったのか、俺にはわからねぇ。


「サファ、失礼間違えました。ある領民からアリア様が変、不審なことをしている、と報告がありまして」

「よっしゃ、サファイアにイタズラ確定だな」

「それで、何をしていたのでしょう?」

「ヘス君の母君を尾行してました」

「……あの方、ですか」


なんだろう、若干言い辛そうにしてるんだけど。


「……アリア様、あの方はアリア様の御母上にはなってくださらないですよ」


……物凄い勘違いをされてる気がする。

俺としては、普通の、そう、シルバーやネッピーみたいな普通とかけ離れた母親じゃなく、普通の母親というのを見て見たかっただけなんだけど。

領民の出番のない母親達は普通じゃないし、普通の母親を観察するチャンスだったんだもの。

さて、どう言ったものか……


「たしかに、あの方の雰囲気はアリア様の御母上に似ていますが、それは雰囲気だけの話です。あの方にはあの方の家庭が―――」


なんか凄い、説得されてる?

どうしよう……


「―――であるからして、アリア様には私がついています。あくまでメイドの私では、アリア様の御母上の代わりにはなりませんが―――」


アメリアさんに母親になってもらうとか絶対ヤダし。

アメリアさんは俺の嫁。

いや、アメリアさんの赤ん坊としてならどうだ?

おしめという名の下の世話、お風呂という名の合法セクハラ、そして授☆乳……………イケる!


「―――というように、食事の時は出来る限り喋らない。喋る時は下品にならないようにしっかりと口の中のモノを呑みこんでからですよ。わかりましたか?」

「アメリアさんの赤ん坊になりたい!」


……声に出ちった♪


「……」

「……」

「……」

「……アリア様、今日はもう、帰りましょう?」

「……うん」


というわけで、帰ります。



◇◇◇◇◇



アメリアさんの添い寝で大興奮しつつも、ストーカー化から次の日!

ベッドの上でアメリアさんのパイをさり気なくタッチして少し経った現在、アメリアさんに説教されてます。


「アリア様。女性の身体に触れて良いのは相手が許可した時か夫婦になってからです。朝、貴方様が何をしてか憶えていますね?私は触られるのが嫌という訳ではありません。ですが、世の中には手が触れ合うだけでも嫌悪感を持つ方もいるのです。この先そうゆう方とも出会うかもしれません。そうなった時、アリア様がもしも私に対してする様な行動をとった場合、とても大変なことになるのです。ですから―――」


最近出番無かったからかな、凄い喋るな~

聞いてない訳じゃないよ?

すでに朝食後の8時から始まって、現在11時。

つまり、3時間の説教が未だに続いてるんだ。

ちょっと考え事もしたくなる。

なんとか、なんとか生贄を……あ。


「……失礼しました~」

「トラップカード道連れ発動!」

「へぶぅ!?」

「逃がさへん、逃がさへんで!」

「私無関係じゃん!!HA☆NA☆SE!!」

「……人が話している最中に騒がないでください」

「「すいませんでした!」」

「まだ一時間はありますね。折角ですので、サファイアさんにも貴族に対する注意をさせていただきましょう」

「え!?」


サファイアザマァ!

何睨んでるんですかぁ?

バァ~カ。

テンメェ!何変身しようとしてんだ!

逃げようとしてんじゃねぇし!


「御二人とも、聞いておりますか?」

「「はい聞いております!」」

「ならいいのですが……あ、そう言えば明日アリア様の誕生日ですね」

「そうなんですか?おめでとうございます」


……え?そうなの?

……え?マジで?


「じゃあ白ワインが飲―――」

「却下です」

「お酒は二十歳から~」


……ちっきしょう!!

サファイア「領主様って、結局母親と会いたいんですか?それとも会いたくないんですか?」

アリア「会えるなら会いたいって感じかな?きっと美人だから是非ともアメリアさんと一緒に挟んでほしい。いろいろと」

サファイア「ちょいちょい下ネタ挿むのやめません?セクハラもそろそろいい年なんですからやめた方がいいですよ?」

アリア「アメリアさん以外に興奮する要素が見当たらない。裸見たり胸を押し付けられればテンションは上がるけどね」

サファイア「……私の裸だったら?」

アリア「ハッ!お前に見せれるような部位があるのかよ!」

サファイア「これでも胸はありますぅ!」

アリア「寝言は寝て言え!」

サファイア「事実だし!着痩せしてるんだよ!」

アリア「揉めるほどないくせに!」

サファイア「それぐらいあるし!大体胸なんて脂肪の塊じゃないですか!大きい人は肩が凝りやすいって聞いたことがあります!無い方がいいですから!」

アリア「黙れ貧乳!」

サファイア「誰基準だよ!!私は普通だ!!」

アリア「俺にとってはCからが普通だよ!!お前はBあるかないかだろうが!!」

サファイア「Bで悪いか!?」

アリア「ぺったんこじゃなくて、スレンダー(笑)」

サファイア「そういえば私の最初の紹介でそんなこと言ってたな!!」

ソル「ぺったんこでいいじゃないか。存在するだけで、価値があるもの……プライスレス」

ア&サ「「うるさい!」」

ソル「出来れば身長も低い方がポイント高いと思うよ!」

ア&サ「「ロリ魂は黙ってろ!!」」

ソル「今日のゲストなのに……」

アリア「お前の第三形態創ってやるから覚悟しろよ!!ロリ化してやる!!」

サファイア「私の全身全霊で妨害してやるからな!!絶対阻止してやる!!」

ソル「……僕的には、アリア君応援で」

ア&サ「「うぐぐぐぐ……バカ!!」」

ファリエナ「バカばっか、です」

アリス「ぱかぱっか?」

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