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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第三章・領地改革というなの魔改造計画♪
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これは可愛い女の子ですか?いいえ、最終兵器幼女です♪

いつもより長いかも?

まあ、いつもよりってだけで短いんだけど。

新キャラは幼女ですが、作者はろり魂ではありません。

……ほ、ほんとだよ!?

視点・アリア(気まずい雰囲気)


「……」

「……」


俺は今、大変不思議な事態に陥っている。

いや、不思議な事態を起こしてしまったと言うべきか。


「……」

「……」


俺の目の前に、幼女がいる。

それだけなら、ファリエナみたいなもんだ。

そう、ファリエナだ。

この幼女、ファリエナと同じような感じだ。

つまり、あれだ。

やったらできた。

エッチなことじゃないよ?


「……」

「……」


ファリエナの時と同じ感じで、空気清浄器を作ろうとしたんだよ。

そしたら、幼女が出来た。

驚くだろ?俺は驚いた。

驚き過ぎて、何時ものテンションを放棄するぐらいな。

さらに問題があって、この幼女全裸である。

上も下も丸見えなんだよ。

……丸見えなんだけど、興奮出来るテンションにならない。

なんだろう……生まれたての赤ん坊に興奮しない感じ。

真っ白な穢れの無い肌を見ても、ロリ魂には至宝であろう胸を見ても、可愛い子だな~としか思えない。


「……」

「……」


ただ、将来は絶対に美人になるであろう可愛らしく整った顔には、一切の表情が無かった。

綺麗な無表情である。

なんというか、あれなんだ……アメリアさんを幼女化した見た目なんだわ。

とりあえず、何か話すか?


「……ぱぱ」

「……ん?」


予想外の呼ばれ方をされて、思考停止した。

幼女は綺麗な銀髪を揺らしながら、トコトコと俺に近づいて抱き着く。


「ぱぱ……」

「あ、はい、パパです」


確かに、俺が作った。

俺の種で作ったわけじゃないが、たしかに作った。

じゃあ、ファリエナも娘になるのか?

……別にいっか!


「ほらほら、そんな恰好じゃ寒いだろ?これ着な」

「ん」


とりあえず、俺の着ていた上着を着せる。

ブカブカだが、何も来てないよりはいい。

幼女を抱っこしてアメリアさんを探す。

幼女の肉体年齢は三歳ぐらいなので、俺でも抱っこできる。

……なんだろう、抱っこした感じが、微妙に堅い?

気のせいか?


「……あったかい」

「よしよし」


スリスリと柔らかほっぺを擦り付けてくる幼女の頭を撫でる。

名前何にしようか。

アメリアさんに相談するとドルバチョフが出てくるからな。

銀髪金眼の幼女。

……アリスでいっか。


「お前は今日からアリスだ。アリスだよ?」

「ありす?ありす……」


……………可愛いな。

あれ?俺、今日変だぞ。

……サ、サファイアはよ!


「アリア様?そちらの少女は……」

「……同じ、です?」


アメリアさんとファリエナが、庭で一緒に洗濯物を干していた。

アリスのことを説明中。


「ファリエナの時と同じ、ですか……魔物以外にも作れたのですね」

「俺も驚いたよ~」

「……魔物、です?」


ファリエナがアリスを見ながら、首を捻っている。

アリスは魔物じゃないよ。


「アリス、でしたか?私はアメリアと言います」

「……まま」

「……」

「……」

「まま、です?」


まさかのママ発言。

じゃあ、アリスは俺とアメリアさんの子供か!?

……俺、まだ童○なんだけど。


「ファリエナデス」

「……おねぇちゃん」

「?ファリエナデス」

「おねぇちゃん」


ファリエナは、名前を呼ばれなくて不服の様だ。

そうこうしていると、アメリアさんが復活した。


「……しょうがないですね、この子はアリア様と私で育てましょう」

「え?あ、うん、そのつもりだけど」

「抱っこさせて頂けますか?」

「どうぞどうぞ」


もう、母子にしか見えない無表情な二人が揃った。

……この母子、欲しいです。


「……?アリア様、この子―――」

「領主様~やっと準備終わりましたよ~」


アメリアさんが何か言おうとしたけど、サファイアがそれを遮った。

なんと無礼な。

ちなみに準備とは、三日前からさせていたことで実物を見てから説明しようと思う。


「あれ?なんですかその子供?アメリア様の妹さんですか?それとも、お子さんですか?」

「おばさん」


ニコニコしながら話していたサファイアを見て、アリスがそう呟いた。

空気が凍った。

サファイアの笑顔も凍った。

アメリアさんはサファイアから顔を逸らし、ファリエナは興味なし、俺は全力でサファイアを笑った。


「サファイアおばさんワロスwwwねぇ、今どんな気持ち?どんな気持ち?」

「……ぅ、うがぁぁぁぁぁ!!!」

「おばさんが怒った!BBAは一生落ち込んでろ!」

「死にさらせぇぇぇぇぇ!!!」


ブチッとキレたサファイアが俺に襲いかかってくる。

何時ものことなので、バカにした分の反撃は喰らうつもりだった。

俺とサファイアの間に、アリスが入ってきた。

アリスの前に魔方陣が現れ、サファイアを吹き飛ばした。


「なんでぇぇぇぇぇ!?」


サファイアは星となった。

☆ミ(キラッ♪

いやいや、ふざけてる場合じゃないだろ。


「どういうことだYO!?」

「アリア様、どうやらアリスはホムンクルスとロボを合わせた様な、そんな存在のようです」

「つまり、アリスはアンドロイドでFA?」

「アンドロイドですか……まあ、アリア様が分かり易いならそれでよろしいかと」

「ふむふむ……まあ、可愛いからいっか」


可愛いは正義!


「じゃあ、皆に紹介して来るか!」

「お供します」

「ついてく、です」

「ん」


今亡き母へ、新しい家族が出来ました。


◇◇◇


ん?サファイアはどうするのかって?

……生きてるさ、俺達の心の中に。

アリア「さらばサファイア、君のことは多分忘れないんじゃないかな?」

サファイア「次回には戻ってますからね!?」

アリア「なんだいたんだ、お・ば・さ・ん♪」

サファイア「こんにゃろう……私が準備したの、いつ役に立つんですか?」

アリア「次回で出るんじゃね?」

サファイア「雑!?……そういえば、アリスちゃんはどのくらい強いんですかね?」

アリア「完全に準備万端のアメリアさんと同等」

サファイア「それって、どれくらいですか?」

アリア「確か、何時ぞやの将軍がアメリアさんより若干強いって紹介されてただろ?」

サファイア「そうですね」

アリア「その将軍が十人いて十万の軍勢を率いても勝てないぐらい?」

サファイア「……もっと具体的に言うなら?」

アリア「勝てんの神ぐらいじゃね(笑)」

サファイア「笑いごとか!?笑いごとなのか!?」

アリア「ウチの領地VS他勢力全部でやっても、竜全種とかが敵側じゃなきゃ勝てる戦力になったな!まあ、正教会とかネッピーとかは味方になってくれるだろうから、本気で世界支配やろうと思えばできちゃうんだよね~」

サファイア「マジか!?」

アリア「どうせこれからも人外達が住みにやってくるから、戦力はドンドン増加していくんだよね」

サファイア「もうこの領地やだぁ!!」

アリア「何言ってんだよ、領内ナンバーⅤ」

サファイア「……え?」

アリア「アメリアさん、アリス、クリスさん、シルバー、YOUの五強だよ?まあ他にもファリエナ、ルビー、エメラルド、ロリさん、カマさん、ユイさん、ヤンギレさんもいるし、領民もエルフも普通に強いし、アースも地面から攻撃できるし、ロボ達は技術力が違うし、アッシュさんはクリスさんとセットだし、メルノ領唯一の弱点らしい弱点というと、俺ぐらい?つっても戦闘力って意味でしかなくて、防御力ならメルノ領で一番強いぜ?」

サファイア「……つまり?」

アリア「お前も人外♪」

サファイア「orz」

アリア「長くなったんで、今日はここまで!アデュー♪」

サファイア「orz」

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