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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第三章・領地改革というなの魔改造計画♪
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魔法少女冒険記・その二

平和?回だよ!たぶん。

まあ、平和(笑)だね。

視点・サファイア(第二主人公♪)


今日は領主様が居ません。

ちょっと村から離れたところで大爆発が起きたりしていて、そこに領主様がいます。

山賊狩りをして来ると言っていたので、きっと山賊狩りをしているんでしょうね。

……ところで、なんで私メインなんですか?


「メタはつげ~ん♪」

「禁止で~す♪」


ルビーとエメラルド、間違えた、エルとラナの二人が何故か私の両脇に控えている。

絶対何かある、そう思わせるのに十分な配置だった。

どうしたら逃げられるかな?

……逃げられた経験がない。


「えっと、私に何か用なのかな?」

「「……なんでもないよ~」」

「噓だぁ!!」


私は安全であろう世界樹の天辺目指して走り出す。

が、唐突に目の前に黒い鎧を着た変な奴が転移してきた。

《でーでーでーでっででーでっででー》という音楽が聞こえてくる。


『私は―――』

「シャラァァァァァップ!!!」


コーホーいう声で何か言おうとしたので、速攻で変身して凍らせた。

氷塊になった黒いのを殴りつけ、バラバラに砕く。

ゴーレムだったようで、赤い氷にはなってない。


「ルビー」

「はいは~い」


ルビーが炎で全て燃やす。

これで、黒いのは存在しなかった。

私達は、誰にも会わなかった。

よし!もう大丈夫!

今日は安心して過ごせそうですね!


◇◇◇


「ひ~」

「ま~」


世界樹の下で領主様が作ったまんがを読んで暇潰ししていたけど、ルビーもエメラルドも読書だけは暇らしい。

……認めたくないですけど、やっぱ領主様といると暇することは無いんですよね。

ちなみに、読んでいる漫画は魔法少女○どか・マギ○というのである。

まだ一巻しか作られてないので、凄く続きが気になる。

黄色の魔法少女が私のお気に入りである。

それはさておき、左右から揺らされて気持ち悪いです。


「わかりました……非常に嫌な予感しかしませんが、村の方にでも行きましょう」

「「わ~い♪」」


◇◇◇


そんなこんなで、村である。


「クンカクンカ」


ルビスさんが恍惚とした表情で私の胸に顔を押し当てながら匂いを嗅いでいる。

凄く気持ち悪い。


「ルビーちゃんとエメラルドちゃんキターーーーー!!!」

「「セイヤ!」」

「ぐぶるほぁ!?」


飛び掛かって来た変態(ソルさん)を、二人がカウンターで沈める。

ウチの村、あの実を食べてからいろいろおかしくなってきてるんですよね。

悪ふざけで人が10メートルぐらい投げられたり、今みたいに躊躇無くボコしたり。

まあ、別にいいんですけど。

もとから変な人しかいませんし。

もちろん、私は普通です。


「……普通?」

「何か文句でも?」

「なんでもない。クンカクンカ」


鬱陶しいなこの人。 

領主様が村の中心に置いた謎の考えてる人の彫像の近くで騒いでいると、変なのが来た。


「ホォッホォッホォッホォッホォッ!!」

「……なんですか、アレ?」


両手が蟹のような鋏だけど、人型で頭が虫か魚みたいな感じの変なのがこっちに迫ってきていた。

そして、そんな変なのを待っていたかのように私の頭の上に転移して来る、認めたくない魔法少女のマスコットのウサちゃん。


「アレは怪人であるぞ!」

「「怪人!」」

「ほぉ……」

「うっわ、絶対領主様だわ」


ほら、村の皆も見世物感覚で仕事しながら見てるじゃん。

あの変なのこっちしか見てないし、最悪としか言えませんよ。


「あやつの名前はバルテン!分身を使って意外と速いスライド移動で襲いかかってくるぞ!気を付けるんだな!仕事が終わったので寝てくる。きゅーきゅー」


転移してどっかに消えるウサちゃん。

最後の鳴き声がムカつくようになってきている私がいる。

見た目は可愛いくせにぃ……


「ルビー、エメラルド……アイツ、コロスゾ♪」

「「ひゃい!」」


今の私は何かが切れた。

口元がニヤついて元に戻らない。

まあ、とにかく……コロス♪


「バルテンだかバル○ンだか知らないけど、今すぐシネ♪」

「「うりゃぁぁぁ!!」」

「……狂った顔も、素敵」


ある日の出来事で、氷柱・火柱・竜巻の三つがメルノ領唯一の村の中心で同時に現れたとか。

それが、ある少女のストレス発散の結果だということは、村人達の秘密である。

アリア「今日のゲストは……この方!」

邪神「ハロハロ~おっひさ~」

アリア「スキを見せたなバカがぁ!!」

邪神「フッ残像だ」

アリア「なん、だと!?」

サファイア「はいはい、争いは何も生みませんよっと」

アリア「う、うわー何をするー!?」

邪神「うへー落ちたけど、大丈夫?」

サファイア「次回には復活してるんで大丈夫です」

邪神「あ、そう?じゃあいいや。ところで、なんで呼ばれたの?」

サファイア「……さぁ?」

ファリエナ「ハリセン、です」

邪神「それは!?あらゆる防御を無効化し、不死性すら意味をなさないという、究極補正が一つギャグ補正を完璧に使いこなす為の究極兵装!!張閃(ハリセン)!!何故ここにある!?」

ファリエナ「いるデス?」

邪神「ひぃ!?それを近づけるな!嫌だぁぁぁぁぁ!!!まだ死にたくない!!」

神「とりゃ」

邪神「はぅ!?」

神「まさか、まだ信じてたとは……あ、お騒がせしました~」

サファイア「……また次回♪」

ファリエナ「バッハハーイ、です」

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