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辺境貴族とメイドさんの平和な日常  作者: ディアズ・R
第三章・領地改革というなの魔改造計画♪
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反省?そんな言葉、広辞苑に載ってないよ。

なんでこうなった?

視点・アリア(秘密基地を作ろう!)


美味しい物は最後に食べる、アリアです♪

今日は世界樹の頂上に秘密基地を作ろうと思う!

ん?前回のラストどうなったって?

イケメンがアッシュっていうスゲェ良い人で、クリスさんが神父にしようとしてたらしい。

神父服を作る為の採寸中だったとか。

いや~ビックリしたよ~

……オドサレテナイヨ?

シンジツナンカ、シラナイヨ?

さて、教会のことは忘れて世界樹だ。

現在ファリエナが世界樹に対して交渉中。

天を突きぬけるようになってから、自意識が芽生えたらしい。


「いいらしい、です」

「やった~」

「でも条件がある、です」

「ぬ?何々?」

「実をつけたいらしい、です」

「……マジか?」

「マジデス」


世界樹の実っすか……何かが強化されそうな感じだな。

だが、俺の辞書に不可能という文字は8割以上ある!

約1割が俺の可能な範囲だ。

という訳で、クラフティングである!


「作るお~」

「お~デス」


◇◇◇


「コイツは頂いてくぜぇ!!」

「それ試作品だからぁん、爆発しないように気を付けてねぇん♪」


◇◇◇


「これと、これを、INだ!!」

「私用の媚薬と利尿薬がぁぁぁぁぁ!!!」


◇◇◇


「これを買おう。御代は、王都の新たな変身ヒロインの写真で」

「「(゜ー^d)グッ」」


◇◇◇


「上手に焼けましたぁ!!」

「それ私の下着ぃぃぃぃぃ!!!」


◇◇◇


世界樹改造薬品製作開始から5日。

やっと完成したぞ!

【世界樹限定!進化させる為の成長薬!!】だ。

……名前が思いつかないんだよ!!悪いか!?


「てなわけでファリエナ、これを与えてみな」

「かしこまり、です」


親指サイズの小瓶に入った茶色い液体をファリエナに揺らさないように渡し、すぐさま離れる。

もちろん危険なんて無い。

当たり前だろ?

……材料?何の話かな?

焼いたパンツはどうした?何を言ってるのかわからないな。

あーあーき~こ~え~な~い~な~


「撒くデス」


ファリエナが液体をばら撒く、その瞬間俺はハンカチで口と鼻を覆う。

……何か変なところあるか?


「上に行ってくる、です」

「いっへらっしゃい」


ファリエナはどうなったのか確認に行った。

さて、俺は誰かが不用意に近づかないように柵でも作るか。

あ、危険は無いよ?全然無害だから。

さて、魔除けの塩でも撒いておくかな。


◇◇◇


実が出来たらしい。

ファリエナが一個持って来たので、村の皆に食べてもらった。

かなり美味しいらしい。

……俺は、その、お腹一杯で食べてない。

すっごい食いたかったんだけどね?

いや~見た目リンゴを大玉転がしの玉サイズにしたような感じだけど、中身はメロンとスイカを混ぜた様な独特の柔らかさなんだよ。

味はかなり甘いみたいで、そのままでも王族や貴族が食べたがるであろう洗練された至高の美味さなんだと。

……俺は食べないよ?

ほら、秘密基地作らないとだから。

ファリエナは同族から取れたからか、食べなかった。

アメリアさんも一口味見して「美味しいですね」と感想を言って仕事に戻って行った。


「創造主様」

「何かなファリエナ君。俺は逃げ……秘密基地作りを始めないといけないんだ」

「手伝う、です」

「ホント?悪いね。じゃあ、急ごうか」

「かしこまり、です」


というわけで、世界樹の上に避難もとい建設へ。

……よし、一応言っておこう。


「『僕は悪くない』」


その日から一週間ほど、俺とファリエナとアメリアさん以外の全住人が家から出て来なかった。

理由は……不明ということになっている。

アリア「アッシュ先輩!このセリフ言ってみてくださいよ!」

アッシュ「……何故俺が?というより、ここはどこだ?」

アリア「気にしたら負けっすよ!」

アッシュ「……わかった。んん!『俺を倒せるのは、俺だけだ』」

アリア「ふぁ!かっこいぃ!!」

アッシュ「なんなんだこれ?」

アリア「じゃあ、次はこれ!」

アッシュ「『君の瞳に乾杯』んな!?なんだこれは!!」

アリア「是非クリスさんに言ってみてください」

アッシュ「クッ!帰る!」

アリア「クリスさんの所に?」

アッシュ「……」

アリア「行っちゃった……さて、サファイア生きてる?」

サファイア「……………あれ、材料なんだ」

アリア「……聞きたいの?」

サファイア「……やっぱりいいです」

アリア「うん、それがいいよ。お互いの為に、な」

ファリエナ「良い子はマネしないでね♪」

ア&サ「「!?」」

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